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C62-3について、別の質問で現在静態保存されていると教えていただき大変ショックを覚えております。何故あのとき(営業運転時)見ておかなかったのか・・・後悔でいっぱいです。
質問ですが、何故剥製(静態保存)にされてしまったのでしょうか?
致命的故障?財政問題?
財政問題だとした場合、故障の修理に費用が?それとも走れば走るだけ赤字が嵩む???
C62-3を蘇生させることは物理的には可能なのでしょうか?
その気になれば、掃除、油さし程度で石炭をあげれば走れる状態なのですか?
蘇生に要する費用は?(修理費用)
蘇生運動は起きていないのですか?
運動があるとして募金活動などは行われていないのですか?
ファンクラブなんかはありますか?
とにかくC62-3が大地を駆け巡る勇姿をなんとしても見たいものです。。。。
上記質問に関わらず、剥製化について、蘇生について何かご存知であれば教えてください。よろしくお願いいたします。

A 回答 (2件)

 端的に言えば、経済的問題です。

要はコストに見合う運賃収入が得られなかったわけです。大雑把に言えば
・収入=スポンサーからの出資+寄付金+運賃・特別料金+関連グッズ売上
 特に、ニセコ号だけですが、運賃収入は一日当り(電卓をたたくと)ざっと150から160万円くらいでしょうか?
 個人的にはニセコ号の波及効果で函館本線の乗客がはっきり増えたとは思えませんが…
・支出=初期投資(=復元費用+関連設備整備費用+教育研修費用=数億円?)
    +維持費用(検修費用+乗務員・整備関連要員・警備要員人件費
    +整備費用)
   =?????
 鉄道車両は新車の場合、会計上の減価償却年数は13年ですから、端から数年で運行を中止して元が取れるわけがありません。
 また、SLに牽引される客車の維持費用も考慮せねばなりません。
 C62の場合、魅力でもあり欠点なのは「その大きさ」です。運行可能線区も限られますし、燃料も余計に食います。当然、維持費用も嵩みます。
 
 もっと厳密な見方があるとは思いますが、どう考えても一事業として、割が合うとは思えません。JRも民間会社ですから儲からないことを続けるわけにはいきません。ニセコ号も最後の方はスポンサー(その内1社はゲームメーカーのハドソンでした)もつかず、民間からの寄付金を必死に募っていましたが、赤字を穴埋めできませんでした。例えスポンサーが付いていたとしてもそれはやはり赤字の穴埋め役でしかないのでしょう。
 
 観点を少し変えて、SLがなぜ消えていったかを考えると、運行維持の難しさが分かると思います。エネルギー効率の低さや、常に2人常務であること、人間の感覚に頼る操縦術(それが見る方からは魅力だとは言いますが)、保守コストの高さやはたまた沿線公害等…。経営側から見ればやはり非効率的存在として真っ先に置換え対象としたいものです。
 また、あくまで個人的意見ですが、我々鉄道を趣味としている人種の行動にも問題はあるでしょう。列車に乗らず、車で追いまわすとか、山林農地を荒らす、ゴミを捨てるとか、一部の人達だけでしょうが、地元住民から見れば歓迎されざる行動を取ってしまっているというのも事実です。

 さて、本来のご質問に関しては
(1)C62の復活の可能性…物理的には可能でしょう。特に心臓部であるボイラーは復元時の新しいものですし、保存状態も良さそうですから。
 でも、経済的には可能性は低いのではないでしょうか。既にJR北海道はC11を2台復活させていますし、コストや運用上の制約から見ると、一企業の力を越えていると思います。
 大井川鉄道も、最近の雑誌記事の中で「本音を言えばSL運行をやりたくてやっているわけではない」とのコメントがありました。客寄せ手段として、止むに止まれず運行しているわけです。
 最近、同鉄道が復活整備を明らかにしたC11も、本来の目的は既存機の代替です。つまり、保有機を修理するよりも復元の方がまだ安上がりと判断したのだそうです。それだけSLの運行は大変なのです。
(2)復活運動…私の記憶の範囲内では認識していませんが、当時の運行推進の中心であった団体(名前が定かではないのですが、北海道鉄道文化協議会という感じだったかもしれません)が何か活動をしているかもしれません。

 以上長々と書きましたが、殆どは個人的意見と頼りない知識と記憶を基にしたことを踏まえてお読みいただけると幸いです。ご質問から反れてしまいましたのでこの辺で終わりにしますが、SL運行を単なる郷愁やブームでなく、文化遺産としてどう考えるべきかという観点をお持ちになることを望みます。
 因みに私もC62は大好きで、憧れの存在です。
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前回の質問に続いて登場(^。

^)
静態保存になったのは、No1の方の回答通りです。確かに残念な事ではありますが、車両が残っている事だけでも幸せなことだと思いませんか?廃車解体される車両が多い中、動かそうと思えば動かせる状態であるわけですし。
参考URLは、C62-3についての掲示板です。やはり、人気なんですね。色んな経緯が判ると思いますので、そこに載っているページから各ページにいってみてください。

参考URL:http://gr-group.pobox.ne.jp/C62/bbs/C62/200010.h …

この回答への補足

御両名の方。回答いただきありがとうございました。お礼が遅れたこと、この場を借りてお詫びします・・・・でもやっぱりC62の勇姿をみたーーい!^^
いつの日か釜に火が入り雪原を走って欲しいですね

補足日時:2002/03/19 17:20
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