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老いたネズミの脳に若いネズミの海馬を移植すると、記憶力が回復すると聞きました。
これはアセチルコリンという物質が関係しているとの事ですが、そもそもアセチルコリンってどこから分泌されているんですか?

で、どうしてアセチルコリンが多く分泌されると記憶力が回復するのでしょうか?
教えて下さい。
宜しくお願いします。

A 回答 (1件)

こんにちは。



>これはアセチルコリンという物質が関係しているとの事ですが、そもそもアセチルコリンってどこから分泌されているんですか?

「ACh(アセチルコリン)」といいますのは神経伝達物質の一種でありまして、脳内では「ACh含有神経核」から分泌されます。このうち、海馬に対するAChの投射は「内側中隔核」という神経核から行なわれています。

>どうしてアセチルコリンが多く分泌されると記憶力が回復するのでしょうか?

海馬におけるAChの働きは神経細胞の活動を亢進・修飾させ、記憶回路の「長期増強」を誘発させることです。このため、内側中隔核からのAChの投射がありますと、海馬での長期記憶が形成されやすくなります。内側中隔核からのACh投射は大脳辺縁系の情動反応により、主に注意・緊張が必要になったときに活性化されます。そして、これ以外のときは通常、海馬の記憶機能といいますのは「5-HT(セロトニン)」の恒常分泌によって抑制されています。

>老いたネズミの脳に若いネズミの海馬を移植すると、記憶力が回復すると聞きました。

これはちょっと分かりませんね。
まず、実際に海馬の細胞移植というのは可能なのでしょうか。それに、AChを分泌しているのは海馬細胞ではありませんから、それでAChの量が増えるということはないはずです。但し、その年老いたネズミの脳がACh分泌の低下による「前向性健忘」であるならば、AChの局部投与によって機能回復をする可能性はあると思います。
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この回答へのお礼

ありがとうございました。

機能回復はまだ出来ていないんですね。
ちょっと勘違いをしていたみたいです。
助かりました。

お礼日時:2007/07/05 17:14

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