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昨日から会計の勉強を始めた素人です。
ある会計の入門書を読みながら自分が知ってる会社の貸借対照表を見ていたのですが、貸倒引当金のにだけ△がついていました。これに疑問を持ちいろいろ調べた結果、貸倒引当金は回収が見込めないと予見されている場合なので資産価値が無いといっていいからだという風に理解するに至りました。しかし、そこでまた疑問が出てきたのですが、例えば、破産更正債権等の記載があればマイナス表示するのも納得なのですが、それに類する表記が無い場合はどのように理解すればいいのでしょうか。引当金に当てていたものが裏金になってしまうのではとか色々考えてしまいます。書いてて自分でも理解しづらいのですが、良き回答お願いします。

A 回答 (5件)

引当金には2種類あります。


・評価性引当金(貸倒引当金)
・負債性引当金(退職給付引当金など)
※負債性引当金はされに2種類に分類できます。
貸倒引当金は評価性引当金と言われていまして
つまり売掛金に対して設定された貸倒引当金は
その売掛金を評価し、売掛金残高が実際回収可能額
を表しています。例えば

売 掛 金 100,000円
貸倒引当金   5,000円  95,000円

となっていれば、売掛金残高は10万円あるものの
その後実際回収する段階になって、5千円ほどは
回収できない見込みであるという意味になります。
あくまで予想なので、実際には誤差がでてきます。
なので、その後10万円本当に回収される場合も
あるでしょうし、9万円しか回収できなくて
1万円は回収不能となる可能性ももちろんあるわけで
す。
ですので、貸倒引当金はあくまで売掛金残高が
予想としてどの程度回収できるのかを評価している
にすぎません。

これが売掛金であれば、売掛金残高に対してそれほど
貸倒引当金は設定されないでしょうが、
破産厚生債権等であれば、かなりの金額を設定する
はずです。
売掛金は場合によってはまったく設定しない場合も
ありうるでしょうから、売掛金残高に対して
貸倒引当金という科目が表示されない可能性も
否定することはできません。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
具体例を挙げていただいて、非常にわかりやすかったです。potipotipotiさんぐらい教えられるよう、これからもがんばっていきます。
ありがとうございました。

お礼日時:2006/08/11 19:14

皆様のご指摘の通りです。


付け加えておきたいことがあります。
売掛金の記載額は、
正味実現可能価格で表示しなければならないと言うことです。過去の経験から、掛け売上げの数パーセントは引っかかると合理的に判断できる場合や、同様に過去の経験から、売掛金の数パーセントが、回収が見込めないと判断できる場合、そもそも売掛金としての資産性に問題があるわけですから、実現可能額で表示しなさいというのが、欧米流の会計理論です。貸借対照表を見ている投資家や債権者が、財務諸表を見て、ちゃんと投資判断や融資判断出来るように、売掛金に対しては、実現可能な分だけを表示するという考え方は、日本でも同じだと思います。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
会計に、日本流だとか欧米流というのがあるとは知りませんでした。どちらも理解できるようなりたいと思います。そのためにも、まずは日本流を極めていきたいと思います。
ありがとうございました。

お礼日時:2006/08/11 19:17

会計の勉強おつかれさまです。


引当金ですね、会計理論でもよく取り上げられる部分ですね。

まず、引当金は「適正な期間損益計算」を行うために計上されます。
その計上要件は以下の4つです。
1.将来の特定の費用又は損失であること。
2.発生が当期以前の事象に起因していること。
3.発生の可能性が高いこと。
4.金額を合理的に見積もることができること。

簡単にいうと、当期に原因がある将来発生する可能性のある費用は当期の財務諸表に反映させましょうという考え方なのです。これは「保守主義」という企業会計の理念からきています。つまり、企業は、倒産しないで永遠に存続するという継続企業(ゴーイングコンサーン)を前提としているので将来企業の財政に不利な影響を及ぼすケースが考えられる場合は健全な会計処理をしましょうという考えで、早め早めに費用を計上しましょうってことなんです。

つぎに引当金には大きく2種類あります。
1.評価性引当金(貸倒引当金)
2.負債性引当金
 また、2の負債性引当金は更に2種類あります。
 (1)債務性引当金(賞与引当金、退職給付引当金、製品保証引当金等)
 (2)非債務性引当金(修繕引当金、特別修繕引当金、債務保証損失引当金等)

以上が引当金の前提となる考えです。

>貸倒引当金は回収が見込めないと予見されている場合なので資産価値が無いといっていいからだという風に理解するに至りました。

ほぼ正解ですね。
貸倒引当金は評価性引当金に該当して、ほかの引当金とは、少し性格が違うんですね。将来の債権の目減りに備えて計上されるものなのです。企業会計は、財務諸表によって、利害関係者に対し必要な会計事実を明瞭に表示し、企業の状況に関する判断を誤らせないようにしなければならないという考え方もあって、貸倒引当金は負債の部に計上するより、資産のマイナス項目として計上するほうが利害関係者は理解しやすいですよね、そんな配慮もあるんですよ。

>例えば、破産更正債権等の記載があればマイナス表示するのも納得なのですが、

おなじような考え方で破産更正債権等は「債権償却特別勘定」というものを引当金のような形で設定します。
http://www.law.gr.jp/lawfaq/mainpage/LAW/commlaw …
http://www.jusnet.co.jp/business/kessan27.html

参考URL:http://www.pc-view.net/Business/040318/page30.html
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
しかし、なんと会計というものは複雑怪奇なものかと思います。似たようなもんでも、意味合いが違ったり、性格が違ったり・・・。まるで、生き物ですね、会計って言うのは。
今後、せめて決算書を読むのに困らない程度までは一生懸命学びたいと思います。

お礼日時:2006/08/11 19:12

貸倒引当金は控除性引当金で貸方残高の科目です。

一般的な意味でのリスクに備えるための科目ですので、借方にマイナス表示するものです。ですから回収が見込めないのでなく未回収になるリスクの数学的確率を業種ごとの平均料率で計算して出すものです。それに対して破産更正債権とか不渡手形は破綻が確定しているものなので通常の売掛債権とは分離して表示します。清算の処理の中で一部でも回収できる可能性もありますし、何らかの思惑で破綻会社の債務を肩代わりしてくれる者が現れることもあります。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございました。
今回質問させていただいて、この科目の意味は何とかっていう風に覚えることよりもまず、会計のいろはみたいなものをしっかり理解せねばという思いに駆られました。勉強になりました、ありがとうございました。

お礼日時:2006/08/11 19:08

売掛金等の科目の回収できないと予想される金額に付いて経費として計上し、資産計上科目から減ずる形で表記します。

決算期末に計上した引当金は翌年利益として計上し、よく機敏の売掛金等の科目の回収不能見込み額を計上する事になります。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございます。
何分、会計用語の「か」の字も知らない有様で。
今後、鋭意努力していく次第です。

お礼日時:2006/08/11 16:09

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