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何方かがカイコの細胞培養で質問していますが,昔から昆虫細胞はなぜ細胞培養できるのか疑問に思っていました。テロメアがないわけではないようです。しかし,ガン化させることなく正常細胞が無限に細胞分裂する機構はどうなっているのでしょうか。ご教示下いただけたら幸いです。

A 回答 (2件)

>組織を取り出し,ただそれを培養するだけのようです。



よく知りませんが(すみません)、検索したところいろいろ苦労があるようで、血球系細胞、卵巣が主のようですが? 

卵巣、精巣は生殖細胞であり、例外的です。細胞株樹立の容易さに組織特異性、昆虫の種特異性があるのなら、その詳しい方との話と矛盾するかもしれません。

>http://www.nias.affrc.go.jp/seika/nias/h13/nias0 …
>これら培地は血球系細胞、卵巣やこれ迄増殖が困難な脂肪体や精巣の各組織由来の細胞の増殖を促進し、従来の培地よりも飛躍的な改善が認められた。
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多くの(昆虫をふくめ、すべてかどうかは不明)正常細胞は無限に分裂できません。

不死化もしくはがん化していると思います。不死化にはテロメア伸長酵素などがいるようです。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%86%E3%83%AD% …

>ショウジョウバエではテロメラーゼよりも、これらの外来性配列の転移によってテロメアが維持されている。カイコは弱いテロメラーゼ活性が見られるものの、レトロポゾンによる染色体末端の維持が行われている。

この回答への補足

専門家のお話では,昆虫の培養細胞はガン化することなく培養が可能のようです。昆虫の培養細胞株の作出は,組織を取り出し,ただそれを培養するだけのようです。不死化・ガン化の操作は必要ありません。

昆虫体内で元々体液に囲まれて浮遊培養のように生活している細胞ですから,工業化し易く研究が進んでいる分野のようです。特に昆虫細胞はタンパク質合成能が高くタンパク質系の薬の製造には向いているのではないでしょうか。

昆虫細胞は珍しい細胞ですね。培養細胞でも温度調節のみでM期をとばして細胞周期が進み,DNAの多糸化が可能なようです。このことが多糸染色体や染色体放出に関係しているのかもしれません。

レトロトランスポゾンがキーワードかもしれませんね。

補足日時:2007/03/26 07:47
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