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ジークンドーという格闘技について質問です。

http://www.hiroburo.com/archives/50202767.html
こちらを見ていただければ分かるとおり、非常に素早いです。

そこで疑問に思ったのですが、ここまですごい速度で攻撃できるのであれば、
なぜK-1などの舞台に出てこないのでしょうか?
動画の人物は年齢の関係から厳しいことは明らかですが、
ジークンドーを取得してる若者は居るはずです。

やっぱり武道的な攻撃は見た目こそ合理的ですが、実際にすばやい動きの中で使うのは無理なんでしょうか?

A 回答 (4件)

ジークンドーは、素手で戦うことと、金的などの急所を狙うことを前提にある技術なので、K-1などのキックボクシングには不向きだと思います。



構えも、利き腕を前に出し、その腕で攻撃します。
映像の人は、右足右腕が前ですが、右利きでしょう。
キックボクシングなどは、利き腕が後ろにきて、利き腕の攻撃の威力を増します。
一方、ジークンドーは、急所を攻撃するために、威力よりもスピードと的確さを重視するわけです。
この攻撃で、グローブをつけて、顔面やボディに攻撃しても、効かせるのには無理があります。
ならば、連続技でと考えがちですが、ジークンドーの技術には、ブロックするようなディフェンスはありません。
先手の攻撃に失敗した後の対処が、あまり優れてはいません。

このことは、伝統派空手(寸止め空手)に近いものがあるでしょう。

大昔、西洋では盾と剣を持って戦いましたが、東洋では剣のみで戦うことが多かったようです。
その差が、格闘技(武術)にも影響しているようです。
キックボクシングは西洋格闘技ですから、ルールを考えれば、東洋武術で戦うのには無理があると思われます。
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この回答へのお礼

良くわかりました。ありがとうございます。

とにかく先手を取り、反撃の前に制圧する。というのは確かに伝統派に通じるところがありますね。

対格闘技経験者のための格闘技というより、
護身に有効な格闘技のようですね。

お礼日時:2007/03/13 21:40

≫競技人口が少ない


…そうなんよね。

ボクサーが截拳道をコンバートするのは、微妙に癖があるので難しいと思います。
とても大雑把な喩えなのですが…
ボクサーは、
背中にエンジン、両肩にクラッチ、腰と肘と手首にギアを積みます。
截拳道は、
両脚にエンジン、腰にクラッチ、肩と肘にギアをつみます。
力の伝わり方、伝え方が違います。
動画の方が撃つ時、パタパタ聞こえてると思いますが、一打一打両足で大地を踏みしめてます。一打一打脚の位置を微妙に変えてます。
詠春拳(南拳)の術理の名残です。
キックボクシングに似て見えるのは、ボクシングの術理も入っているからです。
截拳道自体が中華拳と拳闘、突剣技をコンバートして昇華させたものなので、更にその形をボクシング側にコンバートするのは、截拳道の利点を潰しちゃうと思いますよ。
≫K-1出場者、または出場したい人がエッセンス
エッセンス = 術理、アーキテクチャとするならば、それは総合格闘技などの現在ある格闘技の中にも、もう在ると思います。
K-1等のルールに截拳道を合わせて、最適化していけば、結局今ある形に近付くと思いますが、それはもう截拳道とは言わない形だと思います。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。

要するに、ジークンドーであるからこそ生きる技術であるということですね。

様々な方の回答も合わせて、異種格闘技戦などには不向きなことは納得です。

お礼日時:2007/03/15 18:31

多分「K-1などの舞台に出る目的」で修練してるプレイヤー人口が少ないからじゃないですか。

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この回答へのお礼

競技人口が少ないのも大きな要因だとは思いますが、
下にも書いたとおり、
ジークンドーからK-1に出るのではなく、
K-1出場者、または出場したい人がエッセンスとして取り入れることすらないのが疑問です。

動画の通りの有効な動きが本当ならば、
キックボクサーなどが取り入れないのはおかしいと思いました。

お礼日時:2007/03/13 13:00

すばやいのと、威力があるのはまったく別です。



ジークンドーやクラブマガ、システマのような非常に新しい格闘技は、主に路上戦(若しくは戦場における近接戦)を想定した格闘技となっており、いわゆる総合格闘技では禁じ手となっている急所攻撃(金的など)を最終的な攻撃目標としています。ちまちまとダメージを積み重ねるのではなく一気に行動不能にしないと、自分がやられちゃいますから。
つまり、相手に身動きを取れなくなることを大前提としているため、打撃や投げ技というのはその過程の一つに過ぎず、K-1とか総合のルールとは相容れないのです。
確かに、私もジークンドーのビデオを見たことありますが、ボクサーのジャブを叩き落としたり、眼に見えないほど早く打撃を繰り出したりと想像を絶するような攻撃がありますが、逆にいえば一撃一撃に力をこめればこのような動きはできないので、K-1などには不向きと思われます。

また、ジークンドーがそうであるかどうかは知りませんが、一般的に武道は他武道との交流試合を禁じている場合もあります。
必ずしも「武道=最強を目指す」ばかりではないのです。
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この回答へのお礼

ありがとうございます。

確かに、的確に鼻筋や金的、目を狙っているように見えます。
クラヴマガやシステマと通じる部分があるのもなんとなくうかがい知れます。

しかしながら、少し異端であるような気もします。
クラヴマガの打撃やシステマの打撃はキックボクシング(ムエタイ)の技術が基本だとよく言われますが、
ジークンドーのみ、動きが明らかに違いますよね。


>他武道との交流試合を禁じている場合もあります。
このような事情はなんとなく分かりますが、他の格闘技経験者がエッセンスとして取り入れることも皆無なのでしょうか?
例えば総合に出場したいと思っている柔術家が打撃をジークンドーで補ったり・・・

ジークンドーは確かに一般人から見たらマイナーですが、格闘技ファンとしては有名な武術です。
本当に効果的な武術であれば、少しもK-1、総合などの舞台に出ないのは腑に落ちない気もします。

お礼日時:2007/03/12 18:14

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