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海の日の3連休(7月20日)に高天原山荘に泊まろうと思っています。
そこでお尋ねしたいのは、山荘の込み具合です。
この時期はどこも激込みかと思いますが、去年などに経験された方がいらっしゃったらぜひ教えていただきたいと思います。
基本的にテントなのであまりに込むようなら避けようかと思っています。
ちなみに下記の予定ですが、その他何かアドバイスをいただければ大変助かります。
7月19日折立~薬師岳~薬師峠キャンプ場、7月20日高天原山荘泊、7月21日水晶岳経由三俣蓮華キャンプ場、7月22日新穂高へ下山

A 回答 (1件)

 学生の頃、この界隈の山小屋でバイトしていました。

まあずいぶん昔の話(海の日なんてなかった頃)ですが。今でも年に3回くらいはこの界隈の山に入っていますし、高天原も年に一度は行っています(去年は行けなかったけど)。

 で、海の日連休頃のこのあたりの様子なのですが、意外に混みません。
 というのは、この時期って梅雨が明けてない年の方が多いんですよね。梅雨明け直前の一番天候が不安定な時期と海の日連休が重なることが多いため、計画を見送ったり入山しても計画を変更する人が多く、予想ほどは混まないことの方が多いようです。
 この数年、毎年ではありませんが海の日連休に山小屋を手伝いに行ったりしているのですが、「この程度じゃわざわざ助っ人に来ることもなかったなぁ」ということの方が多いです。
 まあ天候次第という面はあるので、今年どうなるかは読み辛いところなのですが・・・

 日によって変動が激しいのもこの時期の特徴で、前日は100人を越えていたのに今日は30人、なんていう日もしょっちゅうです。
 小屋でも午前中からその日の宿泊者数を予想して夕食の準備をするのですが、100人分仕込んだのに来たのは40人、なんていう日もよくありました。

 つまり結論は、身も蓋もないですが「非常に読み辛い」です。

 それでも高天原まで奥地になると、海の日連休に大混雑、ということはよほどのことでない限りないように思います。その1週間以上前に梅雨が明けてしまったとか。高天原に入るには長い日程が必要ですし、そうなるとよけい天候が安定している時期に組みたいのも人情ですから。

 ちなみに北陸(と東北)は例年、梅雨明けはその他の地域と比べて1週間以上遅いです。関東が梅雨明けして連日快晴の頃でも、北陸はまさに梅雨明け寸前の前線が居座っていたりして「最悪の天候」だったりします。
 私がバイトしている時からそうでしたが、最も混むのは7月の最終の週末、というのは確かですね。(それとお盆)

 ちなみに高天原に入るには、どこから入っても沢筋を通ることになり、悪天候時には通行不可能になることが多いです。唯一、岩苔乗越から岩苔小谷沿いの道を下りてくるルートだけは川の増水の影響はあまりないのですが、このルートは悪天候時には岩苔乗越付近が北アの稜線でも屈指の「荒天時には厳しい稜線」です。

 折立から入山ということですが、太郎平~薬師沢小屋、薬師沢小屋~大東新道、薬師沢小屋~雲ノ平のどのルートも、悪天候時には川の増水により通行不能になる可能性があります。
 太郎平~薬師沢小屋間のルートでは、薬師沢を3回渡ることになりますが、激しい増水時には橋が流されたり橋の上まで水が来たりして通行不能になります。無理矢理渡ろうとして流されて亡くなった事故も過去に数回起きていますし。

 薬師沢小屋~大東新道のルートは1時間以上黒部川沿いを通るので、増水時は問題外です。水流近くをへつるようなところもありますし。
 雲ノ平に向かう道は尾根ルートなので一見関係なさそうですが、薬師沢小屋から吊り橋を渡って数十メートル黒部川の河原を歩くところが増水時には通行できなくなります。これは近年、小屋の人によって高巻きルートが開拓されたので、よほどの増水でなければなんとか行けるようにはなったらしいですが。
 また高天原の手前で岩苔小谷を渡る橋も、数年前まではちょっとした増水で簡単に流されていました。2年ほど前に新しい橋が少し高い位置に架け替えられたので、これもよほどの増水でなければ大丈夫だとは思いますが。

 まあそんなこんなで、この界隈の山は悪天候時にはかなり行動が難しくなります。尾根ルートだと、けっこう荒れていても強行してできないことはなかったりするのですが、沢ルートはどうにもならないことが多々あります。
 薬師沢小屋で1日荒れた日に、雲ノ平方面も太郎平方面も通行不能になり、前日宿泊した100人がそのまま連泊、という小屋の従業員にとっては悪夢のような日も何回かあったそうです。

 ですから、この時期に限った話ではないのですが、この界隈の山に行く時は予備日を確保されることを強くお奨めします。まあこれは登山の基本でもあるのですが、この界隈の山では特に、です。

 天候さえ良ければ、あるいは悪天候の間隙を上手く縫うことができれば、素晴らしい山行になると思いますので、良い山行になることをお祈りしています。私ももしかして好天で小屋が忙しそうで、なおかつ気が向いたら、薬師沢の小屋あたりにでも手伝いに入っているかもしれませんが・・・

 そうそう、高天原まで辿り着いてしまえば、雨もまたよしです。私は高天原滞在中に雨が降ったら、大喜びでカサを持って散策に出かけます。温泉沢が増水するほどの雨はちょっと困りますが(風呂に入れない・・)。
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この回答へのお礼

ご回答ありがとうございます。
お天気次第ですが、意外に込まないということですね。

天気に注意して安全登山で行って来ます。

追伸:高天原に行きたいと思ったのはHP拝見したからです。

お礼日時:2008/06/12 00:45

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