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1940年代、艦隊が対空攻撃に対し、旗艦中心の輪形防御陣をしくのは有効ですか?

A 回答 (5件)

航空機による対艦攻撃には雷撃、急降下爆撃、水平爆撃、反跳爆撃がとられます。



雷撃は魚雷による攻撃ですから水面スレスレの低空から魚雷を投下します。 距離は普通2000~4000mを選択するのが通常です。
この為目標艦の外周のこの距離に護衛艦が位置していると迎撃に便利である他さらに遠方で魚雷を投下する事になり目標艦がコース変更など魚雷を避ける余裕を稼げる事ができます。

急降下爆撃は目標艦のほぼ真上にきてから急降下を開始しますからその接近中に対空砲火を浴びせるには輪形陣が適しています。

水平爆撃は高速で移動する目標に対し最も命中させにくい方法なので通常使用されないのですが大編隊で、対空砲火も弱い場合は使用される位です。
護衛艦が十分に存在する場合は、爆撃進路に入ると進路変更が出来ないので対空砲火による被害が甚大になります。

反跳爆撃は魚雷の代わりに特殊な爆弾を使用し低空で接近する必要がある為、十分な護衛艦のある目標には使用されません。

輪形陣での護衛艦はこのように航空機による攻撃の開始点に位置し、遠距離攻撃をさせる事で目標艦を守り、緊急の場合は自ら魚雷を受けて目標艦を護衛する事が可能な距離に位置するわけです。
輪形配置はどの方向からの攻撃にも対抗出来るためです。
従って十分な護衛艦の数が必要です。
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輪型陣で守りたいのは旗艦というより空母です。

真珠湾以来、最も重要な艦は空母で、双方遮二無二狙ってきます。よって損耗も最も激しく、開戦時に稼動していた日米双方の空母は、戦争が終わるまでにほとんど沈んでます。また輪型陣は、帝国海軍のみならず、アメリカを始めどこだって採用しています。レーダーが採用されていなくても(目視警戒)輪型を作りピケット艦が敵を発見するのは同じです。もちろん対空砲火の集中といった意味もあります。
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1940年代というとレーダーが出始めた頃ですが、このころの艦船の位置取りは、兵器の中で最も頑丈で強力というものでした。

その艦船運用の最大のネックは航空戦力の機動力への対抗だったわけですが、当時の海軍戦術の一つとして、とにかく旗艦を沈めた方が勝ちという考えが主流でしたので、当然、戦闘でも旗艦を狙っていくのが上策でした。
話を戻しますが、ですから艦隊側は旗艦を守るために旗艦中心の同心円状防御陣をしき、かつ画期的な対空兵器が存在しない以上(この時代、百発百中の対空ミサイルなんて存在しませんから)対空砲の数をそろえるためにもそういった隊形をとるのは有効ではないでしょうか。
ただ、本当にそういう戦術が一般的だったかどうかは…。限りなく帝国海軍式な戦術のような気がしますね。(笑)
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
輪形対空防御最強、ということですね。

お礼日時:2006/07/21 02:16

レーダーの見通し距離には限りがあります。

特に低空進入されたら、水平線に阻まれて見えません(これは今も昔も同じです)。よって外周部にピケット艦を配置し、いち早く敵の侵入を察知する必要があります。さらに飛行機は自由に進入方向を決められます。よって対空砲火の穴を作らないためにも、輪型は有効です。
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この回答へのお礼

回答を見ているうちに、輪形防御陣がなんとなくかっこいいので、日常生活でそういう布陣をしいてみたくなりました。

お礼日時:2006/07/21 02:23

対空砲火の集中化という点では有効だと思います


他により有効な陣形が無かったというのも
あるでしょうね
雷撃機に対しては(水平飛行してくるので)
かなり有効でしょうね
急降下爆撃機に対しては、それほど
意義はなかったかもしれません
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。

質問文が一部おかしいですね。
>艦隊が対空攻撃に対し → 艦隊が空からの攻撃に対し
とするべきですね。

お礼日時:2006/07/21 02:20

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