プロが教えるわが家の防犯対策術!

アドレナリンが分泌されると元気になるというのを聞いたのですが(アドレナリンには心拍数や血圧を上げ、瞳孔を開きブドウ糖の血中濃度(血糖値)を上げる作用などがあり、興奮状態で脳の回転が速くなり、アドレナリンの分泌が多くなると、体の動きも機敏になるので、元気になったと感じる)
アドレナリンが沢山分泌されればそれだけ元気になれるのでしょうか?
受容体がある以上、一定量を越えれば受容されず効果はないのかともおもうのですが。

受容体について調べてみましたが難しく、中々理解がしにくかったのでこの場でお聞きしたいと思います。
解りにくくてすみません。どなたかしっていらしゃったら教えていただけると嬉しいです。

A 回答 (3件)

こんにちは。



>(アドレナリンには心拍数や血圧を上げ、瞳孔を開きブドウ糖の血中濃度(血糖値)を上げる作用などがあり、興奮状態で脳の回転が速くなり、アドレナリンの分泌が多くなると、体の動きも機敏になるので、元気になったと感じる)

「アドレナリン」といいますのは交感神経系を介して身体の生理状態を活性化させる伝達物質です。「脳(中枢系)」の覚醒状態を亢進させるのは「アドレナリン」ではなく、主に「青斑核(A6)」から中枢神経系に広域投射される「NA(ノルアドレナリン)」です。
身体にストレスが発生しますと、NAの働きによって中枢系の覚醒状態が亢進され、「視床下部」からは全身の自律神経系に指令が下されます。これを「ストレス対処反応」といい、この場合、身体の生理状態を活性化させるアドレナリンの分泌経路には「交感神経終末」と「副腎髄質」の二系統があります。
視床下部からの指令によって「交感神経終末」から放出されるアドレナリンは標的臓器の血管や平滑筋などに直接受容されます。これに対しまして、視床下部・下垂体からのホルモン伝達により、「副腎髄質」からは「A(アドレナリン)」「NA(ノルアドレナリン)」「DA(ドーパミン)」といった三種類の「ストレス対処物質(カテコールアミン)」が分泌されるのですが、この副腎髄質から体液中に分泌されたアドレナリンは標的臓器ではなく、身体全域で末梢神経系の働きそのものを活性化させます。
自律神経系における交感神経の受け持ちは概ね以下の通りです。
「瞳孔:拡大」
「心拍:促進」
「血圧:上昇」
「血糖:増加」
「呼吸:促進」
「皮下血管:収縮」
ですから、嫌でも身体はビンビンになるのですが、「中枢神経系の覚醒」というのは「NA(ノルアドレナリン)」であり、「A(アドレナリン)」の作用には含まれないです。

>アドレナリンが沢山分泌されればそれだけ元気になれるのでしょうか?

自律神経終末から放出されるアドレナリンの量が多ければ標的組織に信号が伝わりやすくなります。副腎髄質から分泌されるアドレナリンの体液濃度が高ければ生理状態の活性化がそれだけ速やかに行なわれ、効果は持続すると思います。

>受容体がある以上、一定量を越えれば受容されず効果はないのかともおもうのですが。

そうですね、
標的細胞では活動電位の閾値が決まっていますので、一回の反応でそれ以上のアドレナリンを受容しても効果は変わらないです。受容量は「閾値の加重」として働き、分泌の持続は「反応の頻度」に比例します。
神経終末には自らが放出した伝達物質を受容してブレーキを掛ける「自己受容体」というものがあり、これによって伝達物質の放出は抑制され、余分なものは回収されます。交感神経では前シナプスの「α2アドレナリン受容体」が自己受容体として働きます。
副腎髄質から体液中に分泌されるアドレナリンは、使われなければ分解されるか、尿と一緒に排出されると思います。
    • good
    • 1

ちなみにコレラという感染症はコレラ毒素によりアドレナリンの作用(特にβ作用)が持続するためにに起こります

    • good
    • 0

何事にも限度が大切ですね


薬も量が多すぎると毒になります

アドレナリンについてみてみると
心拍数上昇→頻脈
血圧上昇→高血圧
瞳孔を開き→まぶしくてしょうがない
ブドウ糖の血中濃度上昇→糖尿
脳の興奮→寝れません

受容体はアドレナリンの場合α1α2β1β2とありますがそれぞれある場所も作用も違います
    • good
    • 0

お探しのQ&Aが見つからない時は、教えて!gooで質問しましょう!