プロが教える店舗&オフィスのセキュリティ対策術

ウレタン製造時に使用する主原料でポリオール(一般名)という物がありますが、この
原料の分析表に必ず水酸基価が表示されています。水酸基価からポリオールの分子量が
計算できるのですが、なぜ水酸基価から分子量が計算されるのでしょうか?又分析表に最初からなぜ平均分子量を記載しないのでしょうか?

A 回答 (3件)

 rei00 です。

MiJun さんへの補足拝見しました。

>ポリエステルポリオール、ポリエーテルポリオール等で官能基が2~3です。末端はOH基で例えば、官能基数が2であれば56110×2/OH価で分子量が計算できます。
 この場合,ポリオ-ルの原料が(つまりポリオ-ル自身の構造が重合度を別にして)わかっています。そのため,OH 基の数が求まれば,重合度がわかり,それを元に分子量が計算できるわけです。しかし,ポリマ-ですから,その中には重合度の異なる様々なサイズの分子が存在するはずです。そのため,ここで求まる分子量は平均分子量です。

>分析表に最初からなぜ平均分子量を記載しないのでしょうか?
 ご質問にお書きの様に,ここで問題としているポリオ-ルは「ウレタン製造時に使用する主原料」です。ウレタン製造時には OH 基をウレタン化しますので,平均分子量では意味がなく,OH 基がどれだけあるかが重要になります。そのため,平均分子量だけでなく,水酸基価が必ず表示されるわけです。

 いかがでしょうか。
    • good
    • 3
この回答へのお礼

たいへんよくわかりました!!今後またお世話になることがあると思いますのでその時はどうぞよろしくお願いします。

お礼日時:2001/02/24 16:31

 水酸基価(試料1gをアセチル化するとき、水酸基と結合した酢酸を中和するのに要する水酸化カリウムのmg量)は,一定量のポリオ-ル原料中にどれだけの水酸基があるかを示しているもので,分子量とは直接の関係はありません。

ポリオ-ルの構造が変われば,同じ水酸基価(同じ水酸基の数)でも分子量は異なります。

 したがって,ポリオ-ルの構造に関する情報がない状態では,分子量の計算は出来ないと思います。できるとすると,何か適当なポリオ-ルに換算した分子量の計算だけです。

 そのため,ポリオ-ルの記載には,水酸基価と平均分子量が併記されているのが普通ではないかと思います。MiJun さんの参考 URL もそうですが,私が見たペ-ジの全てに水酸基価と平均分子量が記載されています。
    • good
    • 4

「ウレタン製造時に使用する主原料でポリオール」は以下の参考URLサイトにあるようなものでしょうか?



補足お願いします。

参考URL:http://www.soken-ce.co.jp/polymer/2_2.html

この回答への補足

ポリエステルポリオール、ポリエーテルポリオール等で官能基が2~3です。
末端はOH基で例えば、官能基数が2であれば56110×2/OH価で分子量が計算できます。

補足日時:2001/02/14 19:15
    • good
    • 1
この回答へのお礼

参考になりました。どうもありがとうございました、こんごともよろしく!

お礼日時:2001/02/24 16:36

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!

このQ&Aを見た人はこんなQ&Aも見ています


このQ&Aを見た人がよく見るQ&A