
音楽心理学?といっていいのかよくわかりませんが、表題のようなことを漠然と思います。
「詩」が大きな要素を閉める音楽分野(非インスト)はちょっとおいておいて、純粋に「言葉」でない「音列」によってある感情が喚起され励起されるということに、音楽は基づいているようです。そういう例はいくらでもありますよね(スーパーのBGMとかドラマや映画のBGMとかクラシックや)
微視的には、長短調(短3度か長3度か)からはじまり、減4,5度減7の和音は「不安」をあらわすとか、6度音程は「あこがれ」をあらわすとか、全音音階は「無限、浮遊」(これはわかります理屈がつきます)とか。巨視的には編成や奏法ですね。何々風アレンジとか。この「何々風」で異国情緒とかそういうものも喚起することができます。
こういう心を動かす、感情を喚起する「音楽」の魔術、からくりはどうなっているわけでしょうか?説明がつかないけど、とりあえずそういうものとしてあるんだからしょうがない。これの根本原理はわからないが、わからないままで、その取り扱い法について大いに考えよう←「音楽理論」ということで、今日まで、あるいは未来永劫続くということでしょうか?
結局は「人間」がわからないから「音楽」もわからないということになるでしょうか?
No.2ベストアンサー
- 回答日時:
動物を飼っているとよく目にするのですが、ガサゴソ音がすると
そこに確かめに行くんですよ。(うちで飼っているのはネコですが)
他にも大きな音が急にするとビックリして隠れたり尻尾が
ボッっとなって身体的変化が出ます。
鳥は鳴き声を覚えますし、犬はサイレンで遠吠えします。
何が言いたいのかというと動物ですら音によって身体的変化や心理
的変化が現れるのだから、人間も音によって心理的変化が現れても
一つも変じゃありません。
じゃあ全く整理されていない音で心理的に変化が出るのだから
音を整理してみても変化は出るのかといえば出るでしょう。
メロディになっても歌っても歌わなくても。
意味は後から解釈されて整理されているだけで、結局は動物的な
反応と考えたほうがいいのではないかと思いますが。
ただ人間も音楽もまだ解明され尽くしてはいませんけど。
動物は聴覚が鋭いですからね。人間は非常に視覚に頼りすぎるのかもしれません。生物としては何かバランスが取れていません。そういう人間でも「音楽」をちゃんと理解する人がいるので捨てたものではないです。なにか感情に訴える、その利用法を無意識的にせよ、人は原始から行っていたのでしょう。
No.3
- 回答日時:
例えとしてあげられている和声感覚やアレンジ、民族風といったものは根源的な人間生来のものというよりも長いスパンで音楽が変遷してきた結果だと思います。
ここでいう全音階の理屈などは近代以降の西洋音楽だけの話ですし、地域と時代で感じかたが違うでしょうね。一方、生来というか、もっと古くから人類共通の感覚でもっている部分もあるだろうと思います。
まずリズムについては心臓の鼓動だとか、乗馬のリズムとか仕事に伴うリズムなどから生まれたものなど。和声は完全5度などの調和と不協和音(西洋でも古くは3度も不協和だった・・・)の非調和による緊張と緩和とか。
日本人として(というかいまは西洋音楽が世界を席巻してしまいましたから)音楽といえば、どういうジャンルであれとりあえず西洋音階的なものになってしまっているのではないでしょうか。西洋の支配は完成してますね。なにか原始に訴えるものは、本当に奥のほうに押しやられているのでしょう。
No.1
- 回答日時:
的外れな答えだったら申し訳ありません。
細かいテクニックなどはわかりませんが、
音と言うのは空気の振動を利用して、
鼓膜という敏感な部分に間接的に触れるものです。
そう考えれば音楽というのも、
ボディータッチ等と同じといえるのだと思います。
1、何度か頭を軽く叩かれてから、優しく頭を撫でられた時と、
2、優しく頭を撫でられてから、何度か頭を軽く叩かれるのは、
受ける側の印象がだいぶ違うのではないでしょうか。
そういった時に相手側が受けた印象を蓄積したのが、
クラシックテクニックと呼ばれるものでしょう。
異国情緒については、
インプリンティング(心理的刷り込み)の要素が大きいと思います。
日本人の多くは、中国の古典曲と日本の古典曲が区別がつきますが、
西洋の人たちは区別がつきません。
沖縄の音階には「レ」と「ラ」がないので、
たくさんの沖縄の曲を聞いた人は、例え音楽の知識が無くても、
感覚的に「レ」「ラ」がないことを覚えます。
沖縄アレンジ、と言ったら当然 レ ラ はつかわないそうです。
外国の人が聞いた場合、
洋楽とは明らかに違うので、異国情緒が生まれます。
また音楽家は、インプリンティング(心理的刷り込み)の要素を
非常に重要視していて、
かつて人々を感動させたドラマに似たフレーズ
一世を風靡した盛り場のBGMに似たフレーズ
等を必ずと言っていいほど組み込むようです。
クラシックテクニックと心理的刷り込みが主要なテクニックで、
引き出しをいくつ持っているかが重要らしいです。
音楽心理学と言うよりもむしろ、心理学そのものだとおもいます。
結局は「人間」がわからないから「音楽」もわからないという…
総括的で深慮のあるお答えありがとうございます。
インプリンティングの利用って言うのが、音楽の骨格かもしれません。その由来とか原理がわかっていなくとも。結局商業主義と不可分なのですね。
外国人には、沖縄音階だか中国音階か区別できない。本当に刷り込む意識の好例です。
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