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 今度設備容量約5000kVAの施設の受電用変流器を更新することになりました。
 ただ、これくらいの規模だと、どこの資料にも変流比の決め方が載っていないのでわかりません。
 選定方法が載っている資料等がございましたら教えていただけるとありがたいです。
 よろしくお願いいたします。

A 回答 (1件)

6.6KV 受電設備との仮定で説明します。


変流器(CT)の役目は、
  * 現在の負荷管理(電流値の把握)
  * 異常時の検出(異常電流発生時の継電器動作)
 です。

* 現在の負荷管理(電流値の把握)から見た電流値
 備容量約5000kVAの施設ですから、定格電流は、約450Aですから、負荷管理上は、500/5Aで良いと思います。

* 異常時の検出に対する電流値
 この対応が少々複雑です。  
 
受電用CTは、異常電流(短絡電流)が発生した時、継電器を動作させるためですから (過負荷検出は一般的に無理ですので、過負荷検出は、別の方法をとります)

まず、受電地点の短絡電流値の把握が必要 (電力会社に問い合わせする)

普通変圧器の突入電流は、定格電流の12倍程度と言われていますので  450A * 12倍 = 5400A
直接投入の場合は、配電線短絡電流値が、5400A以上なければなりません。 これ以下の場合は、保護協調がとれませんので、べつの対策が必要です。
(遮断器を増やし、バンクごとに、入り切り出来る様にして、不足継電器を設置する。)

次に、使用継電器のタップ(瞬時設定)範囲に入れる様にCT比を選びます。

理論上は、上記で良いのですが、なかなか計算通りにはいきませんので、事前に、(先ほど説明のとおり)(遮断器を増やし、バンクごとに、入り切り出来る様にして、不足継電器を設置する。)方法をとります。

過負荷保護については、各バンク専用に遮断器または、LBSを設置し
過負荷保護に対応します。

次の工程として、竣工時に、停電、複電のシュミレーションを行いますす。

もう少し、具体的な説明が必要と思いますが、分かりにくくなりますので、考え方だけ述べました。

結構、難しいことと、経験が必要ですから、設定にあたっては、主任技術者と十分相談して決定する必要があります。


 
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この回答へのお礼

ありがとうございます。
保護協調も現在作成中で、四苦八苦してます。
主任技術者に怒鳴られながらもe_Chikamaさんのご意見参考にしてがんばります。

お礼日時:2008/08/25 09:06

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