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友人の外国人女性が最近言ってたことです。その女性は日本の芸者になることに、まあ多少興味があるそうです。どうしてもなりたいというわけではありません。

「日本人でなくても、芸者で就労ビザは取れるのでしょうか?取れないとしたら、なぜでしょう?日本では芸者の数が減っているそうですが、それなら外国人芸者にもビザを発給して、芸者文化を守ればいいのに」

ビザの問題はここでは分からないかもしれませんが。現実問題、外国人の芸者ってどうでしょう?やはり日本人のお客さんには受けないでしょうか?ここでいう「外国人」が欧米人でも、アジア人でも、いろいろな意見を聞いてみたいです。

友人の女性というのは欧米人です。私自身、そういう視点で考えたことがありませんでした。

A 回答 (5件)

>日本人でなくても、芸者で就労ビザは取れるのでしょうか?



逆説的に見ると、「日本人は芸者で就労ビザは取れる」と読み取れますが、日本人は日本での就労に際し、在留資格は必要ありません(笑)。
前半を少し削って考えますね。

>芸者で就労ビザは取れるのでしょうか?取れないとしたら、なぜでしょう?

恐らく該当する在留資格は「興行」になります。フィリッピン・パブのダンサーに発給例が多かったのですが、実態は興行資格で接客という資格外かつ単純労働をしていた事例が多かったこと、また水商売での接客が人身売買として米国から強く指摘されたことから、取得は難しくなっています。
芸者は日本の芸ですし、その外国人には存在しない属性ですから、現実的には許可されないでしょう。日本の伝統芸という一点で考慮して収入を伴わないのであれば「文化活動」が該当しますが、生計その他が成り立ちません。

もし、許可されるとすれば、
・権威ある機関が何らかの技能認定を実施していて、それに合格している。
・芸者養成学校があり、そこを修了した。
・外国人であるが、出生時、もしくは幼い時から日本に在住し、日本の文化が染み付いている(でもこういう状態であれば、定住者か永住者の在留資格を得ている可能性が非常に高い)。
などの要素が無いと訴求点が無いでしょう。技能認定があるか養成学校があるか私は知りませんが、多分無いと思います。むしろ、日本人を含めて芸者文化が継続しない理由も、この辺りにあるのかもしれません。

>現実問題、外国人の芸者ってどうでしょう?やはり日本人のお客さんには受けないでしょうか?ここでいう「外国人」が欧米人でも、アジア人でも、いろいろな意見を聞いてみたいです。

外国人女将のように、面白いし話題になるんじゃないでしょうか。もちろん、欧米人のように見た目が異なる方が興味深いでしょう。芸者を含め、芸に生きる人は、そういった際物扱いされることも含めて、セールスポイントと考えるようでなければ一過性で終わります。

その点、アジア系は難しいかもしれません。ただでさえ芸妓を枕芸者と誤解している輩が多いことを考えると、芸事が上手くても下手でも客からは評価されにくいと思います。
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この回答へのお礼

回答ありがとうございました。実はwellowさんは、ビザ関係の回答で前から個人的に注目しておりました。今回、回答頂いて嬉しく思います。

お礼日時:2008/09/10 22:47

 おそらく芸者と芸妓を混同しているんでしょうね。


芸妓も芸者と呼ばれますが、
基本的には芸を売りにするのが芸妓です。
日本舞踊や長唄、三味線、一通りのたしなみは持っていなければいけません。
こういう芸事は一朝一夕に身に付くものではありません。
最近では、高校卒業して芸妓見習をして、というケースもありますが
習い事は6歳から始めて、というのが昔からの習いです。
風俗習慣の全く違う外国人が一から身につけようとすれば、その何倍も時間がかかるのではないでしょうか。
ダンサーとはわけが違うのです。
ただし、芸を売りにするのですから若さは必ずしも重要ではなく
年齢には関係なくお座敷を務めることができます。
でもそこまで外国人に辛抱できるかどうか。

 それとは違い、温泉芸者つまりコンパニオンだったら
コスプレ感覚でバイト気分でやっている女の子がほとんどのようです。
こちらだったら外国人でもできるでしょうし、実際にいると聞きました。
ただ、こちらはそれこそ体を売るのも同然のこともあるでしょう。
お友だちはこういう職業のことを頭に浮かべているのではないでしょうか。

この回答への補足

ここで〆ますが、皆様の回答は質問で話した友人には伝えておきます。ありがとうございました。

補足日時:2008/09/12 23:01
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この回答へのお礼

ためになる回答をありがとうございました。

お礼日時:2008/09/12 23:01

ビザについての説明が不十分な気がするので補足します、何度も申し訳ありません。


芸者としての修行を終え、充分な芸事、話術等のスキルを身につけた段階で、修行した「置屋(芸者さんを派遣する母体、おそらく会社形態になっていると思います)」と正式な雇用契約を結ぶことになると思います。
就労ビザが出るとしたら、この段階ではないでしょうか。
「修行中」の段階では、たとえ些少の「お給金」が出ていたとしても「就業ビザ」は下りないと思います。
その外人さんにものすごく熱意があって、その置屋さんが奔走してくれればなんとかなるかもしれませんが、
「ニホンジン足りないからガイジン働かせよう」というレベルの話では、ありません。残念ですが。

ただ、きちんと修行なさった(ここ重要)、日本語外国語に堪能な異国の芸者さんがもしもいたら、
それはもちろんステキでしょうねー。ひっぱりだこだと思いますよ。
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この回答へのお礼

大変詳しくお答え頂き、ありがとうございます。とても参考になりました。

お礼日時:2008/09/10 20:48

なぜ日本女性の中で芸者さんのなり手がないか考えてみますと、


芸者という職業が嫌というよりも、
・一人前になるまでの芸事の修行がたいへんそう
・日常生活からお行儀をうるさく言われそう
・おかみさんだの先輩芸者だの、口うるさいお客様だのとの人間関係がややこしそう
などがあるかと思います。
外国人なら目を回すでしょう。
あと、芸者はホステスと違い、一生続ける職業です。50代60代になっても芸者さんは芸者さんです。
そういう、普通とまったく違う人生に飛び込んでいくことへの躊躇もあるでしょう。

これらの「たいへんさ」は、外国人が芸者になろうとしたら、より大きくなると思いませんか?

また、芸者志望の若い子がいても、お店が望むレベルに達しなければ芸者にはなれないと思いますよ。
外国人なら、当然「使えない」確率も高いでしょうから、相当のお金をかけて育てるお店の側も、二の足を踏むでしょう。

本物の芸者さんは高級料亭で政治家や企業の重役の相手をしたりします。当然一般の日本人以上の社会常識や日本語力(笑)も必要かと思いますし、
「人手がないならガイジン使えばいい」ようなれレベルの話ではない事はご理解ください。

まあ、外国人男性が「歌舞伎役者になりたい」と言うよりは、ハードル低いかもしれません。現代日本語がわかればなんとかなるので。

もしかしたら、観光用に、少しレベル下げた「準、芸者さん」みたいのが今後できるかもしれません(今もあるかも)。
そういうのならなれるかもしれませんね。
ただそういう手軽な芸者さんなら日本人の女の子も喜んでなりそうですが(笑)。

こんなかんじでご理解いただけるでしょうかー?
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「まあ多少興味」程度の事ですね。


単にビザを取りたい一手段とも取れますね。
その欧米女性は、日本舞踊や鳴り物、三味線などができるのですか?
日本の文化全般に理解をしめしているのでしょうか?
数が減っているから、ビザを出してでも外国人に芸者になってほしいと思う花街がどこかにあるのならOKだと思いますが…。
そこまでして芸者文化を守る事もないでしょう。
伝統は自然淘汰されるものですから。
ただ浅草かどこかで欧米の女性が芸者に出ているという取材番組を見たことがあります。テレビの上とは言いながら、真面目な取り組みを窺い知れました。
もし彼女が芸事もできずに、ビザのためだけに考えているのなら、そんな安易なものではないので。京都では先ず無理。
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この回答へのお礼

率直な意見をありがとうございます。実際にビザのためだけに言っているかはわかりませんが、ともかくも質問に書いたようなことを「なぜ?」と思っているのだと思います。

>その欧米女性は、日本舞踊や鳴り物、三味線などができるのですか?

いえ、現在のところはまったく無理でしょう。

>日本の文化全般に理解をしめしているのでしょうか?

こちらも現在のところは全くダメだと思います。

お礼日時:2008/09/10 00:56

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