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私は大学で放送部に入っています。音響についての知識はつけ刃的なものしかありません。

私の放送部の先輩は(この人も知識はほとんど付け刃です)、ミキサー操作のときhighやlowをよくいじります。ところが、先日プロのアカペラグループのライブを観た際、ミキサー操作を拝見したところ各チャンネルのhighやlowはほとんどいじっていませんでした。それよりも各チャンネルの主音量を主に操作していました。
ミキサー操作の際、本来highやlowをいじることはあまりないのでしょうか?それよりも各チャンネルの音量操作をいじることの方が必要なのでしょうか?教えてください。

A 回答 (5件)

ライブPAの場合は、No.1の方のおっしゃるとおりなのですが、目線を変えて、質問者の方が「どういう時に、何を目的(のつもりで)チャンネルのhigh/lowを操作しているのか?」が、少し気になるところです。



放送の音響については、私は全くの素人なのですが、放送では「最大レベル」に対する規則というか規格というか…が非常に厳しく定められているので、ミキサーの前か後(もしくは両方?)に、非常に強力なレベルリミッターを入れて、音声信号の出力レベルが『絶対に一定の範囲内に収まるように』(大きすぎても小さすぎてもダメ)に厳格に調整されるものだと聞いたことがあります。
そのように、出力レベルの範囲が厳格に規定/調整されている状況であれば、ミキサーのフェーダーは、ほとんど上下操作が許されないので、イコライザー操作だけで「各チャンネルの『音量感』を調整する」必要があるのかも…ということは、わかるような気がします。

一方、ライブPAの世界では、各チャンネルの音質調整も大切ではありますが、これはNo.1の方のおっしゃるとおりで基本的には「本番前に調整を済ませておくもの」という位置づけです。そして本番では「各チャンネルの音量調整」が最も中心的な役割になりますから、ほとんどフェーダーしか触りません。ライブPAでは機材の限界一杯までは出力に制限が無く、また、各チャンネルの音の大小も演奏者の表現の一環で、その表現を積極的に補完することもPAの任務となりますので、音量操作は重要な役割を持ちます。

このように、基本的には放送とライブPAでは、「音量の扱い方」について随分立場が違うはずです。
ここからは素人の思いつきアドバイスなのですが、質問者の方におかれては、まず、ご自分の部の音響機器について、マイク→ミキサー→アンプ→スピーカ(ミキサー→送信機かもしれませんが)が、どのように結線されているか…ということから学ばれると良いと思います。たぶん、マイクとミキサー間、ミキサーとアンプ(送信機)間は、単純には繋がっておらず、間にコンプレッサ、リミッター、イコライザー等々、いろいろな機器が介在していると思います。
マイクからの音声が、どのような機器を介在し、各機器はどのような役割があり、それは最終的にどのように加工されて送り出されるか…という理屈と、それぞれ電気的にどのような基準、規格、規制があるかということは、ライブPAでも放送音響でも、基礎の基礎…な知識ですから、学んで損はありません。放送部なら、きっと配線ブロック図と機器のマニュアルは、どこかにきちんと保管されていると思います。

信号の流れと機器の機能がわかってくれば、ミキサー操作の規制や限界もわかってくるので、放送部の機器設定上、イコライザ優先かフェーダー優先かの意味と理由も、おのずからわかるんじゃないかな…と思います。
ご参考までに。
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25年前の放送部・ミキサー担当です。



>ミキサー操作の際、本来highやlowをいじることはあまりないのでしょうか

本質を見失っているよ。
必要だから操作する、不必要な場合は操作しない。

>先輩は(この人も知識はほとんど付け刃です)、ミキサー操作のときhighやlowをよくいじります

音場の周波数特性や、校内放送したときの周波数特性を解っていないだけ。
校内放送の場合f特は極端なカマボコになるから、いじること自体が
無意味。
たぶんその先輩はモニターSP上で個人的に「いい音」と思うように操作している(初心者が陥りやすい)。
特に「いい音」がドンシャリだったりする。

録音した放送のときに、わざとf特をいじって実験すればいいの
前半high上げ 後半low上げ等して音質がどう変わるか。
それを今後にフィードバックしていくの。

PAの場合収容した人員によりf特が変わるから臨機応変で変える。
プロのPAにバイトに行って実地で教えてもらえば解るよ。
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はじめまして♪


 まったくの素人ですが、アマチュアのアカペラ屋外コンサートの音響担当です(爆笑)
今までアカペラグループ2~6のコンサートを行いましたが、リハで「低音増やして」「高音上げて」「私のマイク音量上げて」と アップのリクエストは多いのに、「下げて」「しぼって」のリクは一度も無し(笑)
仲介役の方から、言われたら一度上げて、納得したら戻してと指示されました。 ライブだと本番にずーーっと声が大きくなるので、イコライザーはスピーカー特性に合わせた初期設定に戻して、かれこれ4年のコンサートです。

実際の音を聞いて、奏者と聴衆と自分が納得できるポイント探しがミキサーの役割と思います。
 わかる方には怒られそうな機材ですが、個人の趣味範囲の機材を(いらないですねぇ)
 マイク。サムソン、ベリンガー 各6本
 アンプ、クラシックプロ、ヤマハ、マランツ
 ミキサー ベリ
 スピーカー メイン:テクニクスとフォステクス混合の自作
       跳ね返り:テクニクスで自作(メインンの中域+ツイーター)
 他。ベリのチャンデバ、ベリのコンプリミッター、ベリのエコー

録音機:iBook G3 500Mhz ソフトはサウンドイットV3(蛇足の蛇足ですね)

私のモニター ソニーヘッドホン900ST
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アカペラグループのライブではおそらくSM58あたりが使われていたと思います。

SM58等の歌用マイクは近接効果があらかじめ調整してあります。そのためリップコンタクト状態でちょうど良い低音(大き過ぎず小さ過ぎず)が得られます。

放送部の環境が分かりませんが、例えばSM58を使っていてマイクからあまり離れてしまうと低音が出ませんのでスカスカの音になります。それを改善しようとしてEQを使っているのかもしれません。
逆にSM58のような歌用マイクではない場合、あまりマイクに近付き過ぎると低音が出過ぎるのでEQで低域をカットしたり高域をブーストしたりしているのかもしれません。

マイクとマイキングの正しい知識があれば、EQはそんなに使用しなくて済むはずです。 軸を外して上から狙うなどいろいろ試してみてください。
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マイクの用途は固定(楽器用とか、ボーカル用とか)されていますから、トーンコントロールの設定は、リハーサル段階で決定できます。


楽器の音色自体はミュージシャンが作るものですから、ミキサーは会場の特性に合わせて補正する程度だと思います。
各ミュージシャンやボーカリストは、自分の音量は制御できても、他人の音量は制御できません。そこでミキサーが全体の音量のバランスを取る操作をするのです。
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