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生まれた瞬間に人権が与えられて、死んだら消えるんですよねー?
なのになんで死体遺棄罪とか、死人に対する侮辱罪とかあるんですか?
死んでからも実は何か権利があるんですか?

最近法律の勉強始めたんでわからないことだらけです。
サルでも解る解説ヨロシクお願いします!

A 回答 (7件)

 刑法においてその罪を罰することにより保護されているものを法益と呼んでいます。

刑法の犯罪は国家的法益、社会的法液、個人的法益の順に配列されています。殺人や窃盗は個人的法益を侵害とする犯罪とされていますが、死体遺棄罪(190条)は礼拝所及び墳墓に関する罪として、社会的法益を侵害する犯罪とされています。つまり、死人個人の権利が対象ではなく、死人一般を敬うものとされる宗教的感情を損なう社会に対する罪(風俗に関する罪)ということになっています。また、侮辱罪は個人的法益を侵害する罪ですが、これは、死者本人ではなく、死者の関係者に対する侮辱罪と考えられています。
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この回答へのお礼

ふむふむ。なにやら漢字が多いので理解するのに時間がかかりましたが(笑)、
なんとか納得がいきました。アリガトウございました!!これからも勉強がんばりたいと思います!

お礼日時:2002/07/28 15:24

MasterJAKEさん、すみません・・・



ドラマは嘘が多いです。やはりマユツバで見た方がいいと思います。

死体遺棄罪で逮捕しておきながら、ことさらに殺人罪で取り調べ、さらに、逮捕・勾留期限(23日間、205条2項+208条1項+208条2項)が切れかけたところで、殺人罪で逮捕すれば、なんのために23日間という期間を定めたのか、憲法34条の趣旨を没却し、令状主義に反する違法な捜査となってしまいます。

確かに実際に別件逮捕されていますが、捜査は一応、死体遺棄の捜査が中心で、ことさらに殺人罪ばかりを捜査すると、別件逮捕を認める別件基準説に立ったとしても、一罪一逮捕一勾留の原則にも反することとなってしまいます。

あ・・・質問から離れてしまいました。すみません。条文は刑事訴訟法ということで。ぢゃ~(>_<)
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この回答へのお礼

『無罪の推定』じゃなくて『有罪の推定』ってヤツですね?
大学でそんな感じのことを習った気がします。世間が有罪人を求めているから悪い考えになっちゃうんですね。もっとクリーンな世の中になって欲しいです。。
質問に対する回答が9行中8文字とゆうのがちょっと寂しかったですけど(T_T)、ありがとうございました!

お礼日時:2002/07/28 15:33

もっと単純に殺人犯が死体の置き場所に困って捨てたり、放置したときに別件で逮捕しやすいからじゃないですかね。


よく殺人容疑では立件できなくても死体損壊罪や死体遺棄罪で逮捕してるじゃないですか。
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この回答へのお礼

ほんとにそんな理由ならなんか悲しいですねー。回答ありがとうございました!

お礼日時:2002/07/28 15:35

なんとなく、簡潔に答えてみたくなりました。



>生まれた瞬間に人権が与えられて、死んだら消えるんですよねー?
はい。民法上でも1条ノ3で私権の享有は出生に始まるといってます。

>なのになんで死体遺棄罪とか、死人に対する侮辱罪とかあるんですか?
刑法ってのは、公法であって、私人間の取り決めの私法とちがうのです。国家と私人のとりきめなんです。
で、刑法190条は社会法益で守ろうとしているのは、個人の人権ではなく、社会の治安などだから、死体をそこいらに捨てたら怒られるのです。230条2項の名誉棄損罪の保護法益は争いあるものの、遺族の名誉とか、死者への敬虔感情って考えていれば、死者に権利があるとはいえないと思います。
もっとも、通説は死者の名誉そのものと考えるから死者といえども虚偽の流布に対しては特別の保護がされるべきと考えているのかな。もっとも侮辱罪231条は死者は対象にならなかったと思います。

ぢゃ、これで。
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この回答へのお礼

はぁ…。その通説とか判例とか学説とかなんか説がいっぱいあって実際どれを信じたらいいのか迷います。ある説もなるほどと思うけどその反対派の意見もまた理にかなってるなぁって思います。
知識が少なくて自分では当分判断しきれそうにないです。(>_<)
答えが一つじゃないって難しいです!

ぢゃ、ありがとうございました!

お礼日時:2002/07/28 15:48

死者の遺族の法益を侵害する(つまり、死者を悼み故人を尊ぶ権利が損なわれる)という側面は確かにあるでしょうが、それでは天涯孤独の身の上の人や、無縁仏となった人の亡骸を弄んでも死体損壊罪にならないか、というとそんなことはありません。



死とは人間の究極の終末ですから、その終末を軽んじるようでは社会や人のつながりは成り立たなくなる恐れがあります。ですから、いわゆる社会防衛的な意味があって遺体を大事に扱い、死者への畏敬の感情を保持することで他者の死を招く行為を予防する意味があるものと思います。

他者の死を軽んじるようでは、他者の命を奪うことに鈍感になりかねません。戦争にしてもオウム事件にしても同じです。戦争では相手の命を奪うことだけではなく、首を切り落として晒したりして遺体への感覚を麻痺させようとすることがままあります。そういう状況を見慣れてしまうと、人の体が単なる物体に思えてしまうという特異な心理状態に陥りやすいそうです。また、オウム真理教ではポアと称して「魂の浄化」という虚飾で飾って、人の命を奪うことを正当化しました。その教団内で何が行われていたのか、というと、死体をバラバラにして焼却炉で灰にしてしまうということです。

遺体に恐れを抱かないことは、このような凶悪・残忍極まりない行為であっても、平然とできてしまうことに通じます。だからこそ、遺体を尊び、畏怖することが大事なのでしょう。これは法益云々と言うよりも、もっと原始的な、DNAに組み込まれた種の保存本能なのかもしれません。
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この回答へのお礼

なるほど。。おっしゃる通り原始的な問題かもしれないですね。
理論ばっかを考えてたら視野が狭くなっちゃいますね!
もっと頭を柔らかくしながら知識を増やしていきたいと思います!!
ありがとうございました(^o^)v

お礼日時:2002/07/28 15:11

人権があるとかではなくて、宗教施設などと同様の『特別なモノ』という扱いだと思います



参考URL:http://www2s.biglobe.ne.jp/~law/law/ldb/keiji/M4 …
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お墓参り。

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