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トイレで用を足す、といった言葉があります。が、

なぜ、用事を減らしているのに足すというのですか??


語源が知りたいです。教えてください。

A 回答 (7件)

中国には古代から「満足」、「不足」、「知足」などの言葉があり、「足」という字には「たる」、「たす」、「十分にする」、「欠けなし」というような意味があります(漢和辞典で調べてみてください)。



用事があるということは、その人にとって現在満足すべき状態ではないことを表しています。
「用を足したい」「大便をしたい」「小便をしたい」ということは、現在の気持ちが、満足すべき状態ではないということです。
欠けたところがあるわけですから、それを「十分にする」、すなわちトイレに行って出すものを出して気持ちを十分にする、「欠けた所を足す」ことになります。

そういうことで、「用を足す」は「欠けた所を足す」ということで、それを実行すれば、用事が済んだわけですから「用事を減らす」のと同じことになります。

計算の加減乗除の「加える」の「加算」も、「足し算」と当然同じということになります。「加える」も「足す」も一緒です。
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はじめまして。



ご質問1:
<用事を減らしているのに>

1.この「用」は、「処理する必要のあること」を意味します。

2.そこから「用事」「用件」「用達」「無用」という語で使われています。

3.この「用」の成り立ちは象形文字で、もともとは材木を組んで作った柵の形にすること、から転じて「もちいる」の意味で使われるようになったものです。

4.それが、「はたらき」「使いみち」「必要」「道具」といった名詞に転じ、ここでは「行うべき仕事」=「用事」の意味で使われているのです。

5.なお、ご質問文で使われている「用」は「小さな用足し」=「小用」として使われるようになったのです。

ただ、小用にはトイレの用事のほかに、「ちょっとした用事」の意味でも使われますから、「用を足す」が必ずしも「トイレの用を足す」の意味で用いられるのではありません。


ご質問2:
<減らしているのに足すというのですか??>

この「足す」は「加える」の意味ではありません。

1.ここでの「足す」は「その目的に役立てる」の意味で使われています。

2.漢字にすると、どちらかというと「達する」→「達す」の方です。

3.従って、ご質問文の「用を足す」は、「小用を達する」=「小便をする」の意味になるのです。

以上ご参考までに。
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#3です。


少し補足します。
江戸時代に「足高(たしだか)」という制度がありました。
>江戸幕府の職俸制の一。家禄以上の役高の職についた場合、その在職中に限って、家禄と役高との差額を職務手当として加俸するもの。人材登用のため8代将軍徳川吉宗が設けた制度。
http://dic.yahoo.co.jp/dsearch?enc=UTF-8&p=%E8%B …
ここで「差額」という言葉に注目してください。
“本来これだけもらえるはずという額になるまで『不足分』を補填すべく「加算」”するのです。
この「加算」という意味合いが強くなって、「足す」が「加減」「附加」の「加」として使われるようになるわけです。
本来は“目標値”に届くように加える場合限定の言葉だったのです。
もう一つの例として「足し前」を見てみましょう。
>不足を補うこと。また、そのために必要な分量や金額。「費用の―を出す」
http://dic.yahoo.co.jp/dsearch?enc=UTF-8&p=%E8%B …

『論語』顔淵篇
子貢問政。子曰。足食。足兵。民信之矣。子貢曰。必不得已而去。於斯三者何先。曰。去兵。子貢曰。必不得已而去。於斯二者何先。曰。去食。自古皆有死。民無信不立。
この「足食」を簡野道明『論語解義』では「食を足(た)し」と訓読し、「食物の十分に足るやうにすべし」と訳しています。
吉川幸次郎『論語』(朝日古典選) では「食を足(た)らし」と訓読し、「食糧の充足」と訳しています。
後者のほうが現代では分かりやすいでしょうが、前者により、昔は「充足させる」の意味で「足(た)す」と言ったことが知られます。
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よう【用】


(1)しなくてはならない事柄。用事。
(3)大小便をすること。用便。
(1)(3)以外は省略
http://dictionary.goo.ne.jp/search.php?MT=%CD%D1 …

たす【足す】
(1)すでにあるものの上にさらに加える。足りない分を補う。
「少し砂糖を―・す」「一―・す二」
(2)必要なことをやる。用事を済ます。
「用を―・す」
http://dictionary.goo.ne.jp/search.php?MT=%C2%AD …

「用を足す」は、「トイレに行く」だけを意味するのではありません。「しなくてはいけない事をする」が本来の意味です。

直接的表現を避けるために「トイレに行く」の意味で使用される頻度が高いだけのことです。
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「足す」はこの場合、“プラスする”、“附加する”の意ではありません。


「足る」(現代東京語「足りる」のもとになった) は“充足されている” という意味の言葉です。
裏返して言えば“不足していない”ということです。
「戻る」←→「戻す」
「渡る」←→「渡す」
「返る」←→「返す」
これと「足る」←→「足す」を比べてください。
つまり「足す」は“足りた (充足された) 状態にする” という意味になるのです。
「用を足す」とは“必要な用事を完全に為し了えて遺漏がないようにする”ということです。
平たく言えば“やるべきことをやりおえる”という意味です。
お尋ねのケースも、トイレに行って、そこで“やるべきことをやりおえる”という意味合いの表現です。

#2さんの「達する」が「足す」になったとする説には賛同できません。
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「用を足す」は、「トイレで用便を済ます」といった意味でもつかわれますが、もっと一般的に「何か用事を済ませる」の意味もあります。



もともと、「用を達す(たっす)」で、「用事を済ませる(終わらせる)」の意味だったものが、いつからかわかりませんが、「用をたす」と誤用され、後付けで「たす」に「足す」の字があてられたものと考えます。用事が終わったから、新たなこと(別の用事)をする(用を足す)ことができるという、論理もあったかもしれませんが。

もっとも、以上は私自身の考察ですので、念のため。
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http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question …
と言う質問と回答があります。

信憑性は無いけど
http://blog.livedoor.jp/damenayatsu17/archives/5 …

>この漢字から考えてみる。
>「用」というのは「用事」の「用」
>「足す」というのは何かをプラスするという意味だ。
>つまり
>用を足す
>用事を足す
>ちょっと用事が足された
>ちょっと用事ができた
>ちょっとどっか行くわ
>ちょっとトイレ行くわ
>トイレでしょんべん
>おしっこする
と言う説の方が、どういう訳か納得できてしまいます。
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