14歳の自分に衝撃の事実を告げてください

心理学カテや生物学カテなどでたまに男女の心理の説明をするさいに、古代から男は狩猟をしてきて、女は採集をしてきたから云々、といった説明をする人がいますが、これって心理学的に信憑性がある考え方なんでしょうか。
男は狩猟の役割をしてきたから逃げる女を追い求める、とかオタクやマニアになりやすい、とか、女は採集をして家族を支える役割だったから女のほうが現実的、といった説明はどうにも信じられません。

私は高校、大学で生物学を勉強してきましたが、遺伝学や進化に関する勉強、昔の人間の生活に関する内容の講義などから考えると、たかだか数千年の歴史で中枢神経の行動を司る部位が変化するほどの淘汰圧がかかるとは思えません。上記の男女差については文化や生活習慣、個人差の影響のほうが圧倒的に大きいように思えます。

複数の大学のオタク系サークルを見た限りではサークルのメンバーの大半は女性でしたし、アイドルのおっかけとかいい品物(バーゲンやブランド)を追い求める女性の情報収集能力と行動力とお金の太っ腹な使い方は、そこらの男よりはるかに狩猟者しているように見えますし、男のコレクターの行動を見ていると、お前ら古代から採集ばっかやってきただろ、と言いたくなってきます。
方向音痴な男や、始めていく旅行先で、地図をさらっと見ただけであっさり山奥の目的地に車で辿り着く女性の友人も何人もいます。

私は心理学はあまり詳しくないのでもしかしたら非常に的外れなことを言っているのかもしれませんが、心理学的には男は狩猟者で女は採集者っていう論理はどうなのでしょうか。

A 回答 (4件)

基本的にはvrtemjinさんのお考え通りでよろしいんじゃないでしょうか。


昔の男女の役割分担から両性の特徴を分析しようとするのは順序が逆でしょうね。

>男は狩猟をしてきて、女は採集をしてきたから云々
:「男は女より力が強い」のだから、狩猟と採集が人間に取ってどちらも必要であるならば、男は狩猟、女は採集という役割分担ができるのは至極自然な成り行きです。
「自然な成り行き」というのは、男女両性の特徴に基づいているとういことです。
性器の特徴に注目すればすぐに納得がいくように、男の方が攻撃的要素を多分に持っていることは間違いないでしょう。
実際、力も強いし、走るのも速い。
男は(基本的に)女性より攻撃的な生き物として存在する必要があった、ということです。
「攻撃的だから狩猟にも向くし、女も追いかける」ということではないでしょう。
ここから「狩猟をしていたから女を追いかける」という論理は生まれません。
私は一素人に過ぎませんが、それが心理学的解釈とはどうしても思えません。
相手の方に表現上の問題があったのではないでしょうか。

仮に「オタクやマニア」に男性が多いとすれば、それは男のほうが社会的に表面に出やすい立場に長い間いたわけですから、女性より目立つ場合が多かった、ということに過ぎないでしょう。
昨今は平均化してきているのではないでしょうか。
また、「オタク」「マニア」は、どちらかというと内向的趣味と言えますから、攻撃性との対比で目立つということはあるように思います。

女性という性があるからこそ男性という性がある(逆もまた当然真ですが)のであって、お互いに一方だけの性として存在することは出来ません。
男は攻撃性、女は受容性に【比較的】富んでいるわけですから、文明の利器による影響が少なかった昔であればあるほど、それぞれの特性に従った役割分担をせざるを得なかったというだけのことではないか、と思います。
その役割分担は、単に両性の特性の(結果的)現われにすぎないのであって、何らかの要因となる性質のものではないでしょう。
以上、私も心理学に詳しいわけではなく一素人の私見です。
 
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この回答へのお礼

丁寧なご回答ありがとうございます。
狩猟云々は原因ではなく、あくまで結果の一部、ということですね。心理における男女差はたしかにあると思いますが個人差も大きいですから男女の精神的な違いについて一概に言い切ってしまう意見を見ると、違和感というか、違うんじゃないか、と感じてしまうんですよね。

お礼日時:2007/02/03 12:55

#1の方がおっしゃっているように、男性と女性では脳の作りが違う事は確かです。

(女性の方が右脳と左脳がしっかりわかれていない)
そればかりか、長年の生活の違いから体のつくりまでも男性と女性では違います。例えば、男性の皮膚の方が女性に比べて3倍程厚かったり、男性の方が痛みに鈍感だったり・・・
これは男性が狩猟する性だった為にこういう風に発達したと言われています。

ですが、心理学の世界でも、一般に性差よりも個人差の方が大きいと言われています。(なので、質問者様の「個人差の影響のほうが圧倒的に大きいように思えます」というのは正しいです)

つまり、女性的な脳を持つ男性と男性的な脳を持つ女性のどちらが空間能力に長けているかと言えば、この場合は女性の方が優れていたりする訳です。

という訳なので、男だから~~女だから~~~とすべてに当てはめては言えない事になります。
ただ全体を平均すると男女差は確かにあるという事です。
心理学の結果は統計によって出されるので、「XXの傾向がある」とは言えても「XXだ」とは断定できません。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。
統計的にみれば男女差はあるが、個人差のほうが大きい、ということですね。
漠然と、男だから~、女だから~、という言い方をするのは心理学的には厳密性はない、ということですまね。

お礼日時:2007/02/12 12:28

自分も心理学的検知を疑うことがあります。


男は狩猟者というよりも生活習慣とか環境とかで決まってくるような気がします、男と女の脳の違いはある程度あると思いますがその脳の違いを現代の人間がどのように使うかにあると思います。男と女の脳の違いをいちいちマニアとかコレクターだとか簡略的に言ってるだけだとおもいます。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。
男女の違いを例えるために簡略的に言っているだけなんですね。

お礼日時:2007/02/03 12:46

心理学というよりも、脳神経学では男女による性差が脳にある


ことがわかっています。それが古代の生活習慣で形成されたもの
かどうかはわかりませんが、男と女で差のあることは明らかです。
アマゾネス伝説を見るまでもなく、男は狩猟者で女は採集者という
区分けは活動的な男性とそうでない女性と言う演繹から生まれた
説ではないでしょうか。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。
男女の脳に形態的、機能的な差があることは私も学びました。狩猟者云々というのはある種の例えのようなものなのかもしれませんね。

お礼日時:2007/02/03 12:24

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