天使と悪魔選手権

幼稚な質問ですいませんが、前々から疑問に思ってました。野球選手は野球部出身が多いですよね?体育も5が当たり前で、少年時代から野球づけの毎日とか。ミュージシャンは専門学校とか軽音とか、ストリートとかライブハウスとかが多くて、子供のころからカラオケがうまかったとか、ピアノをやっていたとか。

では、小説家って、どんな人がなるんでしょうか? 
素人考えでは、小説家って、小さいころから読書オタクで漢字が詳しいとか、文法とか言語学に通じているとか、書道○○段とか、文字に精通している人じゃないとなれないのかな?と思うのですが実際のところ、どうなんでしょうか?

A 回答 (7件)

確かにもともと読書好きとか文学に興味があったという小説家も多いでしょうが、そうでない小説家の方もたくさんおられると思いますよ。


学歴だって、中卒の方もおられれば高卒の方もおられるし、大卒でも理系出身の小説家もけっこうおられます。

私は小説家になる人は、自分の内に、なにかしら「表現したい」ものを抱えている人だと思います。
そしてその手段が、その人にとってはたまたま小説という形で文章を書くことだったのでしょう。
(そう言えば、本当は漫画家になりたかったけど、絵がうまくなかったから小説家になったという方の話を読んだことがあります)

>小説家って、小さいころから読書オタクで漢字が詳しいとか、文法とか言語学に通じているとか、
>書道○○段とか、文字に精通している人じゃないとなれないのかな?

いえいえ、決してそうではないと思います。
いくらたくさん漢字を知っていても、字が上手でも、完璧な文法で文章を書けても、小説家になれるわけではないでしょう。
逆に少々へんてこな日本語で書かれた小説でも、とんでもなく面白かったり、魅力があれば
出版されることもあるでしょうし(もちろん文法や語彙の使い方の誤りは出版までに編集さんに直させられるでしょうが)、
多くの人に楽しんで読まれるかもしれません。

つまり自分の中に表現したいものがあって、それを文章で物語を書くという形で表現しようとした人が小説家になるのだと思います。

この回答への補足

興味深いご回答ありがとうございます。(他の方の回答も素晴らしいんですけどw)

>私は小説家になる人は、自分の内に、なにかしら「表現したい」ものを抱えている人だと思います。

なるほどな~と思いました。文法のスペシャリストというよりは表現者としてスペシャリストであることが大事ということですね。熱意や感性が大事ということですね。確かに文字や文章は絵と違って、技術的には誰でもかけますもんね。

補足日時:2006/11/21 07:41
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NO.2の方に続いて。



村上春樹さんはヤクルトのデイゲームを見ていて小説を書こうと思い立った。
確かにそうなんですが、対談集http://www.amazon.co.jp/gp/product/4101252238を読むと、学生時代にも何か書きたいとは思っていたらしいんです。
日本語文学が好きでなくて海外文学ばかり読んでいて、でも自分の言語はやっぱり日本語で、表現するとしたら日本語になってしまう。
とかいう葛藤があったと語っていました。
「なんだ、ほんとに急に野球みていて初めて小説を書こうと思ったわけじゃないんじゃないか!」と思ったことがあります。

「小説書くぞ!」と思ってすぐにすんなり書けないにしても、何かしら、表現したいことを抱えていたという人が多いみたいですよ。
「精通」しているかどうかは分かりませんが、「本好き」ではあるしょう、どの人も。
書道は関係ないです。

村上春樹さんとか山田詠美さんとかはもともと文学好きだったけど、一度本から離れて暮らしていて(ジャズ喫茶経営、詠美さんは夜遊び?)、また本に戻って、書き始めたらしい。
よしもとばななさんは子供の頃から「お姉ちゃんがマンガ家になるなら、わたしは小説家になる」となんとなく決めていて、ずっとそのように考えながら過ごして来たそうです。

でも夏目漱石なんかは中年になってから、神経衰弱で弱ってたら人に「物でも書いてみたら」なんて勧められて、そんなこんなで、作家活動を始めたりして。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%8F%E7%9B%AE% …

この回答への補足

ご回答ありがとうございます。いろいろ実例をあげていただいて、とても興味深く感じました。夏目漱石の例は面白いですね。知りませんでした。小説家になる過程というのは他の職業と比べてもバリエーションが豊富ですね。形がないというか。

補足日時:2006/11/21 19:07
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 安部譲二さんなんかは元暴力団員で服役経験もありますね。

その服役経験をエッセイにしたのが作家デビューのきっかけですが。
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好奇心と想像力その表現力の豊かさ。

漢字は有名作家でも辞書片手というのは珍しくないですし、文法も良いとはいえない人もいます。字が汚くて読めない人もいます。多くの書物を読んでいれば色々な現し方は勉強にはなりますけど。
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> 小さいころから読書オタクで漢字が詳しいとか、文法とか言語学に通じているとか、書道○○段とか、文字に精通している人



読書オタクはある程度関係はあるかも知れないけれど、その他は違うと思いますよ。

たとえばSFやファンタシー作家などの場合ですが、作家になったきっかけを語っているのを読むと、一番基礎にあるのは、子どもの頃から想像力が豊かで空想好きだったことが判ります。本や映画をむさぼるように吸収して刺激を受け、それだけでは物足りないので自分の好きなように自分で小説世界を作ってみたくなる、というのが出発点のようです。そのうちに書いたものを友達に見せたり話して聞かせたりして返ってくる反応に励まされて、ますます創作意欲が増す……といった具合ですね。
要するに「小説を書くのが飯より好きだ!」という人がなるのだと思います(そうでなければ本人も続かないし、また、読者としても面白くないです)。

文法だの漢字だのボキャブラリーなどは、より良いものを創ろうとするうちに自然と身に付く技術であって、それを備えているからと言って面白い小説が創れるわけではありませんよね。
もっとも近頃ではコトバも文法も物語構成も滅茶苦茶なのになぜかベストセラーになってしまうプロ作家も居ますが……
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僕の好きな村上春樹さんは、ジャズ喫茶を経営していた時に確か神宮球場の外野席で、平凡な外野フライを外野手が捕った時「そうだ小説を書こう」と思ったそうです。

(落とした時だったかな?)
もともと昔から本を読むことが好きだったそうですが、「小説家になろう」と思ったのは、このときだそうです。

まぁ、参考までに・・・。
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そんなことないと思いますよ^^


お笑い芸人の品川祐だって小説出版してるし…
品川さんは文学に興味をもったのは最近だとおっしゃっていました。
わたしのいとこは大手出版社から詩集を発売しました(入選したらしいです)が、はっきり言って普段ボキャブラリーは少ないし本が好きなわけでもありません。感性と努力です!
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