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絶対音感を持たないピアニストを御存知の方いらっしゃいますか?
私は桐朋学園大学を経てパリでとある巨匠にピアノを学び、ピアノで生計を立てつつあるピアニストの卵です。 
 最近深刻に悩んでいることがあります。実は私には絶対音感がありません。今まではそれでもどうにかやってきたのですが、ある日自分の録音を聴きながらふと思ったのです。ピアノを弾くうえで同時に複数の音を能動的に把握するということはピアニストになる為の必要絶対条件です。それが出来て初めてこの音はこうしようああしようと出来るわけで。全くもって当たり前のことですが、自分はどうも全ての声部を同等に注意深く聴けていないようなのです。
最近読んだ江口寿子著「相対音感」には「絶対音感を持たない人には和音聴音は不可能である。絶対音感を持たない場合、同時に鳴る四声を聴くのではなく、各声部を一声ずつ四回にわけて聞き取ることになる。つまりこれは和音聴音ではなく旋律聴音×4に過ぎない」というようなことが書いてありました。確かに自分も学生時代はそうやってとっていたような記憶があります。
しかしそうすると絶対音感のない人は同時に複数の音を聞き取れないということになりはしないでしょうか。もしかしたら同時に鳴る複数の音の「音名」がわかることと音を「把握」することは異なるのかもしれません。ですが、実際のところ、僕の知る限り絶対音感を持たないピアニストなどお目にかかったことがありません。(確かに知り合いの学生には絶対音感を持たない人が沢山いますが)
どなたか絶対音感を持たないピアニスト、或いは音大の教授等、ご存じの方いらっしゃいますか??

(シューマンやチャイコフスキーは絶対音感がなかったそうですが、作曲家の場合、時間をかけて何度も聞きながら創作できるので別です。また朝比奈隆氏やフルトヴェングラー、バーンスタインが持っていなかったというのも根拠のない噂程度の話です。)

A 回答 (4件)

私はピアノは弾けませんし、絶対音感もないので参考にならないと思いますが・・・


「ピアノで生計を立て」というのは「ピアノ演奏でお金をもらう」ことですよね?
「ピアノ教師で生活」ではないですよね?

逆説的ですが、「耳が良すぎるとピアニストとして活動できない」という話を聞いたことがあります。
その理由は、よほどの売れっ子でない限りマイ楽器を運搬してのツアーは出来ないからです。
劇場や店の専属ピアニストならこの問題は解決するのでしょうが、ほんの一握りでしょう。
信頼できる調律士と演奏活動をともに出来ない限り、いい加減なチューニングをされたピアノを弾かなきゃいけない場面なんていくらでも起こりえると思いますがいかがでしょうか?
生意気なこと言ってごめんなさい。
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私は音楽家では有りませんし、音感が好いほうとは思っておりません。

兄弟にクラッシクの音楽家や音大を出た者が何人か降りますが、彼らが絶対音感を持って居るとは考えておりません。音楽家にとって絶対音感が必須の要素でないことは、あなたも
ご存知のことですよね。 
兄の(作曲)の友人の女性でバイオリニストがおられますが(絶対音感を持っておられるとの事ですが)、一般的に調律されているピアノの音を聴くと気持ちが悪いと言っておられたようです。 即ち、邪魔なようですね。
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米国北テキサス大教授でピアニストのジョセフ・バノウェッツは絶対音感を持っていません。

本人が言っていたので間違いありません。

絶対音感の人はピッチで、相対音感の人は機能で音を聴きます。

誰が何を本に書こうが、絶対音感のある人にとって、相対音感の人がどう聴くかなど知る由もありません。私は相対音感ですが和音聴音はできますよ。ナポリの6度だって、増六の和音だって瞬時に聴き取れます。機能で聴いているからです。
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この回答へのお礼

実名をありがとうございます。非常に勇気をもらいました。四年間師事している僕の師匠のエリック・ハイドシェックは完璧な音感の持ち主で、彼の要求に応えるのが難しく最近鬱状態になっていました。本当のことを言うと(質問の時点で書くと誤解が生まれそうなので書きませんでしたが)、和音聴音が出来ます。4音を同時に耳で追うことは出来ませんが、まずソプラノとアルトを同時に取りながら、仰る通り和音の機能をメモしておいて、二回目には大概全てのアルトとテノールは取れます。thepianomanさんの瞬時に聴き取れるということは瞬時に機能がわかるということですか?それとも瞬時に4つの音名を耳で聴こえるということでしょうか?
いずれにせよ、日本以外の国では絶対音感保持者は少ないというのは論文等で目にしていたのですが、実際に名前をお伺いして大変勇気をもらいました。バッハの平均律全曲演奏の予定があり、音感ノイローゼになっていました。また明日から地道に頑張ります。Merci beaucoup!

お礼日時:2011/12/17 19:51

今から15年くらい前の本ですが、この中にはだれが絶対音感を持っていて誰がもっていないかなどが書かれていたような気がします。


単行本は絶版になっていて、文庫本が出ています。

最相 葉月著 絶対音感 (新潮文庫) ¥ 620


パリで巨匠に学び、音楽で生計をたてられるあなたなら、ここで質問するより、師事された人とかプロデューサーとか
絶対音感と音楽性について、こんなところで質問するより良い意見を聴けるような気がするのですが。


江口寿子をネットで調べましたが、絶対音感の教育を主とした会を経営している人のようです。自分のビジネスのためにも絶対音感は必須という説を広めて不安を煽っているだけで、あなたはそれに煽られた一人のようなきがするのですがどうでしょうか。

この回答への補足

さっそくのコメントありがとうございます。日本からその文庫本を取り寄せてみようかと思います。
もちろん今まで師事した方、まわりの知り合いにも質問したのですが、師匠のハイドシェックは完璧な音感の持ち主ですし、面識のあるチッコリーニ氏もミシェル・ベロフもリグットも皆完璧な絶対音感を持っているので不安になって質問してみました。
江口寿子さんは御自身絶対音感をお持ちではないそうです。しかしまあピアニストではないので、なんでも好きなことが言えるのでしょう。「相対音感では和音聴音は不可能」と書きつつ「絶対音感は必ずしも必要ではない」等、ひとつの論文としてみた場合あまりにも矛盾が多く「児童教育学者」という肩書が甚だ疑問です。早速の回答誠に有難うございます。

補足日時:2011/12/17 19:59
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