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こんにちは。
井上靖著「しろばんば」が、昭和37年に映画化されたことを知り、そのビデオテープ、または、DVDがないか検索したのですが、全くヒットしませんでした。どうすれば見ることが出来るでしょうか。
ちなみに、
 監督-滝沢英輔 
 制作-1962年 
 配給-日活
です。
よろしくおねがいします。

A 回答 (1件)

 こんにちは。

私はここで以前映画を中心とした分野で回答を続けていた者です。

 とにかく調べてみたのですが、仰せのとおり過去に映像ソフトが出されたことが無いようです。「2ちゃんねる」は好きではありませんが、ここの投稿240番にも書いてあり、
http://that4.2ch.net/test/read.cgi/rmovie/111263 …
誰もそれを誤りだと指摘していないので、これで確定的だと思います。

 その上で、ではどこで上映される可能性があるかと言うと、
・東京のフィルムセンター
http://www.momat.go.jp/fc.html
・広島映像文化ライブラリー
http://www.cf.city.hiroshima.jp/eizou/
この辺りしかないだろうと思います。京都にも同種の文化施設、京都文化博物館があります。
http://www.bunpaku.or.jp/exhi_film.html
ですが、ここは私はほとんど知りませんし、ライブラリーの規模も広島より小さいというような話を聞いたこともあります。

 さて、私もフィルムセンターのサイトを見るのは久々ですが、現在では所蔵日本劇映画の検索が出来るようになっています(以前はこれが無かったので、旧ハンドル=ichien時代の回答の中には「自分で問い合わせてください」というものも稀にありました)。結果としては無しなのですが、所蔵無し=上映実績絶無ではありませんから、ご自身で問い合わせる方が良いでしょう。広島の方は内容すら判りませんので、こちらも照会してください。
 結果としてプリント(上映用フィルム)が所蔵されていれば上映の可能性はかなり高くなります。この作品なら子ども向け上映会の定番として他の作品よりも上映頻度が高くなるのではないでしょうか(ただし、先の「2」の投稿には気になる記述も有り、それが原因で上映されない可能性も考えられます)。
 もう少し話を進めると、これらのライブラリーにプリントが無い場合には、おそらく制作会社にもプリントは無いだろうから、ほぼ絶望となります。プリントは、原版であるネガとは異なり、消耗品です。税制や、保管場所の問題があり、相応の売り上げが期待できないものや、それなりの価値を認められないものはどんどん廃棄されます。映画館で上映された記録もウェブには見当たりませんから、多分本作はこの最悪の状況にあるのでしょう(そういう映画は決して少なくありません)。

 最後にもし希望が在るとすれば・・・。フィルムセンターのような有力な機関が特集上映の企画のためにこの作品がどうしても必要なので、新しくプリントを焼いて欲しいと日活に希望(と相応の予算)を出して、それが実現した場合だけでしょう。

 そう言えば日活はゲーム会社のナムコが買収して、昨年再度売却され経営母体が変わっています。この辺のごたごたもあって、会社として上記のような要望にどの程度応じてもらえるのか、状況はあまり良いとは感じられません。
 ただしその経営母体にスカイパーフェクト・コミュニケーションズが噛んできています(年譜の最後の項目)。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%97%A5%E6%B4%BB
とすると、複数の契約者が何度もリクエストを出すと、関連会社である日活の本作が放映される可能性は無くはないかもしれません。

 大体以上のようなところでご理解いただけると良いのですが。尚、この回答に対して異論のある方は、是非回答に加わって欲しいと思います。
 では、ご機嫌よう。
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この回答へのお礼

 pote-nyanさん、とても詳しく、回答していただきまして、ありがとうございます。
 井上靖先生の自伝的小説「しろばんば」の映画が見られるのかと期待に胸躍りましたが、とても残念です。
 もし、映画の中に『小学校高学年の美少年達が全裸で行進させられるシーン』が出てくるとすれば、今から40年以上前の制作された当時では、ほほえましいシーンであったとしても、今の社会では、セクハラ だとか、なんだかんだと問題になるかも知れませんね。
 小中学生にもお薦めの小説なので、本当に残念です。
 本当にありがとうございました。

お礼日時:2006/07/31 10:06

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