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絶対奪格 the ablative absolute はどうして「独立奪格」とは言わず「絶対」奪格と呼ばれているのでしょうか?

Urbe capta, Aeneas fugit
都市が攻め落とされるとアイネイアスは逃走した。


Ovidio exule Musae planguntur.
ムーサはオウィディウスが流されて嘆いた

A 回答 (3件)

日本語での訳し方といえばそれまでですが、ablative absolute とはこの奪格が文の名詞や動詞にかかっていないということです。

当然文全体にはかかっていますが、特定の名詞を修飾したり、動詞の目的語のように働いてはいません。
このように「他によって制限・関与されていない」ことを「絶対的」というので「絶対奪格」という言い方が使われています。「独立」を使っても意味は同じですがそういう習慣はないということです。

英語の独立分詞構文は nominative absolute と言います(遊離主格とも言われる)。
The city captured, Aeneas ran.
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「絶対(的)奪格」「独立(的)奪格」、どちらでもよいと思います。

著書で「絶対」という表記をしておられる先生が講義では「独立奪格」といっておられたり、その逆のこともありますから。

「新ラテン文法」(松平・国原)では「絶対的(独立的)奪格」のような書き方がされています。「絶対奪格は文法上主文から独立しているため、絶対奪格の意味上の主語が主文の主語や目的語と一致することは出来ない」というような説明を理解するには【絶対=独立】ということがわかっていたほうがよいでしょう。そのためもあって併記されているのではないかと思うのですが…
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「独習者のための楽しく学ぶラテン語」では独立奪格という言葉がつかわれています。

絶対奪格はabsoluteが「絶対」という意味だから使われているのだとおもいます。
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