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歴史小説などを読んでると武士の本名の後に藤原某とか付いている藤原って何を意味してるのでしょうか?
例えば
水野十郎左衛門成之藤原某
とか。
奥州藤原氏の血縁とかでしょうか?
ちなみに家の墓にも
藤原範久と最後に付いてます。
昔から気になっていたので誰か詳しい人教えてください。

A 回答 (5件)

藤原は「姓」です。


姓をつけるのは、おれは由緒があるぞ!というレベルでしょう、歴史小説で戦国期以降は。
血縁かどうかは不明です。自称なので、だいたいが。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%8B%E3%81%B0% …
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この回答への補足

ちなみに同じ藤原でも色々名前があるのは何でしょうかね?
家は藤原でも範久の系統だと言う由緒を付けたかったのですかね?

補足日時:2008/09/01 20:37
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この回答へのお礼

早速にありがとうございます。
姓とは随分昔の事でどんどんあやしくなってるのですね。
とても参考になりました。

お礼日時:2008/09/01 20:35

昔は「姓」(氏姓)と「名字」の区別がありました。

「氏」は先祖を同じくする(とされる)集団の呼称で、「姓」(かばね)は大王(天皇)から授けられた一族の呼称です。「氏」と「姓」は本来別物でした。藤原氏なら、「藤原」が「氏」、「朝臣」が「姓」でした。ただし、中世以降、「かばね」を省略することも多くなり、この場合なら「藤原」のことを「姓」と称するようになりました。この「氏姓」・「姓」は天皇から公認された公称です。

しかし、同じ「氏姓」の者が多いので、区別が必要になり、「名字」が生まれました。「名字」は地名や職掌などに由来するもので、公式のものではありませんでした。例えば、「北条」・「足利」などは名字で、彼らは公文書には、それぞれ「氏姓」である「平」・「源」と記しました。

ご質問の件は、本姓が藤原であることを称しているわけです。ただし、本当に藤原氏の末裔かどうかははっきりしません。かの有名な水野十郎左衛門でも、先祖はあやしいですから。まあ、自称の可能性もあります(徳川の「源」も自称に過ぎませんから)が、近世までは、あやしいにせよ、こうした本姓を名乗ったものなのです。

こうした本姓を名乗ることは明治維新後禁止され、今日の「名字」のみになりました。なお。この歴史的には「名字」であるものが法律では「氏」と表現されているので紛らわしいのですが。
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この回答へのお礼

分かりやすい説明文ありがとうございます。
徳川があやしいのは色々な本で読みましたが、水野十郎左衛門まであやしいとなると、当時相当数捏造していたと考えて問題無さそうですね。
大変参考になりました。
ありがとうございます。

お礼日時:2008/09/01 21:13

水野氏を調べてみたが


http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%BA%90%E9%87%8D% …
ここまでは、ある程度明確
で、とんで戦国期末に織田家や徳川家との関連で出てくる水野氏が出てくる。
だもんで、藤原氏を称したり、桓武平氏を称した入りしているらしい。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B0%B4%E9%87%8E% …
このへんの、平安末、つまり源平の争乱あたりまでと、戦国期末を うにゅーーーとつなげちゃうのは徳川といっしょですね。

先月 全集 日本の歴史 8 戦国の活力 という本を読んでいたら、
「出自が明解な大名は、佐竹、伊達、毛利、京極、島津くらいなもんだ」みたいなコトが書いてあった。
考えてみれば、江戸期の武士は尾張・三河の大拡散状態ですから、そんなもんなんでしょうね。
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この回答へのお礼

水野家は元々しっかりした家柄なのでしょうが年月がたつと子孫も増えてなげやりになるのですかね。よく分からん事になってますね。
成程武士なんてものは平安以降は素性なんてはっきりするわけないですよね。
色々ありがとうございます。

お礼日時:2008/09/01 22:35

補足します。

私は「藤原範久」という方がどの系統の藤原氏か知らないのですが。鎌足に始まり、不比等が継承した藤原氏には、いろいろな系統があります。南家・北家・式家・京家の四家が基本的な系統で、そのうち、北家が隆盛し、様々な家系に分かれます。ご先祖様のことを調べる方法は色々とあります。例えば、家紋は何ですか?

因みに、奥州藤原氏は、北家藤原氏の系統であることを自称していますが、実際には異なるようです。すなわち、「勝手に」藤原氏を名乗っている可能性があるのです。

このように先祖を探るのは難しいのです。因みに、私の父は、我が家が近江源氏佐々木家の末裔であるらしいと言っています。それならば、私は宇多天皇の子孫ということになるのですが、非常にあやしいです。父の説を推定すると、多分次のようなものでしょう。我が名字は近江にあり、その同族に佐々木氏一族といわれる黒田氏がいる。我が家は江戸時代、その黒田家・福岡藩の家臣だった。まあ、この程度の根拠です。ところが、その佐々木氏は宇多源氏を自称していますが、実は違っているらしいので、前提から間違っているわけです。
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この回答へのお礼

藤原氏の中でも色々あってその中でもいい所を自称して名乗って行くようだと、今現在に残る藤原の系統とはいかにもいい加減なものと分かりますね。
家紋は覚えていませんが、今度確認して調べてみます。
姓が藤原という事は、話のネタとして楽しむ程度にしておきます。
詳細な説明ありがとうございました。

お礼日時:2008/09/04 20:41

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