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先日カナダへ海外旅行に行き、VISAカードでの海外キャッシング(現地のATMで現地通貨を引き出す方法です)を利用しました。

帰国後、利用明細を見たら、200ドル引き出した場合では、
レートは108.528 で、21705円
プラス手数料が448円で、合計22133円 の支払いとなりました。
(WEB通帳での確認でまだ締め日前ですが)

この手数料ってどのように計算されているのですか?
三井住友VISA利用で年率18%らしいのですが、よくわかりません。

海外旅行でのお金の準備は海外キャッシングが便利でお得と聞いて
両替や海外キャッシュカードではなく、クレジットキャッシングを利用したのですが、手数料が結構したのでビックリしてしまったのですが
これくらいするものなのでしょうか?

結局10万円分以上キャッシングしたので手数料も2000円以上になります。
これなら両替や海外キャッシュカードを利用した方が得なのでしょうか?

A 回答 (2件)

 どうもこんにちは、カナダ旅行は楽しまれましたか。

先般のご質問[1]でキャッシングを一つの手段として勧めた手前もあり、ここはきちんと説明申し上げたいと思います。
 結論から言えば、手数料(利息)が分けて書かれているために何となく不利に見えているだけで、両替や国際キャッシュカードよりやはり有利です。

 手数料の計算についてはNo. 1のご回答の通りです。利用日から引落し日までの日数をn日とすると、ANA VISAカード(三井住友カード)の年利は18.0%ですので
18×n÷365 (%)
の利息を払うことになります。ANA VISAですと利用日から引落し日までは最短で21日・最長で56日です。21日で利息は1.0%、56日で2.8%と見積もられます。質問者さんの例ですと手数料(利息)は2.1%と計算されますから、上記の範囲に収まっていて妥当な額です。なおクレジットカード会社と別に、ATM設置者が1回50円~200円分程度の手数料を徴収することがありその場合はその分も加算された手数料額になっています。

 続いて基準レート(VISAインターナショナルが定める通貨間換算レート)の、1カナダドル(以下CAD)=108.528円が妥当かどうか検討します。カナダドルは4月の前半は銀行間レートで1 CAD=102~104円くらいでしたが、4月末頃から急騰し、5月に入ってからは1 CAD=107~110円で取り引きされています。キャッシングなさったのが4月のうちであったなら1 CAD=108.528円というのはちょっと高いですが、5月に入ってからなら妥当なレートと言えます。
 私も海外でのキャッシングは何回か使っていますが、VISAインターナショナルが定めるレートが、その時点での銀行間レートと1%以上乖離していた経験は今のところないです。

 両替や国際キャッシュカードはやはり不利です。例えば日本でカナダドル現金に両替すると、大半の金融機関で公示仲値に1 CADあたり8円60銭上乗せされたレートになります。(公示仲値/銀行間レート/VISAインターナショナルが定めている通貨間換算レートの3つは同一視して差し支えないことは前回説明申し上げた通りです[1])
 例えば200 CAD分を日本で両替したとします。その両替の明細書には「レート1 CAD=108.528円 手数料1,720円」と分けて記されることはなく、おそらく「現金両替レート 1 CAD=117.128円」と書かれるだけでしょう。表立っての記載がないだけで実際には8%以上の手数料が乗っているのです。逆にキャッシングは「手数料は加算されているが、レートそのものは手数料抜きの数字で記されている」とも表現できます。
 国際キャッシュカードでは新生銀行が「VISAインターナショナルが定める通貨間換算レートに4%加算」、三井住友銀行が「VISAインターナショナルが定める通貨間換算レートに3%と200円加算」です。シティバンク銀行は計算法が多少複雑ですが、結果だけ示すと公示仲値+約3.8%になります。いずれの場合も、ATM設置者が1回50円~200円分程度の手数料を徴収することがあるのはキャッシングと同じです。
 私はシティバンク銀行で利用経験がありますが、通帳(毎月送られてくる利用明細書)では同様に手数料込みのレートで表示されます。このため手数料はかかっていないように錯覚しますが、実際には4%近い手数料がしっかりと含まれているわけです。やはりキャッシングが有利ということになります。

【まとめ】
(1)ご質問のケースの「手数料2.1%」はごく妥当な数字です。手数料の計算法は本文中に記した通りです。
(2)キャッシングの場合確かに手数料(利息)はかかっていますが、手数料が別途表記されているために不利に見えるだけです。両替や国際キャッシュカードなどの「手数料込みのレート」と条件を揃えて比較すれば、キャッシングが有利であったことを納得頂けると思います。

[1] http://oshiete1.goo.ne.jp/qa2914177.html
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この回答へのお礼

いつも有難うございます。
これまで海外ではせいぜい5万円くらいしか換金しなかったので(ほとんどクレジット決済でした)、ビックリしてしまったのですが、よくよく計算すると妥当でした。
今回の旅行で大変勉強になりました。
本当に何度も同じような質問に詳しく教えていただき有難うございました。

お礼日時:2007/05/16 13:34

私も海外出張で、よく海外キャッシングを利用します。

この場合、年利×決済日までの日数で、手数料をカウントしています。つまり、決済日までの日数が長いと、手数料がかかります。最大50日程度でしょうか。60日と計算して、18%÷12ヶ月×決済までの月数ですね。
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