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例えば「織田信長」の正式名称は「平」、「伊達政宗」は「藤原正宗(ふじわらのまさむね)」。想像すると 自分の遠い祖先は、源、平、藤原氏のどれかであるということを表していて、朝廷に名乗りを上げるとき、この名をつかうのかしら?「源」「平」「藤原」が正式名称なのなら、「織田」や「伊達」の方は何なんでしょう?
誰か混乱している私に教えてください。

A 回答 (3件)

何度か同じ質問が、周期的にでているのですが・・・



平、源、藤原、橘、菅原、豊臣といったものは「姓」です。
姓とは天皇から賜るものです。
対して、織田、羽柴、伊達、浅井、朝倉といったものは、「苗字」です。こちらは自分で勝手に名乗るもの。

公文書や書状、また名乗りなどは姓を使います。これは当時の慣例ですね。あくまで自分の血統を示すものです。
徳川ならば、源の後裔としていたので、姓は源となります。
ただし、実際につながっているかはわかりません(徳川の場合は99%捏造)。

戦国期には多くの家系が姓をもっているのですが、この理由は、改竄があるからです。
1つ目は後裔を名乗っている家の独自改竄。
当時家系図といっても、あちこちに散逸している一族の家系図をすべてまとめてはいません。そういうわけで「自分たちのさかのぼれる先祖を、ここにくっつけてしまおう」というのが横行しました。
なお、架空の人物が家系図に入っているわけではないため、どこがどう改竄されたのかがわからないのです(そもそも改竄した家、つまり勝手に名乗っている家は、それより前の記録がない)。
2つ目は、実際にその姓をもつ家が売り渡したもの。当時は平安期の貴族は多くが没落して零細となっており、戸籍を売ってお金にしていた家もあったようです。もちろんこっちもどういう具合に改竄されたのかはわかりません。

姓と苗字の使い分けは、外着と普段着とでも考えていただけるとわかりやすいとは思います・・・
名乗りや書状、公文書では姓を使います(いわゆる他家とか、そういった、外に対するものですね。もしくは公のもの)。逆に普段は苗字を使うほうが一般であったと考えられます。

参考URL:http://ja.wikipedia.org/wiki/本姓
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この回答へのお礼

「名字」「名称」で調べてたのでいつまでもつかめないでいました。
検索もできないでいました。
ありがとうございました。
納得です。ついでに調べていって、大和大権時代の氏制度まで納得できました。

お礼日時:2006/06/21 14:59

No.1の方が「とってもわかりやすい説明」をされてますね。


補足するなら、あなたのおっしゃる「正式名称」が「姓(かばね)」、織田や伊達と言った方が「苗字(名字)」となります。

姓は朝廷より賜るものですから、朝廷に名乗るときには当然「姓で名乗らないと通じない」という事になりますね。
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この回答へのお礼

姓と名字(苗字)
わかりやすくありがとうございました

お礼日時:2006/06/21 15:18

本来は源平藤橘などの姓が正しいのですが、同じ源氏でもすべて源では区別がつかないので、新田の源氏、足利の源氏と言うように新田、足利のという地名で区別していたのがいつの頃からか、それを姓に使うようになったのです。

しかし戦国時代にはそれらの名族は下克上の中で殆どが絶滅し、新しく地元の豪族が勢力を伸ばして来たのですが、彼等は自分の一族に箔をつけるために系図を偽造し、自分達が名門の出てあることを誇示したのです。ですから徳川が源氏であるかどうか、織田が平氏なのかどうかは甚だ疑わしいのです。姓というのは現在のように正確な戸籍があったわけではないので、自分で名乗ればそれが姓だと認められていたのです。

この回答への補足

済みません間違えました。「朝廷が秀吉に「豊臣」を贈ったのは間違いないから、家康や信長にくらべると、 百姓出身でありながら秀吉の姓は正真正銘というのは、 皮肉ですね。」

補足日時:2006/06/21 15:14
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この回答へのお礼

ありがとうございます。すると、朝廷が秀吉に「豊臣」を贈ったのは間違いから、百姓出身ででありながら秀吉は、家康や信長にくらべると 正真正銘というのは、 皮肉ですね。

お礼日時:2006/06/21 15:11

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