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アンテナにを学び始めのですが、VSWRのイメージがなかなかつきません。
今考えているイメージとして、送信部から受信部にあたりその反射した波形(共振などしたもの)が元の送信した波形とどれだけ違うかを表した比なのではないかとイメージしています。そのようなイメージいいのでしょうか?

またアンテナを作る際VSWRが2だといいのはなぜなのでしょうか?

A 回答 (2件)

当たらずとも遠からずですね。

質問者さんのイメージは、VSWRというより反射係数に近いです。両者は相互に換算できますので、密接な関係にあるのですが意味合いが少々違います。

定在波ってわかりますか?
解説しているサイトが沢山あると思うので、まずイメージを掴んでください。
同じ周波数の進行波と反射波が同時に存在するとき、あたかもそこに留まって進みも戻りもしないような波が観測されます。高校の物理でバネを使った実験を行ったりしますが。
VSWRというのは、定在波の出来具合を表す指標です。

で、この定在波というのは反射波が無ければ発生しません。反射波が無いということは、送信電力が全てアンテナから放射されるという理想的な場合。この状態のVSWRは1です。
進行波と反射波の大きさが等しい場合、つまりアンテナから全く電波が放射されずに返ってきてしまう状態です。この時はVSWRは∞。
よく使うのが、電圧で半分(電力で1/√2)反射してしまうとき。この時はVSWRは3です。
通常、3を超えたら使い物にならないという感じがします。2だと悪くは無い。1.5くらいだとまあまあで、1.2くらいだとOKかなという感じです。

ただし、注意しないといけないことがあります。
VSWRが低いからといって放射効率の高い良いアンテナとは限らないということです。
VSWRを下げるだけなら、ケーブルの先にダミーロードを付ければ簡単に下がりますよね。でも、電波は出ますか?
ケーブルとアンテナの間にアッテネータ(減衰器)を入れればVSWRは下がります。でも、感度は悪いし電波も飛びません。
意図的でなくても、例えばケーブルが劣化していてこういう状態になったりします。
面白い世界なので、是非自分で作って測って、遊んでくださいね。
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この回答へのお礼

大変分かりやすい説明ありがとうございます。
もっと知識をつけて研究をしてみたくなりました。

お礼日時:2008/09/06 15:12

VSWRが2以下だと反射が小さく、反射が小さいと放射される電力が大きくなるからです。

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この回答へのお礼

イメージがつかめました。ありがとうございます。

お礼日時:2008/09/06 15:14

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