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 先頃の参議院選で民主党が大躍進し、その他の野党勢力は埋没した形になり、特に社民党、共産党は伸びませんでした。
 選挙前の政見放送では両党とも、いい事を言っているなあと思えたのですが、得票は少なかったです。社民党は旧社会党だった頃、石橋委員長時代や土井委員長就任間もない頃はかなりの議席を持っておりましたが、90年代になり、急激に衰退していきました。
 特に、自民党、さきがけなどと連立政権を組んだ頃から、支持を失って行ったように思います。
 今も少数勢力で護憲的な主張をしていますが、参議院選挙では票に反映されていませんでした。福島党首は独自の主張をしていますが、先細りのような気がします。
 以前から思っていたのですが、今のままの勢力でいるより、民主党に合流した方が良いと思いますが、何故、合流しなのでしょうか?
 民主党が結成された時、色んな党派(新進、日本新党、民社系)の政治家が集まって出来たのですが、当時自民党と連立を組んでいたとしても現在までの経過を見ると、今のままでいるメリットは少ないように思います。横光克彦さんのように社民~民主に移った人もいます。
 社民党が民主党に合流しない、できない理由は
 ・支持基盤、母体が違う
 ・思想考え方が違う
 ・独自性をアピールしたい
 以外に他に何かあるのでしょうか?土井委員長も引退し、社民党に期待している人は少ないともいます。政治に詳しい方、教えて下さい。

A 回答 (4件)

そもそも、細川内閣から自社さ連立政権に至る過程で、当時の社会党・村山委員長と新党さきがけ・武村代表は、盟友関係を深め、両党が丸ごと合体した新党を想定していました。

しかし、新党さきがけ所属の鳩山由紀夫などが主体になって民主党結成に動いた際に、清新さを狙って、旧世代の村山・武村両氏の参加を拒否しました。
そして、社会党が社会民主党に党名を変更した直後に、一部の村山支持グループを残して、社民党所属議員の大半が離党し、民主党の結成に参加したため、社民党は少数政党に転落しました。

そこで、社民党に残留した人達の事情は、民主党への参加を拒否されたことに対する意地の他には、主に選挙区の問題がありました。
小選挙区制では、同じ党内で選挙地盤が競合すると、選挙区を調整する必要があります。民主党に移ると、長年築き上げてきた選挙区を変わらなければならいことが予測される議員にとっては、政治生命にも関わる深刻な問題でした。
また、従来、社会党の最大の支持基盤だった総評と、民社党のバックにいた同盟が合併してできた連合が、民主党を支持するようになったことから、民主党に移っても、かつての総評と同じような専属的な支援が受けられないという事情もありました。連合は、民主党の旧民社党系の議員へも平等に支援したからです。
結局、民主党に対する人間関係上の嫌悪感や、選挙区や支持労組等の要素が複雑に絡んだ事情によって、社民党に残留しているのです。

民主党と社民党を分けているのは、思想上の違いではありません。民主党は、超保守的な改憲派から教条主義的な護憲派までが混在しています。実際に民主党には、社民党よりも左派色の強い議員もいるので、社民党が民主党に吸収されても、特に不都合はありません。
現在の社民党の左旋回は、意固地になって、建前上、独自色を演出しているに過ぎません。
このような経緯から、社民党内は、民主党への合流を志向するグループと、それに反発するグループとに二分されました。質問文にある横光克彦は、前者の急先鋒でしたが、結局、その主張を実現できずに1人で離党しました。

ご指摘のように、少数勢力の社民党には、何の存在意義もなく、結局は、民主党に吸収される途しかありません。しかし、その行方は、自民党も含めた、さらなる政界再編が起きる時期と密接に関係するでしょう。
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この回答へのお礼

 詳細な政界の変遷を添えた回答、有難うございます。すみません。政治家に重要な選挙区を忘れておりました。
 細川内閣誕生後、日本はこれから変わるかもしれないと期待していた頃、社会党、さきがけ離反し、自民党と野合の結果、元に戻ってしまいました。
 当時、社会党に憤りと失望を感じました。反自民の急先鋒だった社会党が手を組むとは、結局、自分の利益で動いた、与党になりたいだけだった思いました。
 少数政党で意地を張っているより、大同団結するべきだと思います。社民党に未来はないと思います。有難うございました。

お礼日時:2007/09/01 20:13

民主党は憲法改正、海外派兵に積極的です。

逆に社会党の一番の看板が、護憲、海外派兵反対です。社会党の根幹と民主党の政策が正反対なのですから、合流は不可能です。政策や議員人数を考えると現実的な選択肢は解党だと思います。ただなんだかんだといって、固定資産はけっこう持っているでしょうから、解党は解党でもったいないのかもしれません。
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私も、社民党はいい議員さんが所属されてると思います・・



ただ・・

土井さんなら、ここで突っ込む、
ここを突っ込む、
焦点にして、国民にわかりやすく問題の重要性を展開する・・・

という「ココ」(ポイント?フォーカス?)が
福島女史はズレてるような気がします・・

より、安部渡辺公明党町村政権が、
究極の目的は完遂出来るよう
サバイバルの道を開けてやり、
国民の非難を別口に向ける・・・

そういうところが、、あるので、、

民主党としても、
協力はしても、
そう簡単に、丸のみは出来ないぞ・・というところに思えます・・

党首が男性陣になった方が、
視点が広いような気がします・・?!?
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社民党は反権力の政党として貴重なポジションにいますが、福島党首の国防についての考え方はあまりに稚拙で、民主党とは全然違うポジションにいます。



社民党は、今自衛隊を仕方なく認めていまずが、将来的に向かう方向は非武装中立です。これでは共産党としか合流できません。
しかも非武装にした後、どう日本を守るかの議論では要領を得ない回答を繰り返します。
また、土井元党首の肝いりで頑ななまでの護憲派です。
いずれも国の基本政策であり民主党と一緒になれる訳がありません。


http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A4%BE%E4%BC%9A% …
2006年2月11日~2月12日の党大会で、自衛隊が「現状、明らかに違憲状態」であり、「縮小を図り」、「非武装の日本を目指す」との内容を含んだ「社会民主党宣言」が採択された。
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この回答へのお礼

回答有難うございます。思想的に今の現状にそぐわない方針では民主党との合同は無理なんですね。
 私は改憲推進派ではないので、今のままの憲法を維持するべきと考えており、社民党の主張も理解は出来るのですが、柔軟さも必要かな?思えますね。

お礼日時:2007/09/01 20:04

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