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研究開発費はPLで項目で費用の勘定科目名
開発費は繰延資産なので、資産の科目名

というのはわかるのですが、
例えば、○○○は研究開発費になるのか?もしくは、開発費になるのか?
の区別がつきません。簡単に判別できる方法は、ありますでしょうか?

質問の仕方が悪くて申し訳ありません。

A 回答 (1件)

>質問の仕方が悪くて申し訳ありません。



いいえ、全然そんなことないと思います。

「研究開発費」も、ほんの数年前までは、
繰延資産(試験研究費etc)計上を容認されていましたが、
現在は、「開発費」と切り離した費用処理を強制されています。
(一般管理費 または 当期製造費用)

従来、同じ「開発」の性質を持つ科目が、このように細分されたことで、
両者の見極めが難しい面が、出来てしまったのだと思います。

費用の発生時には、将来の収益を獲得できるか否か不明であり、
また、研究開発計画が進行する中で、
将来の収益獲得を期待できる可能性が、高まったとしても、
その収益の確実性は、依然として断定できにくい性質上、
将来的な経済効果の発現を期待すべく繰延資産計上は認められず、
発生時の費用処理を、義務付けられたのが「研究開発費」です。

では、「開発費」が、「研究開発費」のように、全額を当期の費用とされず、
“繰延資産”として、5年償却を許される理由は、何でしょうか。

企業が事業計画を推し進めるためには、多額の投資が必要ですが、
当然、事業を立ち上げたばかりの初期段階では、
投資した費用に見合う売上収益など、見込めません。

新たな事業計画を軌道に乗せ、得意先を開拓し、
開発にかけた投資額を順調に回収できる経営状況に成長できるまで、
企業にとって、あと幾年かの猶予期間が必要でしょう。
「開発費」が繰延資産として認められるプロセスは、そこにあります。

「開発費」の範囲は、以下を指します。

■新技術の採用に係る支出。
 (⇒ただし、研究開発目的のための技術導入費・特許権使用料は研究開発費)
■新経営組織の採用に係る支出。
■資源の開発および市場の開拓に係る支出。

「研究開発費」は、「開発費」の狭義的な内容を指します。

■新たな製品・サービス・生産方法の計画や設計に係る費用。
■既存の製品等を、著しく改良するための計画や設計に係る費用。
■特定の研究開発目的のみに使用され、
 他の目的に使用されない機械装置・特許権の購入費用。

以上、「開発費」と「研究開発費」の詳細を列挙してみましたが、
両者を目視から識別する判断材料を、端的に述べるとすれば…、

企業の経営企画の発足・組織運営に係る費用が、開発費。
開発計画の具体案に係る費用が、研究開発費。

・・・分かり易い説明にならなくてごめんなさい(*・_・*)ゞ
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この回答へのお礼

本当にわかりやすい説明、ありがとうございました。
試験用の勉強しかしていないと、どうしても納得と理解が
できな部分が多くて・・・・

ありがとうございます!本当に感謝です!!!

お礼日時:2007/10/05 11:17

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