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できれば初心者にもわかるような説明(何も知らない人に「VVVFってなに?」って聞かれて答えられるようになりたい)お願いします。

またなんのためにこれはあるのでしょうか?

A 回答 (5件)

質問者様こんにちは


VVVFとはすでにNo.1さんが書かれたとおりです。
昔、小学校でモーターの電圧と回転数の関係を理科の時間でやったことがあると思います。またはモーターの変わりに豆電球かもしれませんが。
ここで、思い出してください。電池1個1.5Vの時と電池を2つを直列につないで、3Vとしたとき、豆電球の明るさ、またはモーターの回転数はどうなるかというと、電圧を高くしたほうが(明るく)もしくは(回転数があがる(早く回る))様になります。
これは電圧と明るさ(もしくは回転数)が比例関係にあります。
直流(DC)のモーターは単純に電圧を変えてやることが回転数を変化させることができるとなんとなく判るかと思います。
ただ、直流モーターの場合、中に回転子とそれに電気を供給するためにブラシがあります。詳しい構造とかの説明は省きますが、構造が複雑なのと、摩擦部分があるので、保守に手間がかかります。
それに対して、交流モーターですが、回転子を鳥かごの様な状態にして(この回転子に電気を供給する必要はありません。)その周りに90度異なる位置にコイルを設け、それぞれのコイルにかかる電圧をずらして供給してやります。(この電圧のずれを”位相”といいます。)
位相をずらしてやるには、片方のコイルだけコンデンサを挿入すれば、単純に90度位相のずれた状態で電圧が加わります。回転子をちょっと回してやれば回転をはじめます。
回転数を変えてやるにはどうするかというと、交流の周波数を変えてやる方法と電圧を変えてやる方法とがあります。
ただ、交流モーターの場合、昔の技術では簡単に周波数を変える技術がありませんでした。こうなると電圧の制御で回転数を変えてやるのですが、電圧で回転数を変えてやる方法では、回りはじめの時、トルク(力)が必要な用途に向かない傾向があります。また、交流モーターを逆回転させたいとき、反対側に別のコイルを設けて切替えなければなりません。一定回転で同一方向に回転する様な用途に交流モーターは向いているのです。構造は一見簡単ですが、電車の様に走りはじめに力の必要な速度制御を必要とする用途には向きません。
以上は単相交流(一般的な家庭に供給されている電力)の場合です。
交流にはそのほかに3相交流というのがあります。3本の線(ここではそれぞれ U、V、Wと名づけます。)電気の供給の仕方は、UとVの位相を120度ずらします。またVとWはさらに120度ずらします。WとUの関係は更に120度ずらします。合計すると360度1回転ずらして供給してやります。通常、3対の電力を供給するのに、位相を考えなかった場合、電源から負荷に行く線と負荷から電源に戻る線で2本、3対ですから2×3で6本の線が必要ですが、位相を120度ずらすことにより、3本の線で供給することができます。
ここで3相交流モーターの登場となります。回転子の周りに120度ずつ物理的にずらした3つのコイルを配置し、それぞれ、U-V間、V-W間、W-V間に接続してやります。すると、回転磁界が発生し、その中央に配置されている回転子は都度それぞれ強くなるコイルの磁界に引っ張られて回転します。また、逆回転させるにはU,V,Wのうち、2つの線の接続を入れ替えれば、容易に逆回転します。3相の交流モーターは構造が簡単です。なにしろ、回転子に電源を供給する必要が無いので、ブラシなど回転子を擦る接触部が不要です。
電車の場合、逆方向に進んだりしますから、正回転、逆回転が簡単にできることが必須です。また、モーターの回転数を変えてやるには電圧と周波数を変えてやればよいのですが、同じく、昔は簡単に周波数を変えることができず、鉄道の用途には用いられませんでした。(外国ではわざわざ3本の架線を準備して実用化試験をしたこともあった様ですが、地上施設が複雑なのと、電圧のみで制御しようとしたせいか、実用化はされなかった様です。)
近年、(とはいっても20年以上経ちますが)半導体技術の進歩で、周波数を自由自在に変えることのできる3相交流を直流から作ることができる様になりました。電圧と周波数を変えることにより、トルクの必要なときに必要なトルクが得られるのと、連続的に速度が変化していくため、スムーズな加速が得られる様になり、これで晴れて鉄道車両に交流モーターが使える様になりました。
鉄道車両に使う場合、直流モーターの様にブラシなどの保守がかからず、ブラシの無い分、回転の力を得るためのスペースが大きく取れますから、大きさのわりに強力なモーターとなります。また、連続的にトルクを変化させるので、電気機関車に使用すれば、いままでの抵抗を切替える制御方式の場合は切り替わる瞬間に空転する恐れもありましたが、その心配もなくなります。
なお、身近なところで、インバーターエアコンというのもあります。
これも、基本的には連続的にモーターの回転数を変化させることができるので、室温にあわせた冷房(暖房)の連続的な制御ができ、効率よく冷やしたり、暖めたりすることができます。
これも一般家庭の単相交流→直流に整流→3相交流をインバーターで作って、モーターの回転制御をする 様になってます。
判りやすい様に例を挙げてみましたが、なんとなくお解かりいただけたでしょうか?
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まず、電車で説明しましょう。



まず、何のためにあるかということですが、省エネと乗り心地のよさのためです。

モーターには交流モーターと直流モーターがあります。
直流モーターは加速の低速時力がでるのでよく使われていましたが、電流が流れすぎるので
抵抗器で余りを熱に変えていました。
一方交流モーターは構造簡単で安いのですが低回転数が苦手です。

そこで最近の電子技術で交流の電圧・周波数を自由に変えられるVVVF(インバータ)を
導入することによって交流モーターを使っていながら速度制御が容易、負荷に合わせて電圧も変化させようと言うことになったのです。
速度制御に抵抗を使いませんから省エネにもなります。

最近家庭電器でもインバータが増えていますがVVVFとVVCFがあります。
VVVFはモーター類、VVCFは蛍光灯です。

> インバーター自体は結構身近にあるものでノートパソコンを利用しているのであれば
> 電源の途中についている四角いやつがそうです。
これは単なるAC→DCコンバータです。
インバータはAC→DC→AC又はDC→ACです。
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この回答へのお礼

みなさんありがとうございました。結局は値段と快適性とでも行っておきます。

お礼日時:2005/12/12 23:01

一言で言えば「車で言うギア」です。

少し詳しく言うと「電圧調整でモーターの力を変える物」です。

車や自転車には”ギア”がありますが電車にはありません。モーターのON・OFFだけじゃ運転もきついですよね?(車や自転車を考えてください。加速する時も坂の時も同じギア、さらにアクセルはONとOFFのみ)そこで登場するのがインバーター!流す電圧・電気の周波数を調節する事によってモーターの強さ(トルク)や速さ(回転数)を変えています!

少し前までは「抵抗制御」と言う電気に抵抗をかける方式を使ってましたがこっちの方が少エネ・メンテナンスが便利・小型etc...と便利なので今はVVVFインバーターが主流です。

インバーター自体は結構身近にあるものでノートパソコンを利用しているのであれば電源の途中についている四角いやつがそうです。VVVFの略はNo.1さんの説明の通りです。
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初心者に「わかる」説明というのは、無理でしょうね。



メンテナンスは楽だが、回転数を変える運転に不向きな三相交流モーターを回転数を変えて使うための方式になるわけですが、「わかる」ためには、なぜ直流モーターが電車に向いていたのか、なぜ三相交流は向いていなかったのかから説明しないと理解できないでしょう。

何も知らない人に聞かれた時は「最近の高級エアコンってインバーターエアコンって宣伝しているでしょ。あれと同じ方式でモーターを回すので省エネなんですよ」って、説明してます。

全然説明にはなってませんが、省エネエアコンと同じと言われるとみなさん納得してますね。
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V(Variableバリアブル=可変)


V(Voltageボルテージ=電圧)
電圧変更可能

V(Variableバリアブル=可変)
F(Frequencyフリケンシー=周波数)
周波数変更可能

時と場合、事象によって電圧変えたり、周波数換えたりして
モーター回転(電車の速度)を変えて、省エネで速度変更が可能。
昔の電車の出発時のように、「ガックン」とならなで、滑らかに
スピード調整が出来る。
http://ja.wikipedia.org/wiki/VVVF#.E5.88.A9.E7.8 …
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