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最後まで読んだけど意味が分かりませんでした。
いきなり虫になってその謎が明かされないまま終わって結局何がいいたいんでしょうね?

A 回答 (4件)

 人間が「頭がいい」とされる要素にはいろいろあります。

「記憶力」「計算力」「直感力」等々、その中で文学を味わうために最も重要なのは「想像力」だと思います。
 人間が朝いきなり虫になっていたという「不条理」をキーワードに、もしも自分が当事者であったらその後どのような「不条理」な状況が展開されていくのかを想像しながら読み進めてみましょう。
 虫への変身という不条理が、家族愛の不確かさの不条理などと帰納的に係わり合い、人間存在そのものの不条理さがそこに現れるとしましょう。またそれを結論にとどまらせず、さらに演繹的に不条理の意味付けを試みたらどうですか。
 文学はエンターテイメントの小説とちがって、「想像力」をもとに判断をくだす(自分なりの結論を導き出す)ためのテキストであるとも言えるのではないでしょうか。
 筒井康隆氏曰く「文学を読むためにはそれ相応の訓練が必要だ。」
 「変身」はその訓練のための格好の入門書であると思います。
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カフカは家族の中にあってさえ、それくらい疎外感を抱えて生きていたということです。

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ものの分かった人に言わせると「人間存在の不条理さ」に対する問題提起だそうですが、私は学生時代にあれを読んで凄いブラックユーモアだなぁ、なんて思いました。

漫画によくありますよね、ああいう荒唐無稽なストーリーって、結構面白く読みました。哲学科に在籍していましたが・・・(^^ゞ
#1さんのような読み方もありだと思いますし、いろいろな読み方が出来るというところが、あの小説の凄いところではないでしょうか。
まず、あなたがどう感じるか自分勝手に想像してみてください。自分がある朝突然ムシになっていたら、どう思いますか?
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私は


「虫」になったと言うのは暗喩であって主人公は精神的、または身体的事情によって家族のお荷物になったのだと読みました。主人公が「虫」になったと言うのもショッキングですが、それまでは仲良く暮らしていたはずの家族が主人公を疎み出し、主人公の死によって解放を感じる様子が悲しかったですね。
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