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朝日の石油販売減少の記事で、年々重油の使用量が減り、ガソリンと逆転していることを知りました。では質問なんですが、減った重油はどこにいくのでしょうか?ガソリンに改質できればいいでしょうが、どうせ残るのはC重油でしょうし、必要なガソリン分製油してたら必ず重油が余るはずです。中国に安く輸出しているのでしょうか?

A 回答 (2件)

日本には30箇所ほどの製油所がありますが、そのうち極小規模の3製油所をのぞいて全ての製油所に重油分解装置(正式には流動接触分解装置や水素化分解装置など)があります。

余った重油はこの装置で分解されてガソリンや灯油、軽油などになりますので重油が余ることはありません。
原油からはガソリンや灯油、軽油、重油などが一定の割合で作られ、この量を調整することができない(連産品といいます)とよく言われますが、実際には分解装置やガソリン重合装置などを使って、重油からガソリンや灯油を作ったりLPGからガソリンを作ったりして需要にあわせることが可能です。
ちなみに、原油を蒸留しただけでは重油が40~50%出てきますが、分解装置で分解されますので実際に日本の製油所で生産される重油は14%程度です。このうち中国など輸出にまわされる重油は4%にすぎません。
ただし、将来もっと重油の需要が落ち込むと現在の分解装置では性能が不足します。重油をコークスにする技術やガスにする技術などが必要になるかもしれません。
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この回答へのお礼

いわゆるクラッキングというやつですか。私はせいぜい1割ほど改質するだけだと思っていましたが、結構収率が高いものですね。これなら重質油でも有効に活用できるわけですね。ご回答ありがとうございました。

お礼日時:2007/02/03 08:18

 重油を最も多く消費しているのは電力会社ですが、その電力会社は重油の値段の高騰と資源の枯渇のおそれの先行き不安を解決するために石炭火力発電所の増設に力を入れています。

そのために重油の消費量が減っているのでしょう。行先は当然中国やインドなど、電力消費量が急激に増加している国々でしょう。
 それを中国が安く輸入しているわけではありません。高くても買わざるを得ないから買っているのです。だから値段が上がるのです。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございました。

お礼日時:2007/02/03 08:18

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