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会社で、「お掛けください」や「お座りください」と言えばいいような場面で、目上の人に対して「お座りになられてもよろしいですよ」といった言葉を使う人がいます。
なんだか許可をしているようで、間違った日本語だと思うのですが、無知なせいで、はっきり「なぜいけないのか」というのを説明できません。
間違いの根拠となることを教えていただけたらと思います。
よろしくお願いします。

A 回答 (2件)

はじめまして。



ご質問:
<間違いの根拠となることを教えていただけたらと思います。>

ご質問の用法は、おっしゃる通り「許可」を与える言い方になるからです。

1.「~してもよろしい」は「~してもよい」の丁寧な言い方です。

2.しかし、「~してもよい」は、「容認・許可」できる状態であることを示し、その場合、容認・許可する立場は、自動的に「上」に位置します。

3.「許可・認可」するという立場の位置が、目上の人や敬意を払うべき人に対しては、違和感をもたらすのです。

4.これは、「~してもよろしい」を「~しても結構です」「~しても構いません」などに置き換えても同じです。どちらも「許容」「認可」を示唆するからです。

5.これをもっと丁寧な言い方にして、
「お掛けいただいても、よろしゅうございますよ」
としても同じです。「よろしゅうございます」<「よろしいです」<「よい」という、結局は許可の姿勢になるからです。

「ございます」は、自分に対する「美化語」、すなわち自分の品・格を良く見せるための修辞法であって、相手への敬意を高めるものではありません。

6.一方、「下さい」は一般的な丁寧語なので、違和感はありません。

7.もう少し丁寧な言い方いにすれば、「お掛け下さいませ」などになるでしょう。


以上ご参考までに。
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この回答へのお礼

非常に詳細なご説明ありがとうございます。
大変分かりやすいです。

また、「ございます」という言葉、
これが自分に対する「美化語」、
ここも参考になりました。

お礼日時:2007/12/06 08:39

目上の方へ、「よろしい」と、「許可を与える」表現になっているからでは?


目上の方へは、座ることを勧める場合でも、「どうぞお座り下さい(ませ)」とか、「どうぞお掛け下さい(ませ)」とか、こちら(目下の者)から、お願い、依頼するような体裁で話すべきです。
目下の者が目上の方へ何らかの「許可を与える」など、もってのほかの無礼です。
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この回答へのお礼

早々の回答ありがとうございました。
やはり許可の表現ですよね?
それを直してもらわないと困るわけですが…
それがまた…

ありがとうございました。

お礼日時:2007/12/06 08:36

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