
No.4ベストアンサー
- 回答日時:
「日本」という国号を対外的に表明したのは、702年の遣唐使です。
『旧唐書』などでは、それまで「倭」からきたといっていた使者が、国号が良くないので改めたという説、日本は倭の一種であるという説などが出ています。
この遣唐使は、701年の大宝律令制定を受けて、送られた使者と考えられています。大宝律令の公式令(公文書の書式・扱いなどに関する規定)では、「日本天皇」という表現があったようです。「日本」という国号は、「天皇」という称号と同時期に生まれたものといわれています。
「天皇」という称号は、奈良県の飛鳥池で見つかった木簡の表記などから、天武・持統天皇の頃に成立したと考えられています。ゆえに「日本」号もこの時期に成立したと考えられるのです。
なお遣隋使の国書でも「日本」と言う語を使っていますが、これを含めてでてくる「日本」号は、後世の文飾であろうといわれていますので、聖徳太子の頃に「日本」号はなかったと考えるのが、古代史の研究の世界では支持される見解です。
参考文献としては、吉田孝『日本の誕生』(岩波新書)が、最適だと思います。
この回答へのお礼
お礼日時:2007/09/25 11:53
le_marcheさん、非常に詳細な説明ありがとうございます。
歴史の専門家ということは研究をされているのでしょうか、非常に具体的で力強い解答ありがとうございました。これなら生徒も納得してくれると思います。本当にありがとうございました。
No.8
- 回答日時:
No6です。
No6で書いた説は受け売りですよ。
Googleで「日下 草香」と検索されれば多数でてきます。
トンデモ説の本ですが、『消された大王 饒速日(ニギハヤヒ) 』(神一行著)を
読むと分かりやすいです。
それから「ジャポン」「ジパング」の語源について私見ですが、
日本という漢字は中国語では「Ri Ben」と発音しますが、この「R」は
巻舌音なので華僑に多い福建語や広東語では「リー」と発音できません。
現在でもマレーシアやシンガポールの中国人は「ズーペン」と発音して
います。これがマレー語、インドネシア語に伝わって「Jepun」(ジプン)となり、
東南アジアに進出していたヨーロッパ人に伝わってジパング、ジャポンへと
変化していったと考えているのですがどうでしょうね。
No.6
- 回答日時:
大阪府と奈良県の県境にある生駒山の大阪側に日下という地名があり、
そこは元々「草香」という地名だったのが枕詞で「ヒノモトノクサカ」
(日の下の草香)となったそうです。これは神武天皇が東征したと
される時代の話で神武天皇が当時の大阪潟(現在の東大阪付近が海だった)に
たどり着いた時、ここは太陽の昇る山の麓に見えたそうです。だから
「日の下(もと)」。これが後に「日の本」になり、「日本」となったとか。
唐の書物の中にそのような記述、一小国の名前であった「ヒノモト」が
やがて倭国全体の国号になったと書かれているそうです。
ちなみにこの生駒山の麓にある「石切神社」の祭神はニギハヤヒノミコトで
古代豪族物部氏の祖神であり、太陽信仰の原初とも言われています。
No.5
- 回答日時:
「日本」という字が国号として使われるようになったのは、西暦で701年ごろとされています。
これは既出にある遣隋使のころで、国内では「大宝律令」により公式に定められた、とされています。ただし、当時の呼称は「やまと」です。記載上は他に「倭」なども用いられました。「にっぽん」と呼ぶようになったのはもう少し後の中世の頃で、唐の発音が逆に伝わった為といわれています。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%97%A5%E6%9C%AC# …
この回答へのお礼
お礼日時:2007/09/25 11:37
char2ndさん解答ありがとうございます。
「唐の発音が逆に伝わった為」と言う辺り、なんだかリアリティを感じます。とても役に立ちました。
No.3
- 回答日時:
諸説ありますが、
横浜の井上さんの「日本」国名の真相がかなり信頼のある説だと
おもいます、それによると4世紀ごろ蘇我馬子と聖徳太子により
提案され「ひのもと国」よりヒントをえて「日本」と命名された
といわれています、実際に書物に出てくるのは、702年に遣唐使が
呼んだ和歌の中に出てくるのが初めてではないかといわれています、
URL乗せておきます、参考に
参考URL:http://home.att.ne.jp/banana/history/Dai02-nihon …
No.2
- 回答日時:
中国文献 旧唐書あたりが 日本の初見
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%97%A7%E5%94%90% …
持統は確定的で
天武がまぁだいたいそういわれていたでしょうな
天智のことだと、一部で言っていた人もいるかな
というような 感じ
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