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SM58とポップガードという組み合わせ

http://oshiete.goo.ne.jp/qa/6141115.html でアコギ録りのマイクについて質問させていただいた者です。


これまでSM58をスタンドに装着し、ポップガードなしでボーカル録りをしていました。
しかし「わ」という音を発音する時などに、マイクが吹かれてしまうので、ポップガードの購入を検討しています。
その際、ポップガードを噛ますことで、物理的に口とマイクとの距離が離れてしまうと思うのですが、SM58のようなマイクではだいぶ音がこもってしまわないかと懸念しています。

SM58+ポップガード という組み合わせよりも、ボーカル録り(男声)に適した選択があれば教えていただけないでしょうか。


以下環境です。

オーディオインターフェース:M-AUDIO Fast Track Proに直挿し(プリアンプなどはなし)
シールド:Classic Pro 5m XLR
録音場所:スタジオではない、木造一戸建ての自宅の一室(雑音対策などはなされていません)

どうぞ宜しくお願い致します。

A 回答 (5件)

ちょっと引用順序がバラバラですが



>ライブの時と、レコーディングの時とではマイクの使い方が大きく変わってくるんですね!

まぁ、そう考えていただいてよろしいです。

SM58が、その音質性能を一番発揮できる距離は、前述のとおり10~15センチくらいです。
といっても、歌い手の声量や声質で、若干微調整が必要な場合はありますが。

これより近づくと、近接効果という奴で低域ばかりが強調された音になります。
SM58は、もともと至近距離で歌って低域が強調されてしまうのを見越した設計にはなっている(ステージボーカルマイクは、原則そういう設計になっている)のですが、それでも10センチくらいが普通のアマチュアの声なら音質的には調度良いあんばいの距離です。

>ライブハウスの方にマイクに「かぶり付くくらいにして歌いなさい」と言われてから、

私が素人PAやっててそういう指示を出す時は、歌い手の声量が無いか細い声質の時ですね。
細い声質については、低域が持ち上がってでも密着して貰った方が、PAからは芯の太い声が出せるので、そうして貰わないとしゃーない場合が多いです。
その結果持ち上がる低域が余分な時は、PA卓側で低域を落として補正します。
録音と違って、ステージPAではバックの楽器音も全く同時に処理しますから、マイクから送られてくる音の段階で、バック音に埋もれない前に出る声をなんとかして「作っていく」必要がありますので。

でもまぁ、声質は一定仕方ない部分もあるんですが、声量があんまり無い場合、ライブでは機器側であんまりむやみにゲインを上げるとハウリング等が怖いので、密着して貰う事で他の音の回り込みを防いでハウリングを牽制しつつ、PA卓側でゲインを大きく取るしか無いんです。
この場合は、声質問題の時の様に「その声質でもなんとかいい音にするために」というよりは、「ショボイ声量じゃどうしようもないので、音質度外視でとにかくハウリングを防ぐ事を最優先」という場合も多いです。
といってもPA卓で出来るだけ音の補正はしますけど、極端な話「PAスピーカから安全に声が出りゃそれでいい」と、PAとして居直らざるを得ない事も多いです。

上の様な話は、すべてステージPAの物理的・技術的事情から来る話ですから、録音では全くセオリーは違います。
それでも、声が細くて音量がショボくて、なおかつカッコつけてグリル握りこんで歌う奴は最悪ですけどね。プロがそういうマイクの持ち方して何ともないのは、音響側もプロがしっかりと「プロの技」で事前チューニングしているのと、プロ歌手は声量声質がアマチュアとは段違いなので、修正の余裕がたっぷりあるからです。

元が細い小さい声では、修正のしようがないので、本来的にはかぶりつくほど音は悪くなる一方です。
ただ、ハウリング対策等で、音が悪くなってもどうでもいいから(本人の声がショボイのは知った事ではないから)かぶりつけ! という場合も、アマチュアではかなり多いですけどね。

SM58で本当に良い声で録音したかったら、実はかなりの声量が必要です。
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ありゃ、ベテランiBook-2001先生も来ちゃいましたね(^^ゞ



>知りませんでした!握りこぶし1個分未満のところで歌っていました。吹かれの原因の一つだったかもしれません。

私は、ネット上のQ&Aだろうが生身の人間相手だろうが「握りこぶし2個」を鉄則と言ってますが、質問者の方なら大丈夫と思うので、ちょっとだけ種を明かすと、たいていの人は自分の口とマイクの先端の目測を「実際の倍」に見るんですよ。
アマチュアだったら、かなりのベテランでも絶対にそうなる。

SM58の場合、マイクの特性から言えば、若干は声質による個人差はあってしかるべしですが、本当は10~15センチくらいがベスト範囲です。握りこぶしで1個強ですね。
ところが、「握りこぶし2個分離したつもり」くらいで、たいていの人は実は握りこぶし1個分か、むしろもうちょっと近いくらいになります。
顔の構造上、やや上から見下ろす形になるのと、また大抵の事は目より口の方が物理的にマイクに近いんですが、自分の目の位置で距離を見積もってしまうんですね。

まぁ大袈裟に言えば人間工学の問題というか何というか…

質問者の方、今は拳1個分くらいと思っておられますが、今までどおりの見積もりで実際にどれくらいの距離か、物差し当てて測ってみて下さい。遊び感覚で。
たぶん、自分の見積もりより最低でも3センチは近いと思いますよ。
もし、ちゃんと見積もりどおりの距離があったら、ご立派です。

と、そんな経験から、私は「SM58は握りこぶし2個空けろ!」です。

「軸線」については、別に難しい事じゃなくて図の通り。矢印が軸線です。もちろん、ケーブル側からグリルのど真ん中を貫いて矢印が伸びてるイメージ。

この軸線が、適正距離で歌うために開いた口のど真ん中に「もし本当に矢が有れば突き刺さる」向き関係になっていけば、マイク自体はかなり上、あるいは下、あるいは横等々から斜めに向いていても、ちゃんと声は適正に拾うはずなんです。
で、斜めから狙うように角度を付ければ、声はマイクに吸い込まれるけど息はグリルにかからず違う方向に発散する…という角度の付け方はあるよなと。

それが、私が言う「吹かれが無い様に、軸線を上手くズラす」という意味です。
軸線自体は、口の中心に正しく向いていないと行けません。それを維持しつつマイクを斜めに傾けるイメージ。

なお、これは本当に参考ですが、私が「本当にマイクの使い方がわかって無くて、息を吹き込みまくり」のド初心者の声をSM58で録る時は、
・顔の真っ正面から
・マイクは軸線を床面と完全平行(つまり真っ直ぐ水平)にして
・高さは軸線矢印が相手の「穴と口の間の溝に刺さる」高さで
・この時は「握りこぶし一つ空けろ」と指示
します。

そしたら、相手は「少し上を向く」しかないのですが、あんまり上向くとグリルが視界から消えるので、極端には上に向けない。
その顔角度だと、口の上端がギリギリで軸線に掛かるくらいになりますが、息は全部グリルの下を通過します。本当に上手い歌い手なら、「口を開く=顔全体で上あごを上に開く」という形になって、そのマイク位置でもグリルに息が吹き込みますが、下手な歌い手は、「口を開く=下あごを下に開く」なので、息がグリルにかかる事はありません。

それでも、本人的には無意識に口をグリルに向けたいので、顔はどうしてもやや上向きになる。その結果、喉が開いて発声は良くなります。

また、その角度だと、マイクに近づくと「グリルが鼻に当たりそう」に見えて、ある種の恐怖感が出ますし、また近づきすぎたらグリルがドンドン口から上の方に離れていく感じがするので、心理的にあんまりマイクに近づけなくなります。

また、この時の、特に上あごの開き方で、大体の歌い手の技量もわかります。

まぁ、自称ベテランのアマチュア録音屋は。いっつもこういう小ずるい(あるいはイケズな)ことばっかり考えて、いろいろ録音しているという事です。まぁ私だけかも知れませんけど(^^ゞ

これも遊びで、上の「ド素人用マイクセッティング」を一度やってみて下さい。
質問者の方には合わないやり方なのはわかってますが、以外と見落としていた欠点が見つかって、得る物があるかもしれません。
「SM58とポップガードという組み合わせ」の回答画像4
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この回答へのお礼

バンドを始めた頃に、ライブハウスの方にマイクに「かぶり付くくらいにして歌いなさい」と言われてから、ずっとそうしてきたので、唇がつきそうなくらいの距離が癖になっていました。
ライブの時と、レコーディングの時とではマイクの使い方が大きく変わってくるんですね!(それともそもそも、かぶり付くようなマイクの使い方は間違っているんでしょうか?)


「ド素人用マイクセッティング」試してみます。

>適正距離で歌うために開いた口のど真ん中に「もし本当に矢が有れば突き刺さる」向き関係になっていけば、マイク自体はかなり上、あるいは下、あるいは横等々から斜めに向いていても、ちゃんと声は適正に拾うはず

これも知れて本当に良かったです。

いつも勉強になります、ありがとうございます。

お礼日時:2010/09/02 11:54

はじめまして♪



たまに酔って友人達とカラオケ行きます。(ほとんどアンソンですが、演歌からラップ系までオッケーです。笑)

まぁ、アニソンと言う時点で、オペラからハードロックのシャウトまで一通り有りますからね(爆笑)

さて、お決まりのカラオケと言う事ではなく、カラオケが有るスナック等どこでも良いので、マイクも機器もそれぞれ適当ですが、マイクと口元は発声も含めてそれぞれ状況に応じて対応してますよ。

マイクに接する程近付いてシャウトする時は、口を大きく開ける発音ならそのままですが、う、お、等口先を萎める発音の時は顎下から鼻へ向けるような角度で、息によるノイズを回避します。
歌手によっては、左右にする人等もおりますね。

スタンド固定で弾き語りですと、左右に振る方が見ている人にも良いかもしれませんね。

吹かれに強いボーカルマイクにポップガードって、すこし疑問も有るのですが、これによってマイクと口元の距離が一定以上接近しないと言う点では、一つの手段として有効でしょう。

さらに、素人が見た時は、スタジオ録音の風景に近いので、サウンドに気を使っている様に見える可能性も有りそうですね。

がんばって下さい♪

この回答への補足

こちらにまでありがとうございます。

具体的な方法まで提示してくださって嬉しいです。早速試してみます。
やはりダイナミックマイクにポップガードは疑問なんですね。常識が少しずつわかってきました。

補足日時:2010/08/30 22:29
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もしも、私が質問者の方の録音に立ち会って、生声やマイクの据え方、歌い方を見た結果だったら、もしかしたら「なるほど、それじゃポップガード付けよう」と言うかもしれません。

その可能性は否定は出来ません。
どうしても、声の出し方は十人十色で、私自身「こいつは良くそんなとんでもない歌い方するな…しかし、こいつの声としては間違いなくこの歌い方でベストだな」と納得せざるを得なかった経験はありますので。

ただ、あくまで上は前提としてですが、一般論で語ってしまえば、SM58で吹かれが出る歌い方(またはマイクの据え方)は、教科書的には
「普通はあり得ないので、まずSM58で吹かれが起きずにベストな声が録れる歌い方をマスターしなさい。マイクとの距離/角度も吟味しなさい」
ということにはなります。

というのは、SM58で吹かれが出るような歌い方だと、再三ですがもっと高感度マイクを使うようになった時にもっと酷い吹かれに悩まされるだけだから。
それほどSM58は(正しく使えば)吹かれに強い(だからデファクトスタンダードになった)とも言えるマイクなので。

で、今はSM58は口に向かってどのような位置と角度で据えておられるか…ですね。
ハ行系、ダ行系では吹かれないのに「ワ」で吹かれるという事は、「ワ」の時だけよっぽど特殊な方向に息を吐いており、その位置にマイクの軸線があるということだと思います。
なので、正しくグリルから口まで握りこぶし2個分の空間を空けている(SM58での録音時の鉄則距離)なら、歌い方は変えずにマイクの軸線はズラしても良いので、ハ行ダ行ワ音全部で良好な「マイクの軸線方向」を模索するのは有りです。
歌い方も大事ですが、この「自分に最適の軸線方向」を捉えておくのも大事です。

併せて、ワ音発音時に「無駄な息の吹き出し方」をしてないかどうかは要チェックです。
結局、SM58クラスのマイクを吹いてしまうというのは、ハ行ダ行も含めて「無駄な息の吐き方」をしている現れという面もあるんです。
音楽の種類が違うので、あんまり一緒くたにしてはいけないんですが、演歌歌手が「口前のろうそくの炎を消さずに歌う」という逸話は、決してウソでもないしまんざらバカにした話でもありません。もちろん母音中心の日本語だから可能という面はあることはあるんですが、「そういう歌い方は事実としてある」ということは、知っておいて損はないです。

ということから、私としては、この文字のやりとりの範囲内では、まだ歌い方とマイクセッティングでワ音吹かれは無くせると思うし、その「無くし方」は今後のためにもマスターしておく方が良い…という考え方です。
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この回答へのお礼

本当に丁寧に嬉しいです、ありがとうございます。

以前ボイストレーナーの方に見てもらった時に、吐く息が多すぎるとの指摘をいただいたことがあります。一時期直そうとしたのですが、なかなか上手くいかなかったので個性だと割り切ってしまっていました。歌い方についてももう一度見直してみたい思います。

>正しくグリルから口まで握りこぶし2個分の空間を空けている(SM58での録音時の鉄則距離)
知りませんでした!握りこぶし1個分未満のところで歌っていました。吹かれの原因の一つだったかもしれません。ありがとうございます。こういった鉄則知識は皆さん経験で勉強されていくのでしょうか…。

ごめんなさい、「マイクの軸線方向」という概念を初めて知ったので、もう少し教えていただけないでしょうか?

お礼日時:2010/08/30 07:37

本当のところは、「歌っている姿」「本人の生歌声」「録れた音」を直接現場で見聞きしないと、確かな事は言えません。

なので、想像がほとんどになるので「それは違う/そんなことはない」という点があったら、むしろ指摘して貰わないとわからないのが前提ですが…

ちょっとよくわからないのが、「わ」の発音で「吹かれ」が起きるということ。

私の経験の限りでは、「ハ行」「バ行」「パ行」の音で吹かれが無くて、「わ」だけ吹かれるということなら、それは歌い方の問題…つまり『ワの発音だけ変(下手)』としか思えません。
仮に私が正しいとして、具体的にどう悪いのかは、現場を見ないと何とも言えないですが、ただ、普通「ワ」で吹かれが出て、それがマイクセッティング上の問題なら、「ハ行音」ではもっと吹かれが出ないと、むしろおかしいです。

その点はどうなのかなと。

また、十分な声量があるなら、SM58はポップガードが有ってもなくても、そんなに音質は変わらないです。声量が有りさえすれば、ポップガードでスポイルされる音よりグリル内部でスポイルされる音の方が「遙かにスポイル度が大きい」ので、影響はごく微量です。

むしろ、SM58で吹かれが発生するなら、歌い方とマイクの角度で「吹かれが出ない」方法をもっと模索する方が良いんだけどな…と思います。SM58で吹かれが出るような歌い方/マイクの使い方だったら、SM58以外のマイクではもっと酷い事になります。

私だったら、SM58にはポップガードは使いません。前述の通り、音的に何にも意味が無いから。
歌い方とマイクの角度で、ベストセッティングを作る方向で頭使います。

SM58にポップガード使うのは、どうにもこうにもマイク使った事がない超ド素人の声を、事情によりどうしても録音せねばならない時に、「これ以上マイクに近づくな」という目印(&素人にその気にさせるための方便)として、『作為的に使う』場合だけですね。

とにかく、SM58にポップガードというのは、歌い方の訓練的にはマイナスです。
SM58で吹かない歌い方を修練する方が得ですね。
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この回答へのお礼

またもや目から鱗のご回答をありがとうございます。

英語のWの発音のように、口をかなりすぼめてから「わ!」と発音する際、強く息が出て、吹かれてしまいます。
具体的には「わ」にアクセントがくる、「終わらない」という歌詞でした。

kenta58e2さんの説明を途中まで読んでいると、「音に影響がないなら、息を防ぐためにポップガードを使ってしまってもいいのでは?」と感じてしまいました。おそらく私が何か捉え違いをしているんだと思いますが、宜しければそのあたりのことをもう少し教えていただけると嬉しいです。

お礼日時:2010/08/29 21:37

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