「一気に最後まで読んだ」本、教えて下さい!

硫黄島からの手紙を観ました。
ラストで、西郷(二宮和也)と伊藤(中村獅童)が、生き残ったように描かれていますが、彼らは長い間、島内に潜伏していたのでしょうか?

白旗を揚げた清水(加瀬亮)は殺されたのに、
シャベルを振り回した西郷が殺されなかったのは、
時間が経ち、状況が変わった(終戦など)のかなと思いまして。

硫黄島戦の経過を調べると、1949年1月1日に、
日本軍最後の生存者2名が米軍に収容されるとあったので、
彼らが、その2名だったのでしょうか?

あと、これは私の個人的な疑問なのですが、
2005年に硫黄島の調査が行われて、栗林中将の手紙が偶然発掘されますが、もし、西郷が生き残ってたとしたら、
栗林中将のご家族に、手紙のことをもっと早く教えてあげることはできなかったのかなと思いました。
栗林中将のご家族(特に奥様)は、手紙を読まれたら、さぞかし喜ばれたのではないかと思って。

ご存知の方、ご意見をお持ちの方いましたら、よろしくお願いいたします。

A 回答 (1件)

お答えいたします


硫黄島での組織的な戦闘は、アメリカの上陸作戦の開始された1945年2月16日から翌月の3月26日の一ヶ月あまりにおよびました。この映画のストーリーはその間の事だと思ったら良いと思います。
西郷については栗林中将の最期を看取ったようだったのでかなり長期間潜伏、戦闘を続けていたようですね。伊藤については途中で玉砕を試みたが、失敗し潜伏していたようですね。時期についてはハッキリしたことは言えませんが、これも一ヶ月あまりの期間の事だと思います。

清水のことですが、組織された軍隊とは言え、末端までの規律については必ずしも徹底されていたとは言えないようですね。極限状態の硫黄島での戦闘に於いては、日米問わず降伏をしてきた将兵にもそれを無視した殺人はあったと考えるのが適当でしょう。また、戦闘の期間を考えると状況の変化に終戦という項目は考え難いでしょう。

また、1949年に収容された日本兵ですが、徹底抗戦の名の下に潜伏し続けた将兵は何名もいたようです。これは硫黄島にとどまらず他の戦場でもいたようです。映画のストーリー的にはこの2名が西郷と伊藤だったとは考え難いですね。

この映画は、史実を元に作られたフィクションです。確かに2005年に栗林中将の書簡が発見されたかもしれませんが、事実は映画のストーリにある様に捕虜になった兵隊(映画の場合は西郷)が埋め隠したものとは言い難いです。心情的には栗林中将以下、他の将兵が書き記した書簡が早く発見されて親族の手元に行くことを望みますが、状況が状況です。むしろ発見されたことが奇跡と呼ぶに相応しい出来事だと思います。

長く、凄惨なシーンも沢山ある映画なのでストーリーを理解するのがちょっと難しいですが、もう一度内容を整理しながらご覧下さい。

参考URL:http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A1%AB%E9%BB%84% …
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