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陰極線は電子の流れであり、電流である。電子が不電荷を持つから、
電子の運動の向きは電流の向きの逆である。と参考書に書かれていました。これは、「電流を構成するもの自体は電子であるが、その電子の集まりが流れる方向と一つ一つの電子自身が流れようとする方向は逆向きである」という事なのですか? 構成しているものと、構成して出来上がったもので流れの向きが異なるという表現に違和感を覚えたので質問しました。よろしくお願いします。

A 回答 (3件)

 すでに回答がついているように、電気の正負は歴史的には電子の発見より先に決まってしまっていました。



 で、通常の金属の導線では、電流の運び手は電子なのですが、「電流がAからBへ流れている」というとき、実体としては、「電子がBからAへ移動している」ということであったわけです。

 なお、電流は必ず電子の移動であると決まっているわけではなく、真空中で陽イオンが移動するときは、陽イオンの移動の向きと電流の向きは同じです。

 また、食塩水のような電解質溶液を電流が流れるときは、陽イオンは電流の向きに、陰イオンは電流と逆向きに移動しています。つまり、陽イオンがA→Bに移動、陰イオンがB→Aに移動、ということが同時に起こっていて、これを我々は電流がA→Bに流れる、といっています。

 
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歴史上、まず電流という概念が生み出されました。


その後、電子という発見がありました。
先に電流の流れの方向を定義していたのですが、
研究していくうちに、電子がみつかりそれがマイナスの電荷をもつことがわかったわけです。

電子の集まりが流れる方向も、一つ一つの電子が流れる方向も同じです。
ですが、電流の流れという概念で見ると電子の移動する方向と電流の流れる方向が逆になっているということです。
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こんばんは。



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これは、「電流を構成するもの自体は電子であるが、その電子の集まりが流れる方向と一つ一つの電子自身が流れようとする方向は逆向きである」という事なのですか? 

違います。
これは、科学史上、電子の発見より電流の発見の方が先であったためです。
電子の存在が知られていなかった頃、「電流」や、「電荷」というもの正負をテキトーに決めてしまったということです。

その後、電流は電子の流れであることが発見されたわけですが、不運にも電子の電荷はマイナスであったため、2分の1の確率のうちの悪いほう、すなわち、電流の流れと電子の流れとは、定義上、逆方向ということになってしまいました。
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