
No.3ベストアンサー
- 回答日時:
こんばんは。
渋沢栄一は日本を代表する実業家です。
生まれは江戸時代の末期、天保年間です。
大農家の長男として生まれた栄一は、少年時代から藍葉を仕入れる際に現実的な商業才覚を見せたと言われています。尊皇攘夷の思想を持っており、倒幕への計画を企てます。しかし、これは親族の説得により中止し、京都に向かい当時の一橋慶喜に仕える事となります。慶喜が将軍になるに伴い、幕臣となり、慶喜の弟と共に、パリで行われた万国博覧会をメインにヨーロッパ各国へ周ります。(もともと幼少期から読書を趣味とし、外史の書物を好んで読んでいたそうなので、この時に、更に外国に対する栄一の好奇心は増したと考えられます)
ヨーロッパから帰り、大政奉還に伴いヨーロッパで勉強した株式会社制度を日本でも実践しようと試みますが、大蔵省へと入省。国立銀行条例などの成立に寄与します。第一国立銀行の総監に就任した栄一は、多くの国立銀行設立に尽力。その他、様々な企業の設立にも力を尽くしました。(その数は何百にものぼると言われています)
簡単ですが渋沢栄一の功績です。
余談ですが、日本の紙幣の肖像候補に幾度もなっています。
渋沢栄一は著作は何冊も残していますが、古書店に行かない限り、今現在読めるのは少ないかもしれません。伝記では幸田露伴の『渋沢栄一伝』が面白いと思いましたが、現在では廃刊かもしれません。中公新書から出ている木村昌人氏の『渋沢栄一』は書店でも求められると思いますので、如何でしょうか?
長くなりまして申し訳ありません。
ご参考になりましたら幸いです。
この回答へのお礼
お礼日時:2006/09/04 19:51
ご丁寧に教えていただきましてありがとうございます!尊皇攘夷の倒幕思想の方が慶喜に仕えたというのがおもしろいですねー。実は私証券会社勤務で株のことしか知らない人間なのですが、渋沢栄一がさまざまな会社の設立にかかわっていることは業務上なんとなくわかっていましたが、まさか何百社とは驚きでした。大変勉強になりました。ありがとうございます。
No.2
- 回答日時:
渋沢栄一を歩く 公益を実践した実業界の巨人
田沢拓也/著 小学館 2006年9月 (出たばかりです)
また、こちらの書誌データベースで検索してみてはどうでしょう
http://www.shibusawa.or.jp/eiichi/mokuji.html
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