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毛色の変わった質問で済みません。思いつきに過ぎませんが仮説(妄想?)があります。
各民族の伝説や神話は荒唐無稽でいて統一と秩序があり、作者は異常なほどエネルギッシュに見受けます(単なる印象)。直感で言えば民話や童話作家の想像力(と創造力)では到底、太刀打ち不可能に思えます。そこで仮説というか妄想です。
有史以前、どの部族にも長には側近としてシャーマンが控えてはいませんでしたでしょうか。シャーマンは狩りの成功や雨乞いのみならず、部族の祖先が何者であったかや宇宙の成り立ちまでを部族長の要請によって占ったのではないでしょうか。激しいトランス、エクスタシーを通じて神から得た答が伝説や神話になったのではないかと推理します。
さて、質問です。
例えば日本の神話ですが(天地開闢、国産み、神産み、アマテラスとスサノオの誓約、岩戸隠れ、ヤマタノオロチ退治、因幡の白兎、大国主の神話、大国主の国づくり、葦原中国平定、天孫降臨、山幸彦と海幸彦、ウガヤフキアエズ、神武東征、タギシミミの反逆、欠史八代)これだけ荒唐無稽で且つ秩序だった話を、心理の健常な童話作家や政治的動機の人間が創り出せるものでしょうか。神と交信できるシャーマンの関与なくしても可能ですか。一連の纏まりある神話や伝説は神の憑依なくして創れる範疇にあるのかないのか、トランス、エクスタシーなど特殊な心理の実態に明るい心理学や精神医学に通じている方々の見解を伺います。
よろしくお願いします。

A 回答 (1件)

このことについては、ユングの集合的無意識が参考になります。



無意識については、フロイトが論説しました。ユングもまた無意識について述べています。彼の無意識論は、個人的無意識と集合的無意識の2つに分けられます。前者は個人それぞれの無意識です。伝説や神話をたどって行くと、それらには時代や地域を超越してある共通なものが見いだされます。人類そのもの共通した人間の心奥底にあるものを、ユングは集合的無意識としました。ですから、神の憑依やトランス・エクスタシーではなく、普通の一般の人誰もが無意識として持っているという説です。

集合的無意識には、グレートマザー、老賢者・・・などの元型があります。詳しくは参考URLを付けておきます。

参考URL:http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%A6%E3%83%B3% …
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この回答へのお礼

伝説や神話は通常の人間の創造力の範疇に入るとの説があることが分かりました。
キーワードとして「ユングの集合的無意識」を戴いたので、折を見て啓蒙書でも読んでおこうと思います。
有り難うございました。またの機会にもよろしくお願いします。

お礼日時:2008/05/10 08:59

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