一人のリーダーによる統率は危険と考え、以前複数の人間に権限を持たせようとしましたが、結果は失敗しました。
もうお気づきの人もおいででしょうが、対立が起こり離反(解体)となりました。
一体何が原因だったんだろう…。
どうしたらよかったんだろう…。
と、未だに悩んでいます。
やはり、トップに権限を持たせる(リーダーを造る)べきだったのか。
しかし、持たせたら持たせたで変な上下関係が出来たり、高圧的になったり…。
かといって、リーダーのような権限がないと、互いに主導権争いに発展し、やはり対立(離反)となります。
これは未だに社会が抱える問題かもしれませんが、いい加減解決出来ないものなのでしょうか。。。
それとも、最初から存在するパラドックス(構造的欠陥)で対処の仕様がないのでしょうか。。。
No.2ベストアンサー
- 回答日時:
実に実に難しい現実的難題だと思います。
人間社会の、いや、人間でなくとも生きてる者の集団には多かれ少なかれ付きまとう問題なのかもしれませんね。
>結局、政治も会社も同じです。。。とほほ
そんな思いにもなりますよね、分かる気がします。
家庭などのプライベートレベルでも会社組織でも、常々こうした問題について私なりに薄々感じていたことはあるのですが、最近でも或る個人サイトの人間関係で思い知ることがあり、つくづく考え込んだものでした。
その個人サイトの眼を覆うばかり見苦しい結末へと向かい加速していった大きな原因として、名実共のリーダーという者がいなかったということが挙げられると思います。
そこは主催者である本来の管理人が数年このかた訪れなくなっていて、夥しい宣伝用スパムメールの削除作業などを常連参加者たちに任せきっているような状態だったのですが、ダメですね、こういうの。
もとは他人事、しょせん無責任です。
管理作業の一部なりとも肩代わりしてやってる、という意識があるせいなのか、その報酬代わりとして自分たちの勝手放題言いたい放題で何が悪い、という感じで、いつしか、ごくごく僅かな気の合うメンバーだけが残って、表向きの高尚な看板と最初期の志とは裏腹な下劣極まりないサイトと化していました。
心から敬愛していた人に勧誘されてウッカリと参加してしまってから、シマッタ!!と思った私は、結果的に大量の時間とエネルギーを無駄にし大変不愉快な思いばかりが残ってしまいました。
この経験で学んだこと確認できたことは、いかに小規模集団であっても、何らかの目的をもって運営する組織体である以上は、最終的に全責任を負うべき人物が確定されていないとメチャクチャな結末を迎える恐れが高いということです。
もちろん、各自が、それなりにレベルの揃った見識と節度を持っていれば、むしろ、より自由な気風のもとに闊達な活動を繰り広げることも可能だったかもしれないのですが、仮に高レベルの人物が一人いたとしても、ハッキリ言って低次元の見識しか持ち合わせない人物が同等の立場を与えられて混じっていた場合、なぜか低次元のレベルのほうへ引っ張られてしまうのですね。また、よくしたもので?低次元レベルというものは「疲れを知らない子供のごとく」非常にエネルギッシュです。知性がジャマするような弁えのある人間は、そういう手合いに押し切られてしまうんですよ。まして自分自身、何かしらの低レベルな欲求や目的が絡もうものなら、たちまちにして低次元のほうへと自ら巻き込まれてしまいます。ですから自他ともに対し、よくよくクールに見極める姿勢を保つよう努めて、スキを突かれるようなワキの甘さを低次元者に見せてはいけないのです。
そして良くない芽は芽のうちにサッサと摘み取ることです。でないと伸ばすべきはずの芽が潰されてしまいます。
なるがままに放っておくという哲学もあるかもしれませんが、それでは通らないこともあるでしょう。
単独の強力なリーダーであろうと、並みのレベルの複数人であろうと、遅かれ早かれ利害欲求の問題が起きてくるのは同じことだろうと思います。それは仰るように、民間企業であろうと公的政治の場であろうと、各国の内部事情や思想、宗教上の争いであろうと、共通していることと見受けます。
何が共通しているのかというと、結局のところリビドー的なるものではないかと思っています。(或いは煩悩的と言ってもいいでしょうか)でも、こういったものは凡庸な人間は当然のこと、かなりの高レベルに達している人でも、なかなかコントロールしきれるものではないでしょうから、自分一個の利害欲求を離れて大局的な判断をもって、しかも確実有効な見通しを立てられる、、、ときたら、もうこれが、どれほどに困難なことでありますやら。あらま欲しきリーダー像の体現が覚束ないのも仕方ないですね。そのくらい「狭き門」だと思います。まず稀有なことです。
しかも無欲恬淡であればいいか、というと、こういう人物がまた、欲深な者をあまり咎めることもなく受け入れてしまい易い面も見受けますので、始末が悪いです。
まぁ凡俗の徒がひしめく集団形態においては、もうそれだけで「構造的欠陥」が備わってしまっているということでしょう。(救いがないですねぇこれでは)
責任の所在と本来の目的が曖昧な集団においては、一人ひとりが責任を自発的に担うことは避けられやすく、お互いに、誰かが何とかするだろうと責任の盥回しや或いは比較的立場の弱い者一人に過分な責を押し付けたりということになりがちです。
>持たせたら持たせたで変な上下関係が出来たり、高圧的になったり…
私が現在のところ思っていることは
リーダーを据えるならば、最終的な全責任を、その者に仮借なく徹底的に負わせきることです。
仮にも知性や能力、実行力、人望等に衆目抜きん出て優秀であるがゆえにリーダーシップを担うのであれば、負わせるに足るはずと思います。
そして全責任を引き受ける以上は、低レベルの個人的な利害欲求に突き動かされて判断を下すことの危険性も、じゅうぶん認識、理解できているはずです。
これは別の或る個人サイトでも話をしたことですが
人心を<良い意味で>コントロールする手腕を持ちリーダーシップをとれる、そして、こうした或る種、危険な力量を備えているからこそ高い見識と舵取りの方向を見極められる冷静さが、指導的立場にある人には求められる。
問題は、このような人物は、そうそういないということです。
それから各国歴史上にも見受けられることのようですが、カリスマ性をさえ備えたような抜きん出て優秀な人物ゆえ周囲が依存しきってしまっており、年齢的な衰えなどによる判断力の低下等によって、何か、それまでにはなかった問題が勃発しても、誰も疑念を申し出ることすら憚られるような情況に陥る危険性。
そして実態は、むしろ下劣なリビドーとも呼ぶべきもの旺盛な人物ほど、場を牛耳る機会をつかんでしまいがちだということ(もっとも与えてしまうからいけないのですが)。
と言って、無欲恬淡であればいいのかということを先ほど申し上げましたが、これも「無欲は大欲に似たり」とも言いますが、何らかの目的に沿った利益を求める以上、また企業体などは営利追求の最たるものですから、良し悪し抜きに、そもそも利害欲求というものを切り離せるわけでない。
大きくは、これらの点だと睨んでおります。
本来の目的を見失うことなく大局的視点に立って決断を下し、得るべき利益は得るよう実行できること。
しかし往々「水清ければ魚住まず」。
低レベルの利害欲求についての洞察力も持ち合わせた清濁併せ呑みながら自分は呑まれずといった度量と柔軟性と芯のブレのなさ。
あと、願わくは、リーダー以外の、その他大勢のレベルアップ。
…いかがですか、実際問題、厳し~いですよね(笑)
御参考になさってください。
『組織が内向きになると内紛がおこりやすくなる理由を教えてください』
http://oshiete1.goo.ne.jp/qa3257356.html
この回答への補足
【No,2】
>欲深な者をあまり咎めることもなく受け入れてしまい易い面も見受けますので、始末が悪いです
まさしく、仰る通り。
>凡俗の徒がひしめく集団形態においては、もうそれだけで「構造的欠陥」が備わってしまっているということでしょう
耳が痛いですな…;
しかし、これが今の日本の有様と思うと何とかせねばなりません。
>責任の所在と本来の目的が曖昧な集団においては、一人ひとりが責任を自発的に担うことは避けられやすく、お互いに、誰かが何とかするだろうと責任の盥回しや或いは比較的立場の弱い者一人に過分な責を押し付けたりということになりがちです
まさしく、仰るとおりです…。
>リーダーを据えるならば、最終的な全責任を、その者に仮借なく徹底的に負わせきることです
ただですね、問題は「リーダーにも限界がある」という事です。
各々も社員は社員で責任を持たねばなりません。
しかし、上も下も回避しがちです。。。
>低レベルの個人的な利害欲求に突き動かされて判断を下すことの危険性も、じゅうぶん認識、理解できているはずです
しかし、これが非常に多い…。
今の日本国民のように…。
>このような人物は、そうそういないということです
そうなんです。
だから組織的に何とかせねばなりません。
>カリスマ性をさえ備えたような抜きん出て優秀な人物ゆえ周囲が依存しきってしまっており、年齢的な衰えなどによる判断力の低下等によって、何か、それまでにはなかった問題が勃発しても、誰も疑念を申し出ることすら憚られるような情況に陥る危険性
ヒットラーがまさしくこれですね…。
うーむ…。
大変参考になりました。
問題は解決策がないところですよね…。
どうしたらよいものか…。
URL参考にさせて頂きます…m(_ _)m
(回答が入りきらないので2つに別けました)
【No,1】
そうなんですよね…。
例え友人や親友であっても、潰し合いに発展します。
リーダーが実力があればそこそこ人は付いていきますが、そのリーダーが人間的に秀でているかはまた別問題だったりします。
しかも、会社などに代表されるように、社長が立ち上げに関わっていた場合は思い入れもありますが、そうではないと果たして何によて社長たりうるのか?
かといって、親族の世襲制ではやはり腐敗します。
>この経験で学んだこと確認できたことは、いかに小規模集団であっても、何らかの目的をもって運営する組織体である以上は、最終的に全責任を負うべき人物が確定されていないとメチャクチャな結末を迎える恐れが高いということです
なるほど。。。貴重な御体験勉強させて頂きます。
>ハッキリ言って低次元の見識しか持ち合わせない人物が同等の立場を与えられて混じっていた場合、なぜか低次元のレベルのほうへ引っ張られてしまうのですね。
確かにこれはありますねぇ…。
>良くない芽は芽のうちにサッサと摘み取ることです。でないと伸ばすべきはずの芽が潰されてしまいます
>低次元レベルというものは「疲れを知らない子供のごとく」非常にエネルギッシュです
暇な人ほど、「暴徒」に代表されるようにエネルギーが有り余ってますからね…。
(まぁ、逆に言葉は悪いですが「バカとはさみは使い様」とも言えなくもないですが…)
他にも色々とかなり貴重な御意見ありがとう御座います。
体験談だけあって具体的でかなり参考になります。
個人的には、どうやったらこういうのを「阻止・防止」できるんでしょうね…?
>利害欲求の問題が起きてくるのは同じことだろうと思います
そうなんですよ…。
いわゆる「足の引っ張り合い」が政治レベルでも民間レベルでも起きている…。
>大局的な判断
>確実有効な見通し
これが難しいんですよね…。
本人にはおろか、周囲の人に理解されません。
No.5
- 回答日時:
私自身、企業勤務のうえで常日頃、考えざるを得ない問題の一つでもありますので、またぞろ出ばってきてしまいましたが、御忙しい勤務の間を縫っての御返事なのですから、遅い早いは気になさいませんように。
些少でも御参考にしていただける部分があればという気持ちだけですので。それにしても、こうした問題は、ひとり、民間企業に限らず何らかの組織形態には多かれ少かれ付きまとうことでして、結局は人間というものの、いえ、生ある者に複雑高度な知能が備わってくると、リビドーなるもの或いは煩悩なるものも心理的に複雑高度な動きをみせることになり、それをいかにして、より広範囲な高みへ結び付けていけるかという困難に直面させられるわけなのでしょう。
>例えば、会社が傾きそうになったらリストラをすればいいわけです。
縮小費用もかからず人件費も削減できて一石二鳥です。
しかし、社内での士気高揚などが変わってきます。
むろん「リストラされたくないから頑張る」というのもあるでしょう。
しかし、それはあくまで「個人的問題に集約」され、「社の発展」や「他者に対する配慮」は違ってくるでしょう…(今まで以上に昨日の味方が敵となるわけですから)
私も実感するところです。まさに、その「敵」は組織の外部に存在する外敵ではなく内部に存在する「敵」なのですね。だから組織のための戦いではなくて自分一個の存在のための低次元な戦いになってしまう。
リストラクチャリングのなかでも人員削減というやりかたは、追い詰められた末の最も安易な手段という考えもあるのですが、それだけに、それがもたらす弊害もまた低レベルな「個人的問題に集約」されがちとなります。
また、平凡な人間ですから、自分が、それなりに組織に貢献してきたはずと自負する者ほど、それに見合うものを返してもらっていないと思うと、被害意識にとりつかれることもあるでしょう。このあたりのコントロールも、おろそかにしてよいことではありません。
>今度は「個人の欲求を会社の指針」にすげ替える幹部が出てきてですね…本当に頭が痛いです…orz
これは、まさしく組織体というものを侵食する典型的な問題、人間性の根幹にかかわってくる問題だと思います。
最初の投稿にて、私個人的に経験した或る個人サイトでの顛末を掻い摘んで説明させていただきましたが
まさに仰るような「個人の欲求をサイトの指針にすげ替える」というような事態が起きてしまったわけです。
>>最終的な全責任を、その者に仮借なく徹底的に負わせきるべし
問題は「それ故」考えが保守的になったり(保守そのものは悪くないんですが)逆に無理に拡大をして撤退が遅れたり…。
それゆえの幹部(補佐)のはずなんですが、これも上手くいかない…orz
>幹部は幹部でトップとの軋轢で不満と不審を持ち始め、トップはトップで自信と信頼を失い始める…。
う~ん、ありがちな話ですね…。
守りに入るべきときか拡大策を打つべきときかの判断は、まさに高度な知性と判断力が要求されるところです。もう、一種のギャンブルですよね。
組織が大規模になるほど失敗したときの損失が膨大なものになりますから、得てして保守保身に徹し易いのも理解できないことではありません。とは言え、いらぬ欲をかくのでなくても、保守に徹しているだけでは、やがて追い上げてくる存在が現れてきたときには否応なく生き延びる道を考えて手を打たなければならなくなるわけですが
トップの判断と見通しについて、幹部連との意思疎通はどうなっているか?
幹部は納得がいっているのか?
いっていないとすれば、どの点においてか?
それについてトップは耳を傾ける用意があるか?
トップが或いは単に管理する側の役職についている者でもですが、自信を失うというのは、自分の判断と、それに基づく采配に下々が納得しない従わないということは要するに説得力と権威がないわけです。
そして一方、従うべき立場の者が納得できない従わないのも、トップの判断と見通しに異議があるからなのか、それとも理解すること自体が覚束ないのか、はたまた他所事のように感じて当事者意識が希薄だからなのか。
私が生まれるより、はるか前に亡くなっているので顔も知らない父方の実祖父は、もと運輸官僚の身分から若くして海運会社を興し、一代にして大会社に育て上げた立志伝中のと呼ぶにふさわしい人ですが、やがて病を得た後、戦時中に実子を相次いで亡くしていたこともあって、後々さる高名な政治家となった人らに、あとを譲ったかたちで亡くなりましたが、ほどなく当家は零落いたしました。
この祖父が、父などの伝え聞くところによれば、もう、それはそれは気の短い、気性の激しい人だったそうです。
>「コミニケーション」が大事だと思うのですが、問題はこれにも「限界がある」ということ
トップが部下の意見に耳を傾ける余裕を持たないのは、各種の理由があり得ますが、まず言えるのは柔軟性を失っているのではということ。
自分の見解、見通しに強い自信がある場合にも、周囲の意見に耳を貸さないということがありがちですが(典型的なワンマンタイプですね)、その場合でも、トップの見解、見通し、判断に対して、部下が疑問をぶつけることを許されていないとか、それ以上に、疑問をぶつけるだけの知的能力すら持ち合わせていないなどということになりますと、トップ一人に並はずれた知性と大局的判断力、同時に時流を理解するセンス、しかも天運の強さともいうべきものが備わっていないことには早晩、潰れる日が来ます。
結局、部下の側にも同じく高い知性と判断力が備わっていないと危ないわけです。
そのうえでトップに立つ者には人を動かす説得力と権威、部下となる側には、従うに足るか否かを判断できる知性と主体性、それらに基づいて指令を遂行できる実行力などが必要になります。
こうした場合のコミュニケーションにおいて最も重要なことは、トップと部下双方向での経営戦略についてのプレゼンテーションの徹底が挙げられると思います。
また経営戦略について自ら積極的に関与しているという自覚が他所事感覚を遠ざけ尚且つ、経営戦略上の意見を戦わせたうえで、相手側に分があると認めざるを得なかったときには、同時に自分側の詰めの甘さなり説得力の甘さがあったことを認めなければなりませんでしょう。
先回ご紹介した大企業内では、合宿形式で数日間にわたり連日、入社数ヵ月に満たない若者たちと社長との直談判のかたちで意見交換を行うという機会を設けています。
大学または大学院を出たての社会経験乏しい若者であっても、その拙い意見から何がしかでも新鮮なところをつかみ取りたいという代々の社長自らの意向です。
>>志を同じゅうしていないわけですから
そう思います…。ですが、行き過ぎると「Yesマン」だらけになり腐敗の原因となります。
「志」は、どこにあるか?ということ。
個人レベルに過ぎないものにあるのか?ということ。
個人の「Yesマン」であってはならないわけです。
組織の大目的に対して「Yesマン」でなければならないわけです。
先回投稿で申し上げた
>参考URLでも挙っていたと思いますが、「モチベーション」ということ。
これは、大局的視野と判断力を持つリーダーが見極めた目的というものを理解し従うという意志を持った下々や周囲の者たちが、繰り返し確認しなければならないことなんです。
「初心忘るべからず」というコトバもございますね。最も難しいことでもあります。
「初心」を、いったい、どこに置いているのかということ。
高い知性、ずば抜けた見識、見通しの有効性、センス、並はずれた実行力牽引力…。
このような人物、そうそう、いるものではありません。
だからこそ、部下や周囲の人たちの誠実なサポートが必要になります。
これは論理として申し上げられるようなことではないのですが
私の薄々の実感です。
下劣なリビドー的なるものは大多数の人に分かり易く共感され易い面を持ち合わせますから、なるほど時として多くの人心を引き付け、強烈な力を発揮することが珍しくもなく見受けられます。実際、民間企業が売り出す商品やサービスは、往々こうした欲求に沿ったもの沿おうとしたです。
しかし、下劣なリビドー的なるものから離れ、より高い見地、極めて高い位置から判断されることには、ときとして、目に見えないものの力が守護しているかのような働きが感じられることもあるのです。
それは、いっときは、低劣下劣愚劣なるものに散々に打ち負かされるように見えても、それ自体すら包括して、なるべき方向へとなっていかせるような力です。
「天網恢恢 疎にして漏らさず」とでも言うのでしょうか(笑)時間がかかり過ぎるのが残念ですが。。。
>入社した時の若い頃は気が長かったんですが、最近は私も気が短くなったような…って、なんだか愚痴っぽくなってしまいましたね;苦笑
板挟み世代のシンドさと言いますか、それだけ責任が重くなっているということでしょうね。
でも、ヤッキになって焦っても仕方ないです。ポッキリ折れてしまわないためには柔軟に処していくことも必要だと思います。
人の集まるところ、人間性の根幹についての考察は、どうしても無視できないものだと思います。
今回の御質問、たいへん深い問題提起であると思われました。
心底に保ち続けながら歩いて行くということになりましょうか。
暑さのさなかですから、気分転換を大事になさってくださいね。
この回答への補足
【No,2】
>私の薄々の実感です。
>下劣なリビドー的なるものは大多数の人に分かり易く共感され易い面を持ち合わせますから、なるほど時として多くの人心を引き付け、強烈な力を発揮することが珍しくもなく見受けられます。実際、民間企業が売り出す商品やサービスは、往々こうした欲求に沿ったもの沿おうとしたです。
>しかし、下劣なリビドー的なるものから離れ、より高い見地、極めて高い位置から判断されることには、ときとして、目に見えないものの力が守護しているかのような働きが感じられることもあるのです。
それは、いっときは、低劣下劣愚劣なるものに散々に打ち負かされるように見えても、それ自体すら包括して、なるべき方向へとなっていかせるような力です。
>「天網恢恢 疎にして漏らさず」とでも言うのでしょうか(笑)時間がかかり過ぎるのが残念ですが。。。
このような事あるのでしょうか。。。
もし、あるのであれば是非ともすがりたい思いです…。
組織運営に関わってから早10年…。
幹部からは疎まられ、社長からは「何をやっている!!」と言われる昨今。
社内のクレームや揉め事などを任されたりと、正直部署を「何か勘違いしてないか?」と思う今日この頃です…。
私も入社当時は社の改善に尽力を尽くそうと、プライベートでもハウツー本やらビジネス本やらを読み漁りましたが、正直、相手の「根本から変えないとダメ」と分かり、諦めました。
「本人に変わる意思なければ無理」です。
気づかせるには体制そのものから変えねばならんのですが、体制を変えるには幹部や社長を説得せねばならないというこの矛盾。
>ポッキリ折れてしまわないためには柔軟に処していくことも必要だと思います
最近は柔軟と妥協はどう違うのかと思う今日この頃です…(ポッキリ折れとるかもしれません…)。
>暑さのさなかですから、気分転換を大事になさってくださいね
お心遣い感謝致します。
コンクリートジャングルに囲まれ、灰色の天井を見上げながら人間のドロドロしたものを見てるとノイローゼにもなろうってもんです。
最近は我慢が出来なくなり、御祖父様の>もう、それはそれは気の短い、気性の激しい人だったそうです
と、同じではありませんが歳はとりたくないな~と感じる今日この頃です(苦笑)
【No,1】
結局のところ、組織が大きくなればなる程、構造は複雑になり細やかな対応が出来なくなります。
そのうえ、トップの責任も飛躍的に重大なものとなりますので、当然保守的にならざるをえません。
しかし、仰るとおり「挑戦」を忘れた組織はやがて後から追い上げてくる根本から改良された新しい組織に駆逐されます。
つまり、企業とはたえず発展と改良を施さなければなりません。
ところがですね、結局よい人間の所にはよい人間が集まり、ダメな人間の所にはダメな人間が集まります。
人間は自分より上の者の所に集まり、自分には己と同じかそれ以下の者が集まる、という習性がありますので当然そのような結果になります。
立ち上げた当初のメンバーならまだしも(これでさえ、時代についていけなくなり様々な弊害が出ています)、最近問題となっている3代4代目問題…。
叩き上げといえど大きな視野と企業的展望や野心を持っている人間は少ない…。
幹部が皆良質揃いでかつ「社長を越える可能性を秘めてる」人間なら問題ありません。
しかし、そうではないと企業はどんどん劣化していきますし、逆に「社長以上の存在」となると不満が貯まる事も多く、離反や反逆となる場合も御座います。
それに社長自身の部下への「不審・恐怖」にも繋がります。
部下に自由にやらせるにしても、「暴走」する場合もあり必ずしもいい結果に繋がるとは限りません。
>高い知性、ずば抜けた見識、見通しの有効性、センス、並はずれた実行力牽引力…。
>このような人物、そうそう、いるものではありません。
全くですなぁ…。
>だからこそ、部下や周囲の人たちの誠実なサポートが必要になります。
そうなのですが、これがいっこうにうまくいかない…orz
また長くなったので一旦切ります…;
No.4
- 回答日時:
御丁寧な補足とお礼をいただきました。
微力ながら、もう一度お付き合いさせていただきましょう。>リーダーが実力があればそこそこ人は付いていきますが、そのリーダーが人間的に秀でているかはまた別問題だったりします。
しかも、会社などに代表されるように、社長が立ち上げに関わっていた場合は思い入れもありますが、そうではないと果たして何によて社長たりうるのか?
かといって、親族の世襲制ではやはり腐敗します。
まさに、そうですよねぇ。もっと言えば、実力というのも、何を「実力」と見做すかという点で、もうすでに各人で見解の違いがあったりします。
以前に勤務先(日本人なら知らない人はいないだろうというほどの大企業です)の会長(こんにちのような経営体制になってからは2代目にあたります)経由で聞いた話だったかと記憶していますが
別の、さる大手有名企業の2代目社長に就任するにあたり、現社長を務めていらっしゃる御当人の談話です。
その父君にあたる現会長が、社長就任を目前に控えた御子息を前に、非常に苦々しい渋面を露わにされたのだそうです。その理由といいますのが
「自分は大変な苦難のなか血の滲む思いで企業を立ち上げ、これを、こんにちのような大企業へと育て上げた。それをいま、息子であるお前に譲り渡すわけだが、おれは、お前が果たして会社を維持していけるのか、よもや潰してしまうようなことにはならないか、考え出すと夜も眠れんのだ。
お前は、おれの後継者だが、おれは、お前を信用などしていないぞ。もしも万一、会社がダメになるようなことがあったら…!
おれにとっては、お前などよりも会社こそが可愛い息子なんだ!!」
こんなふうなことを絞り出すようにおっしゃったと言うのです。
私も直属の上司から何かの折に「うちの会長はね、とても孤独なの。孤独と戦ってらっしゃる」と聞かされたことがあります。なんでも禅の修業に励まれているとかでした。
そういえば「人の高みに登った者は孤独の罰を受ける」というコトバがありましたっけ。
俗に「三代目にして潰れる」とも言うようですが、ぬるま湯に浸かったような苦労知らずの金持ち坊っちゃん育ちではね、ということでしょうか。
>>大局的な判断
>確実有効な見通し
これが難しいんですよね…。
本人にはおろか、周囲の人に理解されません。
これもそうですねぇ。
結局、知的能力、理解力の差ということになるのでしょうか。とは言え、学校のお勉強が、よくできたから、学歴が高いからといって、真に優秀かどうか、甚だ怪しいものだと、私などは最近つくづく思っています。
知能の優秀な人どうしの間ですら何が「大局的」で、どれが「確実有効」なのかということについて見解が分かれ、自分の考えこそが、ふさわしいはずだ、どうしてアイツらには、それが分からないのか、アタマの悪いバカなやつらだ、というような憤りが起きてくると、それが争いになり、自分の主張するところを実施させるため、まずは、あの手この手の生き残り策を講じ、数を頼み、それが派閥の勢力争いにも繋がってくるのでしょうか。
そこへさして「難しいことは抜きに、とにかく勢いのあるほうへ付く」とか「どさくさ紛れに、自分の利益を図らせてもらおう」だの、まあ、いろんな動機の者がウヨウヨと寄り付いたり離れたりを繰り返すわけですね。人間社会の縮図です。
>どうやったらこういうのを「阻止・防止」できるんでしょうね…?
>>リーダーを据えるならば、最終的な全責任を、その者に仮借なく徹底的に負わせきることです
>ただですね、問題は「リーダーにも限界がある」という事です。
各々も社員は社員で責任を持たねばなりません。
しかし、上も下も回避しがちです。。。
>組織的に何とかせねばなりません。
私が「リーダーを据えるならば、最終的な全責任を、その者に仮借なく徹底的に負わせきるべし」と申し上げましたのは、いかな卓抜したリーダーシップをとれる者でも、やはり自分の身は可愛いはずだからなんです。
徹底的に最終責任が我が身の肩にかかっていると自覚すれば、その下々に対する采配には自ずと有無を言わせぬ気迫が漲ります。
どんな結果が出ようと、そのことが直接、自分の身に及ぼす影響は薄いと思えば、ふつうは無責任になるものです。
それと、過酷な責を負っている者の足もとで働く人間は、自分など及びもつかない重責を担っている者を前にして、その者から申し渡された業務をいい加減にあしらえるものでしょうか?
なお、参考URLでも挙っていたと思いますが、「モチベーション」ということ。
いわゆる「ムードメーカー」というタイプがあるようですが、これは或る面で大いに役に立つかもしれませんが、単なるムード盛り上げのみで、見識がないようでは、かえって困ります。
これは、大局的視野と判断力を持つリーダーが見極めた目的というものを理解し従うという意志を持った下々や周囲の者たちが、繰り返し確認しなければならないことなんです。
これを他所事のように感じ怠るようになると、企業なり組織体なりの崩壊が始まるということではないでしょうか。大企業や大規模組織ほど、下部レベルからの崩壊が、じわじわ始まり易いようですね。
昔の日本における武士の忠義精神などは、主君と言えども判断力に問題ありとみた場合には、側近が、それなりの対応、ときには厳しい措置をとったといいますし、我々の時代でも、自分が仰いでいる立場の人が、公のため血と汗を流すような働きをしているのを見て、素知らぬ顔をしていられるものでしょうか。していられる者は去るべきなんです。志を同じゅうしていないわけですから。
果たして、いまの時代、何が不足しているのでしょうねぇ。。。
本当に困難な問題です。
この回答への補足
【No,2】
>最終的な全責任を、その者に仮借なく徹底的に負わせきるべし
問題は「それ故」考えが保守的になったり(保守そのものは悪くないんですが)、逆に無理に拡大をして撤退が遅れたり…。
それゆえの幹部(補佐)のはずなんですが、これも上手くいかない…orz
幹部は幹部でトップとの軋轢で不満と不審を持ち始め、トップはトップで自信と信頼を失い始める…。
一時は私もどうやったらこの問題を整備できるのか頭を抱え、一時ノイローゼと吐きそうになり、部署変えを申し出た事があります。
私は「コミニケーション」が大事だと思うのですが、問題はこれにも「限界がある」ということですよね。
最終的に部署変えや何らかの強制的な「処置」を施さなければならないのですが、当然これが上手く行かない…。
何か言えば「人事部がしゃしゃり出てきやがって!!」と言われたり…。
相手が幹部や社長だとなお更です…。
一体何の為の人事部か分からなくなります…はぁ。
>志を同じゅうしていないわけですから
そう思います…。
ですが、行き過ぎると「Yesマン」だらけになり腐敗の原因となります。
…もう、仰るとおり本当に難しいですよね…。
ありがとう御座います。
度々の御回答感謝致します。
(そういえば、入社した時の若い頃は気が長かったんですが、最近は私も気が短くなったような…って、なんだか愚痴っぽくなってしまいましたね;苦笑)
【No,1】
仕事の関係でお礼が遅くなりました。
まさか2度も御回答頂けるとは思わず;
>実力というのも、何を「実力」と見做すかという点で、もうすでに各人で見解の違いがあったりします
全くです。
人間的経営手腕と経済的経営手腕は別である…、と推察します。
例えば、会社が傾きそうになったらリストラをすればいいわけです。
縮小費用もかからず、人件費も削減できて一石二鳥です。
しかし、社内での士気高揚などが変わってきます。
むろん、「リストラされたくないから頑張る」というのもあるでしょう。
しかし、それはあくまで「個人的問題に集約」され、「社の発展」や「他者に対する配慮」は違ってくるでしょう…(今まで以上に昨日の味方が敵となるわけですから)
>学歴が高いからといって、真に優秀かどうか、甚だ怪しいものだ
低学歴‘より’高学歴の方が優秀、というのは確かにあります。
ただ、仰るとおり「真に優秀」であるかはまた別問題なんですよね。
結局、そうなると全員「機械的に」扱った方が楽となるんですよね…。
でもそうなると、今度は「個人の欲求を会社の指針」にすげ替える幹部が出てきてですね…本当に頭が痛いです…orz
お礼が入りきらないので2つに別けます;
No.1
- 回答日時:
今の時期、引き際がきちんとした、リ-ダ-が要ると思いますが。
ロシアでも、院政??疑惑。
某国は、族議員。
利害で、どうにもなりません。
ナポレオンなど、改革の時は、トッパする人はいるのでしょうか?
>今の時期、引き際がきちんとしたリ-ダ-が要ると思いますが
確かに仰る通りですね。
(ただし、引き際が多いのは単に今の日本経済(産業)が疲弊してるからともいえますが…。)
まぁ、どちらにしろ引き際だけじゃなく、拡大期も見抜かなければなりませんので同じ事なんですけどね…。
むしろ、その要因を巡って円滑なコミニケーションができない…。
結局、政治も会社も同じです。。。とほほ
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