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オーディオ関係の掲示板を見ていると、よく「このアンプではこのスピーカーは鳴らしきれない」という表現を見かけることがあります。
アンプとスピーカーは値段が釣り合ったものがよい、ということもよく目にします。

では、安いアンプと高価なスピーカーという組み合わせにした時、具体的にどういうことが起こるのでしょうか。
凡庸な音がなるだけ・・・ということなのでしょうか。

反対に、安価なスピーカーと高価なアンプの場合は?
それぞれの機器の個性はあると思いますが、だいたいこうなる、というものがありましたら、お教えいただきたく思います。
よろしくお願いいたします。

A 回答 (10件)

確かに私もよく言います(笑)<鳴らしきれない



簡単に言えば、どこまで細かい音を出すかということになります。
たとえば、微妙なピアノのタッチの瞬間の音が出したい場合、
安い製品では、ピアノの余韻すらも再現できていないので、タッチを表現するまではほど遠いです。

ここでスピーカーだけを高価なものにしてみましょう。
アンプが細かい音まで増幅していないので、求める音はでません。

逆にアンプだけを高価なものにしてみましょう。
細かい音まで増幅されますが、スピーカーが繊細な音まで表現する力を持っていませんので、アンプから出力されても細かい音は出ませんね。

このようにニュアンスなどやスタジオの雰囲気といった音を求めるために高価なものを追求します。
安価な製品だと音楽だけを出していますので、求める音は出ないですね。

この他にもアンプのパワーとスピーカーでも、「このアンプではこのスピーカーは鳴らしきれない」と言います。
デカイスピーカーを鳴らすだけのパワーが安物アンプはないです。
これは大型トラックに軽自動車のエンジンで走らせるようなもので、動くは動くけど、走らせるというのはほど遠いですね。
これがアンプにも言えます。
車体がスピーカーで、エンジンがアンプです。
音は出るけど、奥に引っ込んで聞えるなどの症状が出ます。

製品の例えだと、DENON PMA-1500AEでJBL 4338を鳴らすと音量をだいぶ上げてやっと普通に聞えますが、繊細な音は聞えないです。
ボーカルが聞えにくいなどもあります。
それに合わせてボリュームを上げると今度はうるさくなります。
あげくにスピーカー左右の音量の違いが出ますね。
デカイスピーカーを鳴らすだけのパワーがないのが原因ですね。

このように複合的に「このアンプではこのスピーカーは鳴らしきれない」という表現の一例をあげてみました。

高級な製品は自然に近い音になるので、ボリュームを上げてもうるさくないです。
クラシックコンサートでかなりの音なのにうるさいと感じないのと同じです。
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この回答へのお礼

私の求めていた回答が、すべて書かれていて感服いたしました。
挙げてくださった例も、非常に興味深く読ませていただきました。
スピーカー左右の音量に差が出る、というのも初めて知ったことです。
大変参考になりました。
ご回答本当にありがとうございました。

お礼日時:2007/03/18 23:02

>それぞれの機器の個性はあると思いますが、だいたいこうなる、というものがありましたら、お教えいただきたく思います。



No8の方の例のように、海外でも↓のWEBもあります。
http://www.matrixhifi.com/ppec.htm
(要翻訳)
またこの手の話題で有名な??Webも載っけてみます。
http://d.hatena.ne.jp/arcs2006/20051122
http://www.geocities.jp/hr3519/dilenma11.html
(No8氏の例のリンク先。印象深かったので)
結局趣味ですから、是非は関係なくこういうのもあるということで。

私もかつて高価(自分の範囲内で)なSPに、予算不足で安いですが定評のある?AVアンプで鳴らしてましたが、十分楽しめましたよ。
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この回答へのお礼

安くても値段のランクより優れたアンプも少数ですがきっとあるんでしょうね。そういうものにうまく行き当たればいいんですが・・・。
お教えくださったサイト、興味深く読ませていただきました。
ご回答どうもありがとうございました。

お礼日時:2007/03/21 00:13

初めての回答ですが、私もオーディオ歴30年位になります。


現在、私は口径38cmのスピーカーを使っていますが、
初めは、口径25cmのスピーカー(左右で8万円位)を使っていました。その時に使っていたアンプが8万円位かな。その後今のスピーカー(左右で60万円)を購入し、8万円のアンプで鳴らしていたのですが、低音がスカスカ(アンプがウーファーを制動できない)。そこで、中古で10万円でラックスマンのアンプを購入し交換したら、見違えるほどに
低音が出るし、歯切れもよくなりました。
他の方も言われているように、音の70%はスピーカーで決まると思います。しかし、その気に入ったスピーカーをキチンと駆動するには、それに見合った、アンプが必要なのです。
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この回答へのお礼

初めてのご回答、光栄です。
38cmのウーファーってすごいですね!
うちのが17cmだから、倍以上の大きさですね。どんな音がするのか、一度聴いてみたいものです。

やはりアンプはそれなりのものが必要ということですね。
ご回答どうもありがとうございました。

お礼日時:2007/03/21 00:09

アンプのブラインドテストによれば、高価なものと安価なもので大きな差は出なかったという結果も出ています。


http://homepage1.nifty.com/iberia/column_audio_t …

私の場合、大きな音が出せないのでヘッドホンのみ使用していますが。
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この回答へのお礼

「300万円の・・・」というのは有名なブラインドテストですね。
2位にD社が入っているというので、テストに参加した人の耳が悪いという意見が某掲示板で吹き荒れていて、少し笑ってしまったことがあります。

じっくり読ませていただきますね。
ご回答どうもありがとうございました。

お礼日時:2007/03/21 00:03

私の経験上は、アンプがスピーカーに見合わないと、音が薄くなるというのが一番大きかったですね。

音に実態感がなくなります。あとは、音楽を表現しきれなくなるというのも大きいですね。
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この回答へのお礼

薄くなる、音楽が表現しきれなくなる、というのはわかるような気がします。
ご回答どうもありがとうございました。

お礼日時:2007/03/20 23:58

このての質問へは皆さん入れ込んでいる方が多いので、


沢山の回答があるかなと思いますが、私も久し振りに一言書き込みました。

>アンプとスピーカーは値段が釣り合ったものがよい、ということもよく目にします。
これはYESです。
ただ、CP(コストパフォーマンス)上ということでですが。
この件に関してのキーワードは、『ボトルネック』でしょう。
いわゆる、低いレベルに合わされてしまうということです。
幾ら素晴らしいアンプを持ってきても再生能力のおつるスピーカーシステムでは、もったいない。
この逆も真なりです。
先に述べたCP上ということは、この『もったいない』になるということです。
ボトルネックのため幾ら金を出しても低いレベルにしかならないということです。

では、そのバランスはどう決まるのか、決めるのか、ということですが。
それは何処にも定義されているモノではなく、本人が決めるモノです。
そのため、比較できる耳を持っていることが肝心、必要となります。

本当に分かるのかと思うでしょうが、分かります。
具体的にいえば、
アンプ<スピーカーシステムの場合は、
スピーカーシステムがアンプを馬鹿にしてる、という感じがします。
アンプ>スピーカーシステムの場合は、
アンプに着いてこられない、という感じがします。

どちらも(余程聴き込んだ機種でなければ)単純に比べて上記の感覚が持てるかといえば嘘になります。
このために日頃から、いろいろな機種を聴き込んでいます。
そしてリファレンスとなる基準を持っているのです。
そのリファレンスを100として、それと比べてどの程度の再生能力が在るのかを評価します。

ここで疑問に持っていただきたいのですが、
比べるのは、ターゲットのアンプとスピーカーシステムのバランスです。
リファレンスと比べても仕方がないじゃないか、ということです。
その通りです。
(例えば、リファレンスのアンプ=RX、スピーカーシステム=RY、ターゲットはそれぞれTX、TYとします)
RX>TX、RY>TYが言えます。
テーマはTX:TYですね。

RX:TX=100:70、RY:TY=100:60
の様に単純には方程式が成立しませんが、似たような感じは分かるのです。
この式からの結論はTX>TYとなるのです。
(もちろんこんなに簡単明瞭ではありません)

長くなったのでまとめますが、
まず目先の質問に対しては、YESが回答です。
次に、真に必要なのは、
それが分かるためには日頃から自分のリファレンスとなりうるモノを持つ必要がある、ということです。
(自分のといっても、文字通り自分に取ってではなく、かなり絶対的なという感じのです。)
さらにそのためには、無限の努力をする必要がある、ということです。
ご機嫌な音楽を聴くための努力は苦になりません、楽しいモノです。
頑張ってください。
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この回答へのお礼

「ボトルネック」というのですね。なるほど、低い方にレベルが合ってしまうというのは、なんとなくわかるような気がします。
「比較できる耳」を持つ、というのが問題なんですよね。
私のように試聴する機会がないものにとっては、それは至難の業です。
こうやって、ネットで情報を集めるしかないわけですが、それが結構役に立つこともあって助かっております。

しかしながら、機会をなんとか見つけて、いろいろな機種を聴きたいと思います。
ご回答どうもありがとうございました。

お礼日時:2007/03/20 23:56

人が大型スピーカーに求めるものとして、音像の大きさがあると思われます。


ボーカルひとつとれば、等身大で歌うのか、その半分ぐらいなのか、はたまた2倍ぐらいなのか。
音場で拡散するという事ではなく、音像です。ボーカリストの存在感です。
別にボーカルでなくてもよろしい、楽器でも同じことです。
音が陰影感をともなって立体的に再現されているか。
最弱音から最強音までそれが崩れることなく、プレーヤーの息づかい、雰囲気、静寂、はたまた魂まで(変な表現ですが)再現できるか。
要は実在感です、そこに人がいる、そこに楽器があるという原音らしきもの・・・。

音像は、音質の良し悪しは別として、大きいほうが迫力はあります。
映画でいえば、小型スクリーンと昔の大型ワイドスクリーンの違いみたいなものです。
考えてみれば大変なパワーです。しかも効率の悪い、過去の遺物のような「スピーカー」というものをいまだに使っています。
とてもアンプの単なる、「出力ワット数」で出せるものとは思われません。
やはりそれなりの「駆動力」は必要とされるでしょう。
その源は、いまいましいぐらい重くてデカイ、なおかつ余裕のある大型電源部にあると愚考します。
必然的に高額なアンプになるでしょう。

追伸
そういった機器をそろえれば、良い音?がでるというものでもありません。
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この回答へのお礼

うちでは1mくらいの小人が歌っております。
しかも管楽器はうろうろ歩き回っているようで、あっちこっちから音がします。困ったものです。
これはまあ、セッティングのせいなんでしょうけれど、やはりアンプに余裕を求めれば、高価なものになってしまうんでしょうね。

ご回答本当にありがとうございました。

お礼日時:2007/03/18 23:31

私はPCを巨大CDチェンジャー代わりに使っていて、アンプはクリスキットです。


クリスキットはソースの音を忠実に再現することを目指した設計です。
スピーカは7~8万円のコンポのものです。

PCのサウンドカードの音が悪かったので今までスピーカの音質が気になっ
ていなかったのですが、メイン使うPCのオンボードのサウンドカードの音
があまりに悪いので、オンキョウのUSBのサウンドデバイスをついに買い
ました。すると、いい音が出るようになり、アンプもいいので、いきなり
音にスピーカの限界を聞き取れるようになりました。

お金に糸目を付けないのであれば問題はありませんが、予算があるのであ
れば、バランスよくするのが一番だと思います。
将来、少しずつレベルアップするのだとすれば、私はアンプを最初に良く
することをお勧めします。アンプがいいと、他の何処が悪いのかが聞き取
れると、経験上そう思います。
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この回答へのお礼

アンプを良いものに替えたら、スピーカーの限界がわかるというのは、非常に納得できます。
アンプさえ替えていなかったら、スピーカーを買い換えずにすんで、お金もかからなかったのに・・・と、少々恨めしい気持ちもありますが、今まで聴いていた音よりはるかに美しい音を経験できたのだから、これは幸せなことなんでしょうね。・・・財布が寒くなりますが。

ご回答、とても参考になりました。
ありがとうございました。

お礼日時:2007/03/18 23:15

音の良し悪しはスピーカーで決まるといって良いほど偏ってます。


極端なことになりますが電気的に増幅するアンプは出力さえ希望の枠内に入っていれば2万円の低価格でも50万円超のものでもデータ上は差があっても聴感上はその差は余りありません。
しかし電気信号を音にするスピーカーはその差がはっきり現れ聴感上も良し悪しがでます。良し悪しがでるということは好みもはっきり現れ、ジャズ向きだとかクラシック向きだとかの個性が出てくるわけです。
本当は原音を忠実に再現できるスピーカーでしたらジャンルを選ばないはずなのですが。
さてスピーカーの価格ですが。各社目指す音質はまちまちです。
どんなに歪が少なく原音再生に向いているスピーカーでも全ての人に受け入れらるとは限りません。かえって歪の多いシステムを好むマニアもいます。タンノイやBOSEなどがいい例かと思いますが、これは単に音だけではなく視覚や先入観も影響していると思います。
ですから必ずしも高価なスピーカーが良い音という定義はありません。
一般的には同じ価格でよい音を期待するならアンプに2割、スピーカーに8割がバランスの取れた割合だと思います。
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この回答へのお礼

以前アンプを替えた時(もちろん安物ですが)、スピーカーは以前と同じものであったのですが、音色が劇的に変わった経験があります。
それはスピーカーを替えた時と同じくらい顕著なものでしたので、私はスピーカーとアンプは五分五分くらいかな、と思っています。

高価なスピーカーが必ずしも良い音だとは限らない、というのには全面的に賛同させていただきます。というか、そう思いたいです(笑)。
ご回答どうもありがとうございました。

お礼日時:2007/03/18 23:09

スピーカをディスプレイ、アンプをグラフィックボードに例えてみましょう



どんなに高性能なグラフィックボードを使っても、出力はディスプレーの性能以上のものは表現できません。
逆にどんなに優れたディスプレイでもグラフィックボードの性能以上の
画面は出せません。

どっちに偏ってもダメという事です
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この回答へのお礼

とてもわかりやすい喩えで、機械に弱い私でも理解することができました!なるほどなあ。
ご回答どうもありがとうございました。

お礼日時:2007/03/18 22:52

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