
No.2ベストアンサー
- 回答日時:
こんばんは。
如来は、梵語Buddhaの音訳で、
真理を体得した者、つまり仏のことです。
代表的なものは、釈迦如来、大日如来、阿弥陀如来等。
それぞれが仏国土(浄土)を持っています。
如来は出家の姿であるので、
法衣を身につけているだけで何の装身具もありません。
菩薩は道を求め修行する者で、釈迦の出家前の姿で温顔、
上半身裸で多くの装身具を身につけています。
代表的なものは、観世音菩薩、文殊菩薩等。
ただ(宗派によって多少異なるかもしれませんが)、
例外的なのが地蔵菩薩です。
地蔵菩薩は地獄に落ちた人でさえも救いたいと欲し、
地獄をも住みかとしているそうです。
という訳で、他の菩薩と違い装身具はつけていません。
今度お寺に行かれたら注意してご覧になってみて下さい。
No.3
- 回答日時:
如来・菩薩・明王・天人、護法神など仏教で礼拝対象とされる尊格は広い意味で「仏」ですが、厳密に分けると、
如来…梵語(サンスクリット語)「tathagata」の漢訳で“真如(真理)より来るもの”の意味。“目覚めたるもの”を意味する「Buddha(仏陀)」と同じ存在。
ですから如来と仏陀は表記の違いであって、同じであり、狭義での仏は如来(仏陀)のみです。
(ですから表記の違いであって、「阿弥陀如来」も「阿弥陀仏」も同じ意味です)
歴史上の釈尊のように、修行をして真理に目覚められた(悟りを開いた)尊格もあれば、大日如来のように、その真理そのものを仏をして表現する尊格。あるいは釈迦如来・阿弥陀如来や薬師如来のように、その真理がより具体的な働きとして表現された尊格と、「如来」にもさまざまあります。
菩薩…梵語「bodhisattva」を漢字音写して「菩提薩埵(ぼだいさった)」。これを略して「菩薩」といいます。
もともとは仏を目指すの修行者の意味で、自らの悟りのみではなく、他者の救済を行う大乗仏教の修行者を意味します。
しかしそこから意味が転じて、如来の持つ具体的な働きを体現化・具現化した存在。あるいは如来がより具体的な衆生救済の働きを表現した姿などと、菩薩にもその意味が重層的に含まれています。
(例えば阿弥陀如来の慈悲の働きが、具体的に表現されると観音菩薩として現れるなど、それは経典や宗派の違いによりとらえ方が異なります)
ですので、単純に如来と菩薩に上下の関係が存在しているというわけではないことを、ご承知置きください。
また竜樹菩薩(インドの僧侶)など、歴史上の高徳の僧侶や修行者に対して、「菩薩」という尊称を冠することがあります。
日本では、天皇より高僧に授けられる称号のひとつでもありました。行基大菩薩、日蓮大菩薩、また役小角行者に神変大菩薩、叡尊に興正菩薩と菩薩号を授けました。
さらには日本の神に対しても「菩薩」と授ける例もあります。八幡大菩薩や常陸国(茨城県)の大洗磯崎、酒列磯崎に薬師菩薩明神などがあります。
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