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ドルへの両替、現金やT/Cの交換レートが最もよいのは?
旅行のため、200万円ほどドルに替えようとおもってるのですが、
現金、T/Cで各々で最もレートのよい交換方法をおしえてください。
ネットでいろいろ探してもうまく見つかりません。

A 回答 (4件)

 日本で日本円から米ドルに両替する場合、現金は金券ショップが最も有利なレートを出しています。

トラベラーズチェック(以下TC)のレートは横並びですが、手数料は多少安くできる方法があります。

 両替法の有利不利を論じるにあたって、為替用語をいくつか説明させてください。
・銀行間レート 外国為替市場において文字通り銀行間の取引きに用いられるレート。顧客はこのレートでは取引きできず、外貨を売るにしても買うにしても必ずいくらかのマージンを払うことになる。新聞やテレビなどで報じられているレートは特に断りのない限りこの銀行間レート。
・公示仲値(TTM) 銀行間レートは常時変動しているので、これを窓口での取引基準に使うと処理が煩雑になる。そこで銀行はこれに代えて「公示仲値」というものを定めその日の取引の基準レートとする。公示仲値は各銀行が独自に定めるので銀行の間で完全には一致しないが、銀行間レートを参照して定めている以上、自ずとある範囲内に収まる。
・クレジットカード会社が定める通貨間換算レート クレジットカード会社も国際間の決済を扱う関係で、外国為替市場や各国経済の動向を読みながら通貨間の換算レートを独自に決定する。このレートは銀行間レートや公示仲値と同じとみなして差し支えない(*1)。

 銀行間レート/公示仲値/クレジットカード会社が定める通貨間換算レートの三者は厳密には一致しないものの、実質的には同一のレートとみなせます。そして両替法の有利不利はそこからどれだけの手数料が上乗せされているかで比較すれば一目瞭然です。

1. 現金への両替
(1)即時両替
 米ドル現金への両替レートは、一昔前までは「銀行間レート(あるいは公示仲値)+3円」が一般的でしたが、平成10年の外国為替及び外国貿易法改正により多くの金券ショップが参入し、銀行より有利なレートを提示して扱い額を増やしています[1-6]。金券ショップでは「上乗せ幅2円(銀行より1円有利)」が一般的でしたが、最近は1円50銭といったところまで現れています[1]。外貨両替を扱っている金券ショップは全国どこにでもあるものではありませんが、お住まいの近くに店舗があれば覗いてみてもよいでしょう。
 銀行は「公示仲値+3円」でほとんど横並びですが、三井住友銀行の「外貨両替コーナー」[7]は2円70銭、三菱東京UFJ銀行は2円80銭で多少有利です。
[1] http://www.ticket-center-inc.com/gaika.htm 1円50銭上乗せ
[2] http://www.ticketzone.jp/gaika/index.html 販売1円79銭 買取2円
[3] http://www.igami.co.jp/currency.html 2円上乗せ
[4] http://kinken.homepage.jp/change/ 2円上乗せ
[5] http://gaika.e-daikoku.com/ 2円上乗せ
[6] http://www.tiketking.co.jp/change/exchange-top.h … 販売1円94銭 買取3円
[7] 三井住友銀行 外貨両替コーナー http://www.smbc.co.jp/kojin/sonota/ryougae/ichir …

(2)外貨預金経由
 外貨預金は「帳簿上の数字として外貨を保有する預金」であり、日本円預金のように現金で自由に出し入れすることはできなません。また一部の銀行では手数料(外貨現金取扱手数料)を払うことで外貨現金として引出せますが、その手数料は一般に1ドルあたり2円なので、外貨預金経由で米ドルを調達するのは一般に不利です。
 その中で三井住友銀行とみずほ銀行の2行は外貨現金取扱手数料について独自の設定をしており、条件によっては「日本円現金→外貨預金→外貨現金」のルートで有利に米ドル現金を調達できます。

(A)三井住友銀行
 米ドル外貨預金を1万ドル以上保有していると、米ドルに限って外貨現金取扱手数料が免除され米ドル現金で自由に出し入れができるようになります[8]。調達予定の金額が200万円相当なら検討に値します。
 日本円資金を米ドル外貨預金に振替える際のレート(対顧客電信売レート、TTS)は米ドルの場合公示仲値+1円(為替手数料)です。引出す際の手数料はかかりませんので、結局1ドルあたり1円の手数料だけで米ドル現金を調達できることになります。
 具体的には三井住友銀行の外貨預金取扱支店に行ってまず200万円を預け、為替レートが円高と思えた日に米ドル普通預金に振り替えます。タイミングを見計らって一度で振り替えるのも、数回に分けて振り替えてレートを平均化するのもお好みでどうぞ。必要な資金を米ドル普通預金に振り替えたら支店に行き米ドル現金で引出します。ただし200万円相当の米ドル現金を常備している支店はわずかでしょうから、引出す数日前に連絡し準備してもらったほうがよいです。
[8] 三井住友銀行 外貨普通預金 http://www.smbc.co.jp/kojin/gaika/futsu.html

(B)みずほ銀行
 外貨現金をその通貨の外貨預金として引出す場合、外貨現金取扱手数料は金額や通貨種によらず1回1,000円に設定されています。小額では損ですが200万円相当ならメリットが出てきます。このサービスは積極的には宣伝していませんが[9]などに小さく記述があります。店頭に置いてある外貨預金のパンフレットの最後にも書いてあります。
 みずほ銀行で日本円資金を米ドル外貨預金に振替える際のレートは公示仲値+1円ですが、振替操作を同行のATMで行うと公示仲値+60銭で済みます。2万ドルを調達したとして為替手数料が12,000円、外貨現金取扱手数料が1,000円ですから合計13,000円。1ドル当たりの上乗せ幅は65銭で済みます。多額の米ドル現金を引き出す場合に事前連絡した方がよいのは(A)と同じです。
[9] みずほ銀行 外貨での入出金 http://www.mizuhobank.co.jp/saving/gaika/g_teiki …

(3)外国為替証拠金取引の利用
 これ以上にレートを追求されるなら、外国為替証拠金取引(FX)を使って日本円資金を米ドルに振り替え、その資金を適宜の銀行に国内外貨送金し、外貨現金取扱手数料を払って外貨現金を受取る方法があります。手数料が現時点で最も安いのは、FX業者の「外為どっとコム」[10]で資金を米ドルに振り替え、三井住友銀行に国内外貨送金し(2)の(A)で述べた「残高1万ドル以上なら外貨現金取扱手数料免除」を活用して米ドル現金を受取る方法[11,12]と思われます。
 公示仲値+5銭程度で米ドル現金を調達できますが、仕組みは多少複雑で為替取引や外貨送金に関する理解が前提となります。また1万ドル以下ではメリットはありません。
[10] 外為どっとコム http://www.gaitame.com/
[11] http://www.gaitame.com/service/gaika_shousai02.h …
[12] http://www.gaitame.com/campaign/g_camp.html

2. トラベラーズチェックへの両替
 200万円といったまとまった金額となると、紛失・盗難対策の点でTC併用は必須でしょう。米ドル建てTCの両替レートは公示仲値+1円の横並び(これ以外の設定は見たことがないです)で、レート的には現金よりよいのですが、上で述べたように現金両替のレートもよくなっているので、TC発行手数料まで含めて考えると逆転することもあります。
 TC発行手数料はほとんどの銀行が1%に設定していますが、東京の「さわやか信用金庫」[13]では無料です[14]。またシティバンク銀行在日支店に口座をお持ちなら同行でのTC発行手数料はやはり無料です[15]。お住まいの場所が東京でなくシティバンク銀行もご利用でないとすると、次善の案は通信販売業者の「セシール」でしょう。セシールのTC発行手数料は0.5%です[16]。
 なおアメリカでは多くの場所でTCをそのまま使えますが、それ以外の国の多くでは免税店や大規模百貨店など限られた場所でしか使えず、金融機関でいったん換金することになります。そして換金時に手数料がかかることもあり、その場合最初から現金で持参するより不利になることもあります。

[13] さわやか信用金庫 http://www.shinkin.co.jp/sawayaka/index01.html
[14] http://www.shinkin.co.jp/sawayaka/service/foreig …
[15] citibank トラベラーズチェック http://www.citibank.co.jp/service/citi_service/o …
[16] 通信販売業者「セシール」 http://www.cecile.co.jp/travelers_cheque/

3. クレジットカード
 クレジットカードはスキミングなどに気をつければ安全で、特にアメリカでは大いに威力を発揮します。その決済レートの計算は以下の通りです。
(1)ショッピング
 クレジットカードでショッピングをした場合の日本円での引落し額は「クレジットカード会社が定める通貨間換算レートで換算し、海外利用に伴う手数料を加算」で計算されます。「クレジットカード会社が定める通貨間換算レート」は冒頭述べたように、銀行間レートや公示仲値と同一視して構いません。手数料はVISA/Masterが1.63%、JCBが1.60%です(一部、これと異なるカードもあります)。従って全体では「公示仲値+1.60%または1.63%」ということになります。(「両替のレート+3%」ではないです)
 両替に際する上乗せ分が1.6%以上ならばクレジットカードを利用した方が有利ということです。

(2)キャッシング
 クレジットカードでキャッシングをした場合の日本円での引落し額は「クレジットカード会社が定める通貨間換算レートで換算し、引落し日までの利息を加算」で計算されます。利率は年利で15~25%くらい、利用日から引落し日までは25~55日くらいですので、利息として金額の1.0~3.8%くらいを払うことになります。
 ただし利用枠が月あたり20万円や10万円と小さく、さらにアメリカでは現金払いが必要となるケースがそもそも少ないこと、同じくATM設置者が利用手数料(1~3ドルくらい)を徴収すること、米ドルならTCなど他の方法でもレートは良いことから、キャッシングの活躍の場はあまりなさそうです。

4. 国際クレジットカード
 シティバンク銀行や新生銀行が出していますがレートは良くありません。銀行間レートに3~4%の加算が目安です。本題から外れるので割愛しますが、詳細をご希望であれば[17]をご覧ください。
[17] http://oshiete1.goo.ne.jp/qa2795145.html

5. 試算例
 銀行間レート/公示仲値/クレジットカード会社が定める通貨間換算レートがいずれも1米ドル=117円00銭のときに、米ドルで2万ドルを調達するのに必要な日本円の額を試算してみます。手間とレートのバランスで適宜のものをお選びください。
【現金】
・金券ショップで現金に両替(最安の+1円50銭を前提)
(117.00+1.50)×20,000=2,370,000円
・銀行で現金に両替(三井住友銀行「外貨両替コーナー」を想定)
(117.00+2.70)×20,000=2,394,000円
・三井住友銀行で外貨預金経由で両替
(117.00+1.00)×20,000=2,360,000円
・みずほ銀行で外貨預金経由で両替(円→米ドルの振替えはATM利用)
(117.00+0.60)×20,000+1,000=2,352,000円
・外為どっとコムで現受けし、三井住友銀行に国内外貨送金
(117.00+0.05)×20,000=2,341,000円
【TC】現地での換金手数料はかからないものとします
・さわやか信金でTCに両替
(117.00+1.00)×20,000=2,360,000円
・シティバンク銀行でTCに両替(口座を持っている場合)
(117.00+1.00)×20,000=2,360,000円
・セシールでTCに両替
(117.00+1.00)×20,000×1.005=2,371,800円
【クレジットカード】2万ドルの買い物をしたとして試算
・ショッピング
117.00×1.0163×20,000=2,378,142円

 100万円相当以上の現金や金地金、小切手(TCも含まれます)、有価証券を持ち出す場合は出国時に税関申告が必要です[18]。また国によっては持ち込み額に制限がありますし、制限内でも金額によって申告が必要になります。例えばアメリカでは1万ドル以上の持ち込みは申告対象です。
[18] 現金・TC・有価証券持ち出しについて(東京税関) http://www.tokyo-customs.go.jp/zei/kon.htm

6. 結論
 現金については、手軽に両替するなら金券ショップがよいでしょう。多少手間をかけて良ければ三井住友銀行やみずほ銀行で外貨預金経由で両替する方法もあります。
 トラベラーズチェックはさわやか信金とシティバンク銀行が有利ですが、前者は東京にしかなく後者は口座開設が必要で使いにくいこともあるでしょう。その場合、セシールが次善の案になります。

*1 私の過去のデータでは銀行間レートとの乖離は平常時で±0.4%以内、為替の変動が激しい局面でも±1.0%で収まっています。
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交換レートで言えば、一番いいのはTCです。


ただし、ドルに交換されると言うことは、渡航されるのはアメリカと推測しますが、200万円もの現金を持ち歩くのは危険で無謀のような気がします。
他の方が書かれているように、クレジットカードが安全だし、アメリカではビザ・マスターなどはどこでも使える上、現金より信用があります。(レンタカーなどでは現金で支払う場合でもクレジットカードの提示を求められることがあるくらいです)
また、200万円を交換して、使わないドルはまた日本円に戻さなければなりませんが、売りと買いのレートの差があるので、買い戻す金額が多くなれば多くなるほど損になります。
私は使用すると思われる最低必要な金額を両替しています。例えば一週間の滞在であればタクシーや軽い食事代を入れて5万円くらいです。ホテル・レストラン・おみやげなどの買い物は全てクレジットカードを使います。
でも、スキミングのトラブルなどがあるので、うさんくさいところではクレジットカードは使わない方がいいです。
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T/Cは手数料がかかりますが、円<=>ドル間の両替率が現金に比べて往復共に良いので、日本に持ち帰る(使わなかった)ドルはT/Cの方が良いと思います。

200万だと、現金にしろT/Cにしろ管理が大変ですね。 ホテルとか出来る限り、Visa/MasterCard/Amex などのクレジット・カードを使うことにして、現金・T/Cの携帯を少なくすることも必要かと思います。 クレジット・カードも両替時のレートに手数料(3%くらい)が含まれています。 到着空港からの交通機関(タクシー、バスなど)やチップなどのために現金も小額紙幣で持つことも必要です。 米国ならデパート、ホテルや旅行者を相手にした大きなビジネスなら大丈夫ですが、T/Cを受領してくれない所も少なく有りません。(例えばレストランなど。) クレジット・カードの方が便利さで優れています。

以上、米国での場合を記しましたが、ヨーロッパでは現金から現地通貨に交換した方がT/Cよりも良かった経験もあります。

交換レートの良し悪しだけでなく、便利さと安全性(カードとT/C)も考えられた方が良いと思います。
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良い交換方法などありません。


現金とTCでは手数料が現金の方が高いので、旅行の場合はT/Cの割合を多くするのが一般的です。
例えば、チップ、バス代、電話代、軽い飲食費代のために、$200程度を現金に残りをT/Cにします。
北米に行かれる場合はT/CはAMEXが知名度も高く、
事務所も多いため現金への両替もスムースにいきますし、T/Cのまま受け取る店も沢山あるはずです。
あとは毎日、新聞の経済欄を注意深く読み、為替相場をみながら、自分でいつ両替するのがいいのか決めることです。自分でこのレートなら両替してもいいと
いうのを予め決めてそのレートが出たときに変えるのがコツで、あとは後悔しないことが重要です。
なお新聞等に出るレートは仲値のことがあるので、その値+1円+手数料(但し、銀行等で表示されるレートは全て手数料込みになっているはずですが)が両替レートと思っていてください。
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