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列車に乗っているとセクション外停止位置標をよく見かけるのですが、その標識は何を目的につけられているのでしょうか。
その先にエアセクションがあるということだけでよいのでしょうか。
知っている方、回答お願いします!!。

A 回答 (5件)

こんにちは。

鉄道会社で運転士をしております。

>セクション外停止位置標をよく見かけるのですが、その標識は何を目的につけられているのでしょうか。
その先にエアセクションがあるということだけでよいのでしょうか。

このセクションは、「エアセクション」の他、
○Y字セクション
○I形セクション
・・・・等、様々あります。

この“セクション”というものは、架線の送電の境界(切れ目)でして、それを運転士に表示するものです。

もし、このセクション(送電の境界)にパンタグラフがまたがって停止してしまうと、電位差から架線からアークが発生、熱を持ちます。
架線は弛まないように引っ張っているものなのですが、

“熱を持つ+引っ張る”

上記環境から、架線を切断してしまうのです。


このような事故を防ぐ為に、「セクション標識」というものがあり、その箇所では停めないようにしているのです。

過日、JR宇都宮線で架線切断事故が発生しましたが、その原因はこのセクション内での停止でした。

JRはその対策として、
セクション外停止位置標の他、セクション区間内でのゾーン標識の採用(編成がセクション内に居る事を示す為)の採用を決め、順次進めています。

架線の切断を防ぐ構造として、JRなども検討しているのが、京急の開発した「合成電車線」という方式。
http://www.keikyu.co.jp/business/kotsu.shtml#anzen

トロリー線の上に補助トロリー線を付け、補助トロリー線で吊るすカタチをとっています。、テンションが補助トロリー線に掛かる構造にしています。
コレにより、トロリー線はテンションが掛からず仮にアークが発生してもテンションが掛からない為切れにくいという特長があります。

JRの現在開発している架線もほぼ同様なモノ。補助トロリー線に代わり、アルミのパイプを採用しています。
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セクション外停止位置標識に列車の前面を合わせて止めるとエアセクション内にパンタグラフが入らないように設置しています。


エアセクションが先にあるか後ろにあるかは場所により異なります。

架線が切れないようにするために必ずその位置に停止しなければなりません。
また、実際エアセクションのすべてにこの標識があるわけではありません。非常時などは停車するとことがあります。
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JRは前の方々の書き込みの通りやってしまいましたからねー。


知っているところでは西武も同種の事故がおきないよう徹底しているようですよ。
一方小田急など数社は本線上でセクション部に止まっても切断など起こらないような構造にしている会社もあります。電車線の区分標はありますが、そこに止まっても何ら問題ありませんから停止位置もありません。
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2007年6月22日に大宮ーさいたま新都心にて架線切断事故がありました。


そういった事故を防ぐため、その路線の最大両数がセクションを超えて停止することが可能である位置を示すのがセクション外停止位置標です。
東北本線(宇都宮線)の場合、15両編成なので15両分(300m)後にあることになります。
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6月に大宮~さいたま新都心間で架線が切れて数時間運転を見合わせたという事故がありましたがああいった事故を防ぐために設置されています。


標識を越えれば停止しても架線が切断することは無いことを示しています。
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