アプリ版:「スタンプのみでお礼する」機能のリリースについて

NHKテレビ英会話講座より 
If it weren't for you, we wouldn't be lost.
もしもあなたじゃなかったら、道に迷ってないわ。
If it hadn't been for me, we would still be lost in the woods.
俺がいなかったら、まだ森で迷子のまんまだったよ。
The people couldn't have made the long journey if it hadn't been for these places.
こういう場所がなかったら、みんなは長旅をできなかったでしょうね。
(質問)
[for]の使い方について教えて下さい。
[for me][for you]の場合「私のために~」とか「あなたのために~」と訳していましたが、今回の場合はどうも「主語」として扱われているように思われます。「私が~」「貴方が~」「この場所が~」。[it...for]構文?。[it]が仮主語でで[for]の後ろが本当の主語でしょうか?初心者にも解る易しい説明を希望します。よろしくお願いいたします。以上

A 回答 (3件)

こんにちは。

7/24のご質問ではご丁寧なお返事を有難うございました。

ご質問文は3文とも、仮定法の文になります。

1.If it weren't for you, we wouldn't be lost.
もしもあなたじゃなかったら、道に迷ってないわ。:

(1)この意味は正確には、「もしあなたがいなければ」となります。

(2)「あなたじゃなかったら」なら、
If it weren't you
となり、forは必要ありません。

(3)ご質問文は仮定法過去の文で、現在の事実と反することを仮定して述べたものです。

(4)仮定法は以下のような叙実法(事実を述べる文)に書き換えることができます。

=As you are, we are lost.

(5)意味は
「もしあなたがいなければ、道に迷わないだろうに」
=(でも実際は)「(現在)あなたがいるので、(現在)道に迷う」
という現在の事実が存在します。


2.If it hadn't been for me, we would still be lost in the woods.
俺がいなかったら、まだ森で迷子のまんまだったよ。:

(1)これは仮定法過去完了の文で、過去の事実と反することを仮定して述べたものです。

(2)一方主節の方は、仮定法過去の帰結の用法で、現在の事実と反することを述べています。仮定法には、この例文のように、条件節で仮定法過去完了、帰結節で仮定法過去を使った、時制が混合した仮定法が使われることもあります。それは時制で見分けます。

(3)意味は
「(過去に)もしあなたがいなかったら、(現在)森でまだ道に迷っているだろう」
=(実際は)「(過去に)あなたがいたので、(現在は)道に迷っていない」
という過去+現在の事実が存在します。


3.The people couldn't have made the long journey if it hadn't been for these places.
こういう場所がなかったら、みんなは長旅をできなかったでしょうね。:

(1)これは仮定法過去完了の文で、過去の事実と反することを仮定して述べたものです。条件節、帰結節とも、仮定法過去完了になっています。

(2)意味は
「(過去に)もしこういう場所がなかったら、(過去に)みんなは長旅をできなかったでしょう」
=(実際は)「(過去に)こういう場所があったので、(過去に)みんなは長旅をできた」
という過去の事実が存在します。


ご質問1:
<[for]の使い方について教えて下さい。>

(1)このforは「関係」の用法の前置詞になります。対象との関わりを示唆するものです。もともとは「それが~に関するものでなければ」「それが~についてでなければ」という原義があります。

同じ用法に、except (for)「~(の点)以外は」に使われるforがあります。これも「関係」のforです。


ご質問2:
<[for me][for you]の場合「私のために~」とか「あなたのために~」と訳していましたが、今回の場合はどうも「主語」として扱われているように思われます。「私が~」「貴方が~」「この場所が~」。[it...for]構文?。[it]が仮主語でで[for]の後ろが本当の主語でしょうか?>

「主語」ではありません。また、[it...for]構文?でもありません。仮定法に使われるforは、上記の説明の通り、「関係」を示唆する前置詞です。

仮定法で使われるこうしたforは、

If it were not for「~がなければ」(仮定法過去)
If it had not been for「~がなかったら」(仮定法過去完了)
Without「~がなければ」「~がなかったら」
But for「~がなければ」「~がなかったら」

などがあります。WithoutやBut forは前置詞(句)として、仮定法過去、仮定法過去完了、どちらの時制でも用いることができます。時制を判断するのは主節の時制になります。

例:
But for you, I would be lost.
=If it were not for you, I would be lost.
「あなたがいなければ、道に迷うだろう」

But for you, I had been lost.
=If it had not been for you, I had been lost.
「あなたがいなかったら、道に迷っただろう」

以上ご参考までに。
    • good
    • 1
この回答へのお礼

いつもご回答有難うございます。これから仮定法の放送が始まるので、教材にざっと眼を通しているところです。今回も、感激してご回答を繰り返し読んでいます。私のレベルに合わせ、易しくそして詳しく教えてくださる先生にめぐり合えて幸せなひと時に浸っています。
ご回答の内容ですが、「あなたじゃなかったら・・」は教材を忠実にコピーしていますので、教材に・・・?。「叙実法」を教えていただきました。簡単が何よりです。是非覚えなくては・・。
If it were not for「~がなければ」(仮定法過去)
If it had not been for「~がなかったら」(仮定法過去完了)
Without「~がなければ」「~がなかったら」
But for「~がなければ」「~がなかったら」
これからもたくさん出で来ると思いますので暗記に勤めます。
何より[for]「それが~に関するものでなければ」「それが~についてでなければ」という「関係を示唆する前置詞である」という説明が私にはとても参考になりました。重ねて御礼申し上げます。
夏本番です。健康に気をつけて、元気に、楽しく、充実した、毎日でありますことを祈りいたします。敬具

お礼日時:2007/08/05 11:32

Gです。

 こんにちは!! 来来週行く中国の都市は明日は38度になるとの事。 一日いるだけなので我慢するしかないようです。 <g>

この表現は、If you were not thereと言う仮定法独特の表現ですね。 これを理解している事で、つまり、このフィーリングを捕らえているから、ほかの表現の省略かもしれない、と感じることができるのですね。 without you/the place/someone/something, the situation would have been differentと言うフィーリングを表現したちょっとお堅い表現ですね。

If the situation were for you to be there,と言う風に解釈できるでしょう。

しかし、実際には、分解せずに、雑学的な解釈をしようとしないのです。 この表現がきたら、そのままのフィーリングを感じるだけなのです。 確かに母語ではないのですから、なぜこういう表現をするのかを知りたく感じるし、納得のいける解釈がほしいと思うのは仕方ないと思います。

慣用句だからですね。 外人さんが、「うなぎには目がないんですよ」と言う表現が何でそうなるのか、うなぎには目があるよ、だったらこの目はその人の目? じゃ、目と言う単語にはeyesのほかに意味があるのだろうか。 と言う疑問が生まれてくるわけです。

そして、この慣用句の意味を外人さんでも納得いけるように説明するために「雑学」的「想像」をすることになるのです。 もちろんそれが正しいかどうかは誰も知りませんし誰も日本人であれば気にしないのですね。

それが今回の表現なのです。 

私が書いた解釈はこの雑学的解釈であり、こじ付けとも言えるでしょう。 

こういう決まりきった、しかも説明できない表現・イディオム・慣用句は日本語でも英語でも誰か昔作って定着したままで使われてきたのです。 

なぜ、oneがワンとWの入った発音になるのか、考えたことがありますか? ヨーロッパ語からの影響だとは「知る人ぞ知る」と言うことでも一才の子供でも使うこの単語の発音は誰も気にしていませんね。 母語としない人たちがふと思うくらいのものなのです。

雑学的解釈を求めることは私も好きです。 特に日本の慣用句には非常に興味がありますし、言葉遊びとして使います。 しかし、日本の友達はほとんどの場合????きょとんとしているだけです。 慣用句を「直訳して遊ぶ私のフィーリング」を感じてくれないのですね。 考えたこともないからなんです。 (「小耳に挟んだんだけど、本当の事知らないか?」と言われ「これの小耳もそう聞いた。 お前の大耳はどう挟んだ?」なんていったって全然面白くもない、顔をされるわけです。 <g>)

回答になりましたか?

これでお分かりになりましたでしょうか。 ご理解しにくいところがあったり追加質問がありましたらまた書いてください。


 
    • good
    • 0
この回答へのお礼

いつもご回答有難うございます。これから仮定法の放送が始まるので、教材にざっと眼を通しているところです。とても勉強になりました。文型として覚えこみます。手がかりをいただき感謝いたします。北京にご出張とのこと、暑い季節ですので飲食物等、体に気をつけて無事のお勤めをお祈りしています。帰国されたらまた時折教えて下さい。楽しみにしています。 まづは御礼まで。

お礼日時:2007/08/05 10:39

If it were not for ~


If it had not been for ~
どちらも、「(もし、)~がなかったら」という決まり文句(熟語みたいなもの)として覚えるのがよいと思います。

it のbe動詞が were というのは、一見、変な感じがしますが、
仮定法では、あり、です。・・・というか、普通です。


ちなみに、
as if it were ~
(as though it were ~ でも同じ)
というのもありまして、やはり、仮定法です。
意味は、「まるで、~であるかのように」です。
これも形で覚えてしまうのがよいでしょう。


こちらの 8.2 項もご参照。
http://www.alc.co.jp/eng/grammar/faq/08_01.html
    • good
    • 0
この回答へのお礼

ご回答有難うございました。これから仮定法の放送が始まるので、教材にざっと眼を通しているところです。とても勉強になりました。文型として覚えこみます。手がかりをいただき感謝いたします。 まづは御礼まで。

お礼日時:2007/08/05 10:21

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!