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記録材料としての磁性体を考えるとき一般にどのような磁化曲線が望ましいと考えられるかをMs:飽和磁化、Mr:残留磁化、Hc:保持力などを用いて説明する場合どのように説明したらいいのですか?
教えてください。お願いします。

A 回答 (1件)

実際に磁気記録材料として使うには、環境安定性や磁性粒子の均一性など種々の特性が求められるようですが、単純に磁化曲線における特性のみを考えるなら、



1.残留磁化と飽和磁化
 厳密には残留磁化で考えるべきでしょうが、磁気記録に使われるような軟磁性材料の場合には、1に近い高い角形比のものが多いので、MrとMsはほぼ同じ値と見て良いでしょう。
 この値は大きければ大きいほど磁気信号が大きくなるので、より大きな値が望ましいです。

2.保磁力
 保持力ではなくて保磁力です。これは、磁気記録が容易に出来る程度に大きすぎず、記録された磁化が容易に消えないように十分に大きな値という適度な大きさが望ましいです。しかし、最近のHDDなどのような高密度磁気記録の場合には磁性粒子の微細化が進んでいるのですが、保磁力は通常は磁性粒子の体積に比例して減少するため、高密度磁気記録材料の場合には出来るだけ大きな保磁力が求められています。
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