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ヨウ素デンプン反応の呈色メカニズムはどのようになっているのでしょうか?

一般には「アミロースの螺旋構造の中にI3-イオンが入り込むこと」が理由とされていますが、
それを認めても、補色となる黄色のスペクトルの吸収が起こるのは決して自明ではないように思います。

一体どのようなメカニズムでエネルギー順位が変化するのか、
あるいは具体的にどの軌道がスペクトルの吸収に関与しているのか、
ご教授いただけると幸いです。

A 回答 (1件)

I3-ではなくI2の気がしますが。


エネルギー準位が変化するのではなく、デンプンからヨウ素への電荷移動による吸収です。

「電荷移動錯体」や「電荷移動吸収体」を調べてみてください。

この回答への補足

調べてはみましたが、ピンポイントな解答を見つけられなかったので、
既に持っている知識を元にメカニズムを考えてみましたが、これでよろしいでしょうか。

・I3-はI2のσ*軌道 (LUMO) とI-イオンのp軌道 (HOMO) が混成して3中心4電子結合を形成している
・I3-がアミロースの中に入り込む時にこの結合が解消され、代わりにI2のσ*軌道とアミロースのヒドロキシ基のOのn軌道が軌道間相互作用を起こす
・アミロースがドナー、I2がアクセプタとなり、アミロースのn軌道からI2のσ*軌道に電子が移動する時に光を吸収する

ただ、これであればグルコース残基の数により吸収スペクトルが変化することが説明できません。
もしそれに関しても包括的に説明できるようでしたら教えて下さると助かります。

補足日時:2008/01/13 21:11
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この回答へのお礼

有意義なキーワードありがとうございます。

てっきりエネルギー準位が変化することにより、励起状態になるためのスペクトルが変化することが理由と思い込んでいましたが、
電荷移動によるものだったのですね。

お礼日時:2008/01/13 16:20

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