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負電荷を持つスルホサリチル酸と正電荷を持つタンパク質が結合し、沈殿を生じることはわかりました。

しかし、スルホサリチル酸にはカルボキシル基以外にも、ヒドロキシル基、スルホ基など極性を持つ官能基を持っています。
これではタンパク質と結合しても水和して溶けたままのような気がするのですが、どう解釈したらよいのでしょうか?

A 回答 (2件)

横レス失礼致します。



水溶性蛋白の多くは、分子内に電荷を持つことによって、水分子と
水素結合をつくることによって水溶性を得ています。

正電荷をもつ蛋白質にスルホサリチル酸を添加すると、
蛋白質内の正電荷とスルホサリチル酸のスルホ基の負電荷とが
イオン結合し、電荷が相殺されます。
この「電荷の相殺」によって、蛋白質(+スルホサリチル酸)の水和能力は
元の蛋白質に比べて著しく落ちるため、沈殿を生じることになります。
(スルホサリチル酸に比べ、スルホ基がないサリチル酸は
 溶解度が小さいことも参考になるかと思います;つまり、スルホ基の
 電荷の相殺により、その溶解度がサリチル酸レベルにまで落ちる、と)
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タンパク質と結合を作るのはスルホ基ではないでしょうか。

それともカルボキシル基とアミド結合を形成するという意味でしょうか。

カルボキシル基やヒドロキシル基も極性の官能基ではありますが、塩基性条件以外では、水に対する溶解度を高める効果は小さいと思います。水に溶けるかどうかは、分子全体の構造が関わってきます。タンパク質という高分子に、カルボキシル基やヒドロキシル基などが1個増えたからといって、劇的な変化は起こらないのが普通だと思います。仮にスルホ基があったとしても、高分子の場合にはあまり影響はないと思います。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
なるほど。考え方のポイントがわかりました。

おそらくスルホ基がタンパク質と結合すると思うのですが、調べておきます。

もし、さらに詳しいことがわかれば、補足お願いします。ありがとうございました。

お礼日時:2006/05/14 18:45

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