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 海上自衛隊のイージス艦「あたご」による事故と被害が報道されております。
 帝国海軍の事情は機密保護は現在とは比較にならないでしょうから、国民の耳目することは僅少でしょうが、このような事故というものは皆無だったのでしょうか?
 軍事的船舶の規模や機能の事情、そして漁業の側のそれから、このような事故は起こりえなかったのでしょうか?
 民間の船舶が出入りする海域、或は漁業を行う船舶に対して、帝国海軍は、現在の海上自衛隊の場合と、現場実務的には、その意識(曖昧ですが)と訓練は異なるものがあったのでしょうか?

A 回答 (2件)

秘密保持という点では、現在よりずっと厳密でしたでしょうから


万一事故があっても、表沙汰にはならなかったでしょう。

また、当時は
・自動航行装置が無い
・レーダーも開発途上で、搭載艦も限られ、能力も限定的
と言う点から、見張り員や艦橋員の人数も集中力も大きな違いがあると思います。

それに、機密保持の為に一般市民(漁民漁船)の目を避ける必要から、航路や時間帯なども注意を払っていた筈ですし
漁船側も軍に関わってあらぬ疑いを受けぬ為にも、避けていたんじゃないですかね。
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この回答へのお礼

 有難う御座います、早速に。
 まことに、さもありなんという、理解できる事情です。
 そういう状況では、要員も漁船側も相当神経をつかっていたのでしょうね。今がたるんでいる、とはいいませんが。事情が違いますし。
 何せ、皇国として欧米には一線を画す以上の国威で、苟も近隣とことを起しては、仲介を期待したりはできないものでしたろうし。
 訓練と気の張った人の注意と操縦はやはり、見習って欲しいというと自衛隊に失礼でしょうね。せっかく一生懸命やっているのに。
 関連で質問を出しております。
 http://kikitai.teacup.com/qa3840292.html
 どうかご参照下さい。有難う御座いました。

お礼日時:2008/03/07 11:35

>このような事故というものは皆無だったのでしょうか?



帝国海軍といえども衝突事故が皆無だったわけではありません。有名なのは昭和二年の「美保関事件」でしょう。(下記参考URL参照)

参考URL 日本海軍特秘遭難事件 (角川ソフィア文庫)
http://www.amazon.co.jp/%E7%BE%8E%E4%BF%9D%E9%96 …

しかし、戦前の帝国海軍の「威光」からすれば、接触や衝突による事故があったとしても、できるかぎり穏便に処理されたようです。上記事件もその例に漏れませんし、かりに民間の船舶と事故を起こしても同様だったと思われます。

ただ、帝国海軍を擁護するわけではありませんが、海上自衛隊の艦船に限らず、高性能のレーダーを装備した現代の艦船と旧海軍の艦船では、航行中の周辺への見張りという点では注意力も緊張感も全然レベルが違います。

下記参考URLは、レーダー(電波探知機)に関して解説したサイトですが、このページの中で「指示器の表示方式」という項目をご覧頂きたいと思います。

参考URL レーダー(電波探信儀)
http://navgunschl.sakura.ne.jp/koudou/gaisetsu/g …

現代の我々が見慣れているのは、一番下の「PPI」と呼ばれているレーダー画面です。自艦の位置を中心として、周囲360度の全周に有る電波を反射する物体すべてが表示されますから、極端なことを言えば肉眼による見張りをまったくしないでも、レーダー画面をしっかり見て適切な回避行動さえしていれば事故を防ぐ事ができるわけです。

しかし、帝国海軍は最後までこの全周を監視するPPI形式のレーダーを実用化する事ができませんでした。帝国海軍でも、戦艦大和などは艦橋上部に立派なレーダーアンテナを装備していましたが、その実態は参考ページの図で言えば「Aスコープ」のようなもので、とても他の船舶との衝突を回避できるような代物ではなかったのです。

したがって、旧海軍の艦艇はひとたび出撃したならば、昼も夜も大型双眼鏡を握りしめた水兵の肉眼による見張りだけが頼りでした。人間ですから過ちが全くないとは言い切れませんが(上記「美保関事件」のような例もある)、少なくとも近代装備に頼り切った海自のイージス艦ほどぼんやりはしていませんでしたし、目視とレーダーのどちらを重視するかといった迷いなどは一切無く、ひたすら水兵の見張りに基づいて操艦していました。その意味で、この種の不注意による事故の確率は極めて低かったであろう事は想像できます。

この回答への補足

 少し前から曽って保存していたURLを整理しておりました。
 そしたらhttp://www.relnet.co.jp/というのが見つかりました。
 そこに、今回の事故に言及する書き込みがあり、拾い読みをしました。それは事故の原因や責任を真正面から判断するものとは違うとは存じますが、漁船の清徳丸の、知認と判断に論及していると思われるものでした。一般論的な一つの見方としての参考にもなろうかと、この質問コーナにご紹介させていただきます。ご参照下さい。

補足日時:2008/03/07 17:29
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この回答へのお礼

 うぅんと唸っています。
 やはり、緊張感が各段に違うのですね。

 早速に有難う御座いました。
 すごく勉強になりました。話は卑近な自分の生活でも今はなんでも便利になり、それに頼っています。少し具合が悪いといえば医者だの薬だのと。
 次元の相違することでしたが、人は緊張と努力、苦労を忘れないようにしないといけませんね。

 有難う御座いました。

お礼日時:2008/03/07 16:10

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