プロが教えるわが家の防犯対策術!

今週のNatureのニュース(?)で、

 Evolutionary biology: Human brain gene wins genome race

The differences in brain size and function that separate humans from other mammals must be reflected in our genomes. It seems that the non-coding 'dark matter' of genomes harbours most of these vital changes

というのがあったのですが、ここで「 the non-coding 'dark matter' 」というのはイントロンのことなんでしょうか?

non-coding なので・・・

よろしくお願いします。

A 回答 (1件)

近頃、non-coding RNAとかmicro RNA(miRNA)というものが注目されています。

これは生体内で見つかるタンパク質をコードしていないRNAで、もちろん、ゲノム上の配列から転写されてできます。かつては生理的意味のないゴミのようなものだと考えられていました。

これらの中に、アンチセンス鎖として、あるいはRNAiの作用をするものとして、転写調節や翻訳調節の働きをしているものが見つかってきました。全てがそうであるかどうかはまだわかりませんが、non-coding RNAがかなり重要な、生命に必須の機能を担っているものもあると言うのが現在の一般認識です。

non-coding RNAはほかの遺伝子のイントロンにある場合もありますが、必ずしもそうであるとは限りません。独立した「遺伝子」として存在しているものもあります。

dark matterは天文学や物理学で使われる用語、暗黒物質のことで、質量はあるけれど光を出さないので見えない物質です。それを、モノはあるけれどタンパク質をコードしていない、機能があるのは確からしいけれど実際何をしているかよくわからないnon-coding RNAとひっかけたのだと思います
    • good
    • 0
この回答へのお礼

なるほど。ややこしいですね。

お礼日時:2006/10/07 22:29

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!