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このカテゴリのいくつかの質問を拝見させていただきましたが
馬は臆病な動物で、すぐそばで発砲音など大きな音を立てると驚いて混乱して収拾がつかなくなるから鉄砲は無理だという意見を多数見たのですが
戦場ではほら貝や鏑矢など戦闘開始の合図の音、大砲(大筒)や足軽の鉄砲の発砲音などさまざまな爆音などが鳴り響きますけど
それでも驚かないで、馬の耳元の火縄銃の音には驚くのですか?

A 回答 (7件)

馬が鉄砲の音に慣れる、というのは事実です。

これは西部劇などを見れば明らかでしょう。が、日本の戦国時代の騎馬鉄砲隊、などは絵空事だと思って良いです。要するに講談本のタネです。

理由はいくつかあります。

第一は、騎馬隊という兵科が分離していないこと。
この時期に分離していた兵科は主計隊と輜重隊(後方からの物資輸送隊)だけで、後は例えば伊達政宗の配下片桐の配下某の配下某の・・・の配下某某とその家来、という形が普通で、この下に家の子・足軽がつきます。
つまり、騎馬隊だけで戦闘することは、今でいえば士官だけで戦闘する様な物ですから、余程でなければあり得ません。なので、騎馬隊の周りには常に歩兵がいるわけです。
退却中を除けば、おそらく例外は源義経の鵯越や武田の荷駄隊奇襲作戦くらいの物でしょう。


第二は技術的な問題です。
通常の鉄砲は馬上で撃つには反動が大きすぎ、小型化せざるを得ませんでした。そのための馬上筒と呼ばれる物が現存しています。当然に飛距離も威力も減ります。弓と大した違いは無いでしょう。
ということであれば、さしてメリットもないので使う必要が余りに少なく、また馬に乗るとその分だけ的が大きくなりますから士官の被害も大きくなってしまうというデメリットがあります。

実際問題、日露戦争の時ですが、秋山好古という指揮官が騎馬隊を率いていたとき遭遇戦になり、全員下馬して戦って完勝した、という故事もあります。

この回答への補足

ありがとうございます
確かに小型化してしまえば威力が減ってしまって効果はなさそうですね。
そこは歩兵には勝てないってことなんですね。

補足日時:2008/08/06 08:15
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 伊達の鉄砲騎馬隊はよく知られていますね。

実際に指揮したのは、家臣の片倉小十郎重綱(後の重長)です。大坂夏の陣では後藤又兵衛基次を討ち取っています。

http://homepage2.nifty.com/inutomononohu/newpage …

 ただし、実戦で用いられたのはこのときだけで、その後は編成されてはいないようです。

 これはあくまでも日本での話ですが、ヨーロッパでは結構昔からそのような部隊は編成されていたようです。日本と違って連射式の銃が早くから発明されていましたし、アメリカなどでは馬が重要な移動手段でもありましたから、馬上から射撃することはそれほど珍しくはなかったように思われます。
 実際、西武劇でも馬の上で銃を撃っているシーンはよく見ます。

この回答への補足

ありがとうございます
伊達政宗がやっていたのですね。

補足日時:2008/08/06 00:38
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戦国時代では鉄砲の弾ごめの仕方は、テレビや映画などで見ると、両足で鉄砲の台尻を挟んで、長い棒状のもので弾を押し込んでいます。


この方法でしか弾ごめができないとすれば馬の背中でそれをやるのは姿勢的に無理だと思いました。あるいは敵の足軽鉄砲隊や弓隊の格好の餌食になってしまうのではないでしょうか?

この回答への補足

ありがとうございます。
確かに、鉄砲や弓矢の餌食になってしまいそうですね。

補足日時:2008/08/06 00:37
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馬は臆病な動物であると同時に知能の高い動物でもあります。


訓練すれば人の思い通りに乗りこなせる事からも解ると思います。
特に軍馬となれば戦場に出る事を前提に訓練を施されている訳ですから、
ほら貝や鏑矢、大筒や鉄砲の音で驚いていては使い物になりません。

日本においては、政宗で有名な伊達家が鉄騎兵を編成しましたが、
これは軍馬に特殊な訓練を施した訳ではなく、
軍馬に乗る軍人に馬の背の上という特殊条件でも鉄砲を扱えるような特殊な訓練を施した結果です。

この回答への補足

ありがとうございます
伊達政宗は騎馬の鉄砲隊があったのですか
それも馬の訓練ではなく兵士の訓練だけで実現していたとは驚きです。

やっぱり、鉄砲は弓と比べて連射が利かないことと銃弾補填に時間がかかって
馬上だと厳しいから盛んではなかったのでしょうね。

補足日時:2008/08/02 11:37
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先週、ドイツで農民戦争(1525年)についての野外演劇を見に行った折に、馬が20頭近く出て来ました。

(年に6日間だけの講演でほとんどが地元の市民)
その中で特に私が驚いたことが、一人の悪役が突然銃を発砲したのに、観衆は驚いたものの悪役の乗ってきた馬は平然としていたことです。隣に居た長年趣味で乗馬をしている友人に、何で馬が驚かないのか訪ねたところ、調教の仕方でスタントの馬などは驚かなくなるのだろうと言っていました。
銃の音だけではなくその時は雷もひどく鳴っていてそれでも馬車馬などの馬も驚きませんでした。
http://www.florian-geyer-spiele.de/

乗馬法に馬で敵を威嚇するカプリオレ(Capriole, Kapriole)というのがあって、特に軍馬に仕込まれました。ドイツでは第二次世界大戦まで軍馬は使われました。
http://de.wikipedia.org/wiki/Bild:KochCaprioleBW …

「Waterloo 1815」をユーチューブで検索すると軍馬が出てきます。ただ、馬上からは銃を撃っては入ませんが…。「Dances With Wolves」は銃を持って乗馬するシーンが出てきます。

また、私の住む街には時々元スペインの野生の狼を犬のように連れているホームレスの人が居ます。その狼のせいでアパートが借りらず、公共の宿泊施設にも泊まらせてもらえないそうです。先日は人通りの多いデパートの前でその狼が飼い主不在でもおとなしく座っていました。知能の高い動物は調教次第でどうにでも仕込めると思います。

ヨーロッパの中世では銃が出てきたことで、騎士は居なくなります。中世最後の騎士はハプスブルクのマキシミリアン一世。
銃が出てきたことでそれまでの重たい鎧は役に立たなくなり、馬も頑丈でがっしりした馬から、足の速い馬に変わって行きます。

私の知っているのはヨーロッパの馬で日本についてはまた違うかもしれません。

この回答への補足

ありがとうございます
やろうと思えばできるんですね。

補足日時:2008/08/02 11:36
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馬が驚く以前に当然敵側も飛び道具を持っている筈ですから、騎馬(騎兵隊)は格好の的になってしまいます。


段々と廃れて行ったのは消耗戦となってしまったからでしょう。

普通馬は爆音に驚きますが訓練すれば慣れてきます。
これは耳元でも同じです。
http://ja.wikipedia.org/wiki/竜騎兵

この回答への補足

ありがとうございます
敵も鉄砲や弓を持っているはずですから馬に乗っていれば当然、命中確率が上がって狙われやすくなるというのはそのとおりですね。
でも弓騎馬(流鏑馬)同士とか騎馬鉄砲同士なら互角ではないのですか?
騎馬は槍や刀など刀剣類と、使者が連絡系統に使うぐらいしか使えないのですか?

補足日時:2008/08/02 11:32
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すごくおおまかな単純な例えを示します。


例えば、あなたから遠くで友人に「ワッ!」と大声で
叫ばれるのと、あなたの耳元で「ワッ!」と大声で叫ばれるのでは
どちらが驚くかわかりますよね。
やはり遠くで鳴った音と、自身の耳元で鳴った音では違いますよ。

この回答への補足

ありがとうございます
確かにそうですね、でも大砲なら遠くでも爆音がしますし
鉄砲なら近くでも大砲と変わらないぐらいしか音はしないですよ。

補足日時:2008/08/02 11:31
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