No.4ベストアンサー
- 回答日時:
「絶対音感」は、脳の構造構成の成立と関係があるようで、一定年齢までに身に付かなかった場合、成人して後、身に付けることはできないと現在されています。(その限界年齢が六歳頃なのでしょう)。
しかし、実際のプラクタイスとして、絶対音感を持つ人と同じように、音の振動数を客観的に把握できるようにする訓練は成人してからも可能で、うまく行けば、子ども時代に絶対音感を身に付けた人と遜色なく、音を判別できるようになります。
これは、相対音感の識別訓練と、後、一つか、できればそれ以上の、「参照音」を記憶に十分に刻印します。「参照音」は、厳密に振動数の決まっている、或る特定の音で、この音を聞くと、はっきりとその音だと識別できなければなりません。これは記憶の訓練の問題で、特に訓練しなくとも、何か印象的なできごとと特定の音が一緒になって、記憶に刻印される場合もあります。
基準「参照音」を着実に記憶でき、その音を他のよく似た音と区別できるようになった時、この参照音を元に、「相対音感」で、他の音も導いて行きます。或る音を聞いて、それが、どういう振動数の音かは、「参照音」から考えて、何度上の音だとかいうことで、識別可能になります。音のオクターブ・システムは、厳密な振動数の比の関係になっているので、或る音から始めると、相対音感を十分に訓練すると、主発点の音から、1オクターブ高い音とか、色々な音が、客観的に導かれてきます。
「参照音」として、例えば、ピアノの鍵盤の基本のドの音を記憶すると、そこから、ピアノの鍵盤の音が全部識別あるいは、頭のなかで構成できるようになります。このように、基準参照音を記憶し、相対音感を訓練することで、絶対音感の持ち主と較べて遜色ない、音の聞き取りや、音の正確な発声が可能になるとされますし、そういう人はかなりいるようです。
外から見ていると、絶対音感のある人と、「参照音+相対音感」の人は音の聞き分けなどで区別が付きません。
なお、絶対音感は、何かの事情で崩れて来ることがあり、また、絶対音感を持つが故の「悩み」や「苦しみ」があるようです。普通の人は、別に問題なく聞いて楽しめる音楽や歌が、音程がずれていると感じ、ノイズのようにも聞こえ、我慢できないという問題があるようです。
参照音を記憶するんですね・・・私は相対音感はあるので、試しにやってみます。でもなんでか参照音を覚えるのも難しそうですが、一日に何度も覚えるようにすれば出来るでしょうか?
No.5
- 回答日時:
自分の場合で述べます。
もともと音楽は好きだったのですが、小学校2年生のときの担任の先生が、お遊びで、「音当てクイズ」をしてくれました。
どういうわけか、高得点だった私はそれ以来得意になって、いろんな歌の「ドレミ」を、ハーモニカで当てて遊ぶようになりました。(私の家に、鍵盤楽器などという高価なものはありませんでした)。
そう、このとき自分で自然に鍛えていたのは「相対音感」のほうでした。
が、ハーモニカで「ドレミ」をとらえていても、テレビで歌う歌手と合わせて吹くと、どうもおかしい。キーが違っているからですね(笑)。そんなこんなの中で、私が「絶対音感」という言葉を知ったのは、小学校も高学年になってからでした。
楽器も何もないところで、「aの音を出してください」といわれ、そのとおりの高さで声を出せる。それができる人が、一種絶対音感の持ち主とも言えるでしょう。私の場合、記憶をたどるようにして絶対音を探っていきました。
現在、私には、ほんのわずかながら、絶対音感があります。
が、よく言われる、「3歳ぐらいから始めないと、絶対音感はつかない」と言われるものは、例えば、6つぐらいの高さを同時に鳴らして演奏しつづけても(もちろんずっと不協和音のままだったとしても)、全部の音を言い当てられる能力。ここまでくると、確かに大きくなってから鍛えようとしたって、無理というものです。
そこまでを望むのでなければ、大人になってからでも、ある程度の絶対音を能力として携えることはできると思います。例えば、音楽にまるで興味のない子供でも、学級の半分ぐらいの子は、学校のチャイムの音を、正確な「高さの音」として記憶しております。これに、「今の音が、ファーラーソードー、の高さだよ。」と教えてやると、その気の子は、チャイムの音の記憶を頼りに、「ファ、ラ、ソ、ド」という(正しくはf,a,g,cの音)という4つの音に対する「絶対音感」を持つことになります。
絶対音感といっても、レベルの高低がありますので。参考になりましたでしょうか。
特に訓練をしていなくても「音当てクイズ」で高得点だった・・・ということは、SONGBOOKさんは、もともと素質があったのかもしれませんね。もし小さいころから訓練していたら、高度な絶対音感の持ち主になっていたのでは・・・
No.3
- 回答日時:
絶対音感に関しては何度か書いていますが絶対音感とは1つの能力を指す言葉ではありません。
A=44XHzの平均律のピアノの音を聞き分けることができることを絶対音感と呼ぶこともあるようですが
身につけていても不便というか不快なことが多くなるだけかも知れません。
実際、上記のような能力だけもっている人で純正律を聞くと気持ち悪く聞こえるというとても不幸な人も
いるようですし。
ピアノも現在は平均律が一番多いですが平均律はどんな調の音楽にも無難に使えますが絶対にきれいな和音というか本来の和音がでないものです。
日本の教育だと平均律の12音を幼いうちに丸暗記させることによって得られるものを絶対音感と呼んでいることが多いような気がします。
大人になってからこれを覚えるトレーニングをする方法もあるようですが私は
別になくてもこまらないし得られたらデメリットの方が多いような気がします。
絶対音感に関してはちょっと前にブームになりましたから本屋にいくと易しい解説書などが出ていると思いますよ。
中にはオカルティックなものもありますので気をつけてください。
No.2
- 回答日時:
はじめまして。
私はある程度の相対音感を持っています。まず最初に、絶対音感と相対音感の違いについてですが、
言葉は同じようですが、まったく違う音感になってきます。
相対音感はある音を基準にしてどこから音を判断する能力。
絶対音感は聞いた瞬間に絶対的に音を判断できる能力です。
よく「私には絶対音感がある」と言っている方でも
実は相対音感が優れている方であったりと、なかなか絶対
音感の在る方には会ったことはありません。
鍛錬は生まれてから4歳までに音楽をなじませる。
#1さんのおっしゃるように「音階を歌わせる」という訓練でもいいでしょう。
訓練次第では繊細なピッチのずれ等も正確に識別できるようになります。
また絶対音感が身についた方は全ての音を音階に置き換えて識別されます。
意識して識別しているのではなく、当たり前のように聞き取ります。
ですから、雑音や騒音が飛び交う場所などでは不協和音を
大量に浴びるせいか、具合が悪くなると言っていました。
うちの兄はそれで多少可哀相な部分もあります。
また、まわりの傾向でみると、わりとスパルタな教育方法の法が絶対音感の習得率が高いようです。
相対音感であれば、誰でも習得できるので問題ないでしょう。
参考になれれば幸いです。
やはり絶対音感はかなりの練習が必要みたいですね。私も自分は相対音感はあると思いますが、絶対音感はないです。「ド」を歌いながらピアノの「ド」を弾くと、だいたいいつも一音くらいずれています。
No.1
- 回答日時:
絶対音感は生まれつき持っているとしたら、音楽家の家庭の子しか音楽家になれないということになりますよ。
(笑)凡人の子にもつけることができますよ。
3歳後半から5歳くらいにかけてじっくり訓練すれば、誰でも身につけることができます。
6歳は定着期です。だからこのときからの訓練ではみにつけるのが難しいと思います。
6歳以降から訓練を始めるとしたら、相対音感の訓練です。
私の娘は絶対音感を身につけました。
私が毎日訓練しました。
和音のあてっこを毎日しました。
ドミソ・ドファラ・シファソを基本として、
ハ長調・ヘ長調・ト長調・・・と調をまず増やします。
様子を見ながら、それぞれの和音の転回形も加えていきます。
シャープがついたら、「シャープ」と言わせます。
毎日10分くらい2年間やりました。
最初は全然わかりません。幼児ですから、いやがることもあります。
遊びだと思ってのんびりやりました。
ドミソと言うときは、ただ単に「ドミソ」と言わせるのではなく、
「ドミソ♪」と歌わせました。
最初は音をのばしたかたちで弾いてやります。ジャーンって感じ。
わかるようになってきたら、ジャン!であてさせる。
完璧になってきたら、ジャ!と瞬間の音でわかるようになってきます。
最後のしあげは、ピアノの鍵盤の飛んだ音(単音)でもわかるかチェックしました。わかるんですねー。
もともとセンスのいい子はこんなことしなくても備わるんでしょうけど、
私の娘は、絶対に持っていてほしかったから、訓練しました。
相対音感は、何歳になっても訓練次第で身につくと思いますよ。
やったこと、ありませんけど。
うちの子も、ヤマハのレッスンで音当ての訓練はしましたが、PMMAOHNさんのお子さんのように毎日はしていなかったため、なかなか覚えませんでした。これじゃまずいと思い、家でも練習したところ、ジュニア科になって急に音が分かるようになりました。(同じ教室に、絶対音感のもちぬしらしい子が一人いて、その子ははじめから音がすぐわかりました)
いちど覚えてからでも、やはりときどき音当ての訓練をしていかないと、絶対音感や相対音感は維持できないものでしょうか?
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