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柏原原発が地震に襲われた事故で、「放射化した空気が大気に漏れた」とか「放射能を帯びた水が・・・」ということが言われています。
基本的な質問で申し訳ないのですが、放射化した、とか放射能を帯びた、というのはどう言う意味ですか?
私の理解では放射能とは放射線を発する事で放射線とはα線、β線、γ線の三つがあってそれぞれヘリウム原子核、電子、電磁波、と理解しています。だから放射化する=放射能を帯びるというのはある物質がヘリウム原子核(ないし、電子、電磁波)を発する能力を持つようになる、という意味だと思うのですが、「空気(水)が放射化する」というのは酸素や窒素やH2Oがそういう性質を持つに到った、という意味なのでしょうか?そうなるためには原子・分子の状態がどうなっているのでしょうか?例えば酸素の原子核の中性子が少なくなって、同位体になったとか・・・
よろしくお願いします。

A 回答 (4件)

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私の理解では
・・・・・だから放射化する=放射能を帯びるというのはある物質がヘリウム原子核(ないし、電子、電磁波)を発する能力を持つようになる、という意味だと思うのですが、

はい。そうです。
私が大学の授業で習ったのと同じです。

今、調べてきましたが、


<水の放射化の例 その1>
2個のH原子のうちの1個が、Hの放射性同位体であるトリチウム(三重水素)になることを、水の放射化と呼ぶようです。
トリチウムの"元素記号"は、Tと書きますので、
HTO です。


<水の放射化の例 その2>
O-16 が N-16 になり(=放射化)、N-16 が O-16 に戻るときにβ線を放出する。


<空気の放射化>
一言で言えませんが、色々あるようです。
(NやOの放射性同位体だけでなく、ほかの元素の混合も含む)


なお、
下記を参照しました。(いずれもpdfファイルです。)
http://acc-physics.kek.jp/OHO/OHO05/10-Miura0803 …
http://adbp.lhd.nifs.ac.jp/kakenhi-2/PDF/A02-2_N …
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放射化とは、放射能を持っていない原子核が中性子を吸収して放射能を持つようになることです。

化学では、中性子放射化分析という分析法があるぐらいです。また、放射線にはβ+線というものもあり陽電子を出します。
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元来「放射化」とは、原子核が中性子を吸収し、質量数が一つ大きい放射性同位元素になることを言います。

新聞で、「放射化した空気が・・・」などと書いているのは、正確な言い方ではなく「空気に放射性物質が混入し、空気が汚染される」ことを意味しているのだと思います。
「放射能を帯びる」というのも「汚染される」ということで、(新聞などで書かれているような)「放射化する」=「放射能を帯びる」といえるでしょう。
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元素によっては、ガンマ線や中性子線などで強力なエネルギーを与えると、原子核が壊れて放射能を帯びることはあります。


しかし、この場合は水や酸素、窒素の分子自体が放射能を帯びたのではなく、放射能を帯びた別の化合物が混じることで汚染された空気や水が漏れだした、ということです。
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